本気で生きてみる

ここ最近　ずっと自分が逃げて来ていることにきちんと向き合うと決めた
それはお酒のない生活を 生きるということ
私の実家は父と祖父が仲が悪かった
そしてその風景にはいつもお酒があった
お酒を飲んでお互いの悪いところをののしり合う
その風景を見て育った私は　なぜ本当の親子なのにあんな風に言い合えるのか　不思議で仕方なかったし悲しくて仕方なかった
大人になった今なら分かるけど　お酒に頼らないと本音を言い合えなかった歪んだ親子関係だっただけなんだとも思う

そんなことは幼い私にはわかるはずもなく
お酒というものに対して悪いイメージしかなかった
家族がお酒を飲み始めるとそそくさと自分の部屋にこもり
喧嘩の声が聞こえないように自分の世界に引きこもった
私は絶対大人になったらお酒なんか飲まない
そう決めたはずだった

でも大人になった私は家系なのか　気が付くとやはりお酒を飲むことが当たり前の生活になっていた（まさか自分がと最初は思っていたがしょうがないよね　家系なんだもんと自分で自分をごまかし続けてきた）
結婚してからも飲まない日は数えるほどだった
本当は飲まないでいたい　と思う気持ちと　飲んでその場かぎりのあの気持ち良さを味わいたいという気持ちのはざまでいつも揺れ動いていた

でも本当は気づいていた
朝起きて、また飲んでしまったという後悔の気持ちがあるくらいなら
いっその事　お酒のない生活をしたいという想い
お酒から離れられたら自分の人生にきちんとコミットするという決意になり
そこから何かが変わるんじゃないかって
だとしたら　その先の未来を見てみたい
すぐにでも人生を変えたいって思っているんだから
今やるしかないって思った

私の幸せの邪魔をしているのがお酒であるのは間違いない

今日で禁酒２日目

お風呂に入っている時に初めて瞑想が出来た
同じ時間入っているはずなのに　今日のお風呂の時間は今まで生きてきた中で一番気持ち良かった

こんなに幸せな時間が一円もかけずに作れるなんて
私はなんて時間を人生を無駄にしてきたんだろうと本気で思った

とにかくこれから　私の本気の人生を生きてみようと思う