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資産運用の基本
はじめまして、「ふくろう」と申します。
名前で何となく察していただけると思いますが、今年で28歳のギリギリオジサンになる人間が私です。
一般的な28歳は、会社で少し上のポジションに就任し、毎日激務の中で新卒の子達を指導するくらいの人が多いかなと想像しています。
私も「そんな人間になってバリバリ仕事を熟したい」と思っていましたが、どこで間違えたのか、会社員とは真逆の生活を送っています。
生活リズムは対して変わらないのですが、専業のトレーダーとして生活しているものですから、ほとんど外に出ません。
出る時は近所のコンビニか、ジムに行く時くらいで、その他の時間は基本的に家の中でゴロゴロしたり、チャートやデータを見ています。
非常に退屈な生活だと感じる人も多いですが、これはこれで良い部分がありまして、出退勤という概念が存在しません。
特に私は朝が非常に弱く、学生時代は遅刻常習犯だったので、出勤という概念が存在しないだけでもハッピーなのです。
そして、幸か不幸か、現在の世の中では会社員という安定した職業がドンドン不安定になってきています。
決して「会社員が悪い」という意図では無いのですが、会社が個人の人生や生涯を守り、一生面倒を見てくれることが無くなったと感じています。
給与という概念は非常に羨ましい部分もありますが、直近30年間で国内の平均給与が右肩下がりになっている事実も否めせん。
私は日々トレードして稼いでいますが、逆に給与という安定思考を捨てて、トレードにチャレンジする人も増えてきた印象です。
とは言っても、何ら薄っぺらい情報を鵜呑みにしたり、それっぽい内容を信じ込んで騙されている人も増えているので、少しでも多くの人が騙されないように、そして救えるように、Noteを始めた次第です。
初っ端から核心的なノウハウや考え方を展開しても、初心者の方々は「?」となってしまうので、基礎の基礎から発信していければ。と考えています。
ということで今回のテーマである「資産運用の基礎」に繋がるワケです、前置きって結構難しいですね。
あまりグダグダ話すと「はよ本題に入れや」と言われそうなので、サクサクっと進めます。
目次を挟んで、早速今回のテーマについてお話しします。
はじめに
一般的に現代社会の過ごし方は、毎日働いてお金を得て、生活をすることが基本となります。
中でも、働いたお金を貯金して将来に備える方もいらっしゃいますが、預貯金だけでは、なかなかお金は増えません。
なぜなら、インフレという物価上昇によって、お金の価値が目減りしてしまうからです。
例えば、100円で買えたものが、来年には105円になるかもしれませんし、預貯金の金利が低い場合、お金の価値は実質的に減ってしまうことになります。
そこで重要になるのが資産運用です。
資産運用とは、今あるお金を、将来のために増やすための活動です。
適切に資産運用を行うことで、インフレによる目減りを防ぎ、将来の目標(老後の生活資金、子供の教育資金、マイホームの購入など)を実現しやすくなります。
資産運用の基本原則
資産運用を始めるにあたって、いくつか知っておくべき基本原則があります。
1.リスクとリターンは表裏一体
資産運用において、「リスク」とは、運用によって得られる結果の不確実性のことです。
簡単に言うと、「資産が減ってしまう可能性」と「目標とするリターン(収益)が達成できない可能性」の両方を指します。
一般的に、高いリターンを期待できる運用には、高いリスクが伴いますが、逆にリスクを抑えた運用では、リターンも低くなる傾向があります。
2.分散投資でリスクを軽減
「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。
これは、投資先を一つに絞らず、複数の資産に分散することで、リスクを軽減できるという考え方です。
例えば、株式だけに投資するのではなく、株式、債券、不動産など、異なる値動きをする資産を組み合わせることで、全体のリスクを抑えることができます。
3.長期投資で複利効果を最大化
資産運用は、短期間で大きな利益を狙うギャンブルではありません。
時間を味方につけて、長期的な視点でじっくりと育てるものです。
「複利」とは、運用で得た利益を元本に加えて再投資することで、利益が利益を生み、雪だるま式に資産が増えていく効果のことです。
長期投資を行うことで、複利効果を最大限に活かし、安定的に資産を増やしていくことが期待できます。
ポートフォリオを構築する
「ポートフォリオ」とは、自分が保有している金融資産の一覧のことです。
資産運用の目標やリスク許容度に合わせて、どのような資産を、どのくらいの割合で保有するかを考えることが、ポートフォリオを構築するということです。
ポートフォリオは、一度作ったら終わりではありません。
経済状況や自身のライフステージの変化に合わせて、定期的に見直し、調整していくことが重要です。
資産運用の始め方
資産運用は、難しそうに感じるかもしれませんが、以下5つのステップで進めていくことで、誰でも始めることができます。
ステップ1:目標設定
まず、何のために資産運用をするのか、具体的な目標を立てましょう。
・マイホームを購入したい
・早期リタイアを実現したい
・子供の教育資金を貯めたい
・老後の生活資金を準備したい など
目標を明確にすることで、運用期間や目標金額、リスク許容度などが具体的に見えてきます。
ステップ2:現状把握
次に、現在の資産状況を把握しましょう。
・借金はあるか
・預貯金はいくらあるか
・収入と支出はどのくらいか など
現状を把握することで、運用に回せる資金がどのくらいあるのか、無理のない運用計画を立てるための基礎となります。
ステップ3:リスク許容度診断
「リスク許容度」とは、自分がどれくらいのリスクまで受け入れられるかということです。
リスク許容度は、年齢、収入、資産状況、投資経験、性格などによって異なります。
一般的に、年齢が若いほど運用期間が長いため、リスク許容度は高くなる傾向があります。
また、収入や資産が多いほど、多少の損失が出ても生活に影響が出にくいため、リスク許容度も高くなる傾向があります。
ステップ4:投資計画の策定
目標、現状、リスク許容度を踏まえ、具体的な投資計画を立てましょう。
・目標とする利回りはどのくらいか
・いつ、いくら投資するのか(積立投資、一括投資など)
・どの金融商品に投資するのか(株式、債券、投資信託、不動産など)
・それぞれの金融商品に、どのくらいの割合で投資するのか(ポートフォリオの構築)など
投資計画は、無理のない範囲で、長期的な視点で立てることが重要です。
ステップ5:実行と見直し
投資計画を実行に移し、定期的に運用状況を確認し、見直しを行いましょう。
ポートフォリオのバランスは適切か
目標としていた利回りを達成できているか
経済状況や自身のライフステージの変化に合わせて、見直す必要はないか など
定期的な見直しを行うことで、常に最適なポートフォリオを維持し、目標達成に向けて着実に進んでいくことができます。
代表的な金融商品
資産運用には、様々な金融商品があるので、今回は代表的なものをいくつか紹介します。
預貯金:
元本保証があり、リスクが非常に低い。ただし、金利が低く、インフレに弱い。
債券:
国や企業がお金を借りる際に発行する証券。株式よりもリスクが低いとされる。
株式:
企業が発行する証券。企業の業績によって株価が変動し、高いリターンが期待できる反面、リスクも高い。
投資信託:
複数の投資家から集めた資金を、専門家が分散投資する金融商品。少額から始められ、手軽に分散投資ができる。
不動産:
土地や建物など。現物資産であり、インフレに強いとされる。ただし、流動性が低い、管理に手間がかかるなどのデメリットもある。
上記以外にも、金などの有形商品や、私が専門としている仮想通貨も金融商品の一つだと言えます。
おわりに
資産運用は非常に難しいイメージを持たれますが、私は未来への投資だと考えて日々運用しています。
幸せはお金で買うことが出来ませんが、お金がないと不幸になることもまた事実だと考えているので、不幸になりたくない一心から、投資を行なっていると自覚しています。
資産運用は、将来の夢や目標を実現するための、賢明な手段ですし、基本原則を理解して計画的に進めていくことで、誰でも無理なく始めることができます。
最初から大きな金額を動かさなくても良いのです、最初は1万円、3万円くらいの金額からスタートしてみて、慣れてきたら大きなお金を動かすくらいが丁度良いと考えています。
まず第一にスタートしないと何事も始まらないので、少ない額からでも、資産運用の世界に触れてみてください。きっと将来が変わるはずです。
というワケで今回はこの辺で、またの機会にお会いしましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ふくろう。