福祉交流会開催に向けて
領域を超えてつながろう!
みなさんは「福祉」と聞くとどんなイメージを抱きますか?
きっと福祉は「介護」といったイメージが根強いかと思います。しかし実は福祉は「人が生まれてから一生を終えるまで」と幅広い領域で私たちを取り巻いております。
福祉の世界で働く人や活動をする人たちは、数えきれない領域でそれぞれ役割を果たしております。
例えば年齢でみると、乳幼児~児童~青年・若者~大人・高齢者と、それぞれの時間軸の福祉・福祉サービスがあります。
また分野でみると、児童(家族家庭・病気・人間関係・学校など)・障がい(児童・身体・内部障がい・発達障がい・精神・知的・仕事・生きがいなど)、高齢(施設・通い・地域・仕事・趣味や生きがい)、その他医療や心、地域に関するものなどたくさんあります。
また困りごとでみると、家庭・お金・病気・人間関係・仕事・育児・健康・食事・住まい・生きがい・法律・人権・国籍などなどたくさんあります。
このように人は生きていく上で必ず福祉との接点があります。しかし福祉というものは見えづらいものでもあります。それこそ当事者やその関係者になってはじめて福祉の存在がみえることも多くあるのが現状です。
福祉の世界で働く人たちもさまざまでありますが、上記のようにたくさんの領域やサービスがあるため自分の抱えるところで精いっぱいになってしまいます。また忙しかったり、内に閉じこもったりすると、同じ福祉でも外の世界に壁を作ってしまうこともあります。
今の福祉の課題として「縦割り」といった問題があります。しかし近年では、複合的な生活課題(人や人々・地域が抱える困りごとは一つではない)に対応するため、「連携」というものがキーワードになっております。
私たちは「領域を超えたつながりの持つ力」がこれからの時代ますます重要になって来ることを予感します。
そこでまずは分野や領域を超えた交流会といったできることからはじめてみようと考えております。
弱いつながりがもつ力
みなさんはパットナムの孤独なボウリングってご存知でしょうか。
アメリカの話です。
あるボウリング場ではいつもある一人のおじいさんAが一人でボウリングをしておりました。
それを見ていたおじいさんBもいつも一人でボウリングをしておりました。
ある日、一方のおじいさんAがボウリング場に来なくなりました。
心配したもう一人のおじいさんBが尋ねると、どうやら病気になってしまい臓器移植が必要とのことでした。
そこでおじいさんBが「私の臓器を一個提供するよ」といって、おじいさんAは無事に回復をしたのです。
この二人は同じボウリング場に通っておりましたが、一緒にボウリングをしていたわけではありません。
このように「顔見知り程度の付き合いの方が、実はある時その人にとって強い影響を与えてくれることを弱い紐帯理論」と言います。
なので地域づくりにおいても、実は顔見知り程度のつきあいの人が多いほど幸せな地域であるといった話もあります。
私たちも「福祉」をキーワードにする人たちでゆるくつながることで、実はその人を支えてくれたり、ある時大きな影響を与えてくれることもあるのです。
どさんこ福祉交流会の案内
私たちはそんな理由からまずは交流会という新しい流れをつくりたいと考えております。みなさんそれぞれ職種の研修を受講された後の懇親会ってとても充実した経験はないでしょうか?
私たちは交流会を通じて得られるものとして
・分野領域を超えたつながりづくり
・情報や価値観を広げるきっかけ
・日々の仕事のエネルギーづくり
・相談できる人が増える
・気軽に人と話す機会がもてる
・社会人とつながりたい学生、(学生とつながりたい社会人)
・広域な北海道で今までつながることのできなかった人とつながる
といったたくさんのメリットがあると感じております。「福祉は人なり」という言葉があるように、まずは福祉に携わる人たちが元気であることも大切です。
最後に交流会開催案内を改めて紹介します。
日時:2021年6月26日(土)20時~22時
方法:オンラインZOOM方式
費用:無料
対象:①福祉に関わる方(分野・領域・経験問わず)、②福祉に興味のある方、③その他学生や道外からの参加も大歓迎!
内容:交流会(飲み物等持参自由)
申込先は下記になります。
交流会はオンライン方式とさせていただきます。これはたとえコロナが明けたとしても形式は崩さない方向でおります。
特に広域な北海道において札幌や主要市町村が中心になってしまう傾向がありました。しかしオンライン化によって道北や道東、道南の方、さらには道外の方ともゼロ距離でつながることができるようになりました。
また交流会なのでオンライン初心者の方も歓迎しております。zoom初心者の方もお気軽にご参加ください。
私たちは分野や業種、年齢や場所を超えて人と人とのつながりが持つ力を大切に、一歩一歩と小さな歩みを続けていきます。
この度はご覧いただきありがとうございました。みなさんのご参加を心よりお待ちしております。