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探偵さんへ
noteのキャラを変更した。
この記事を書いた後、フォロワーさんが3人減った。
1回記事を書いただけで3人減るのだから、この調子で行けばあと14日後に俺のフォロワーさんはマイナスに突入するだろう。
しかし俺はいつでも冷静だ。
にわとりのときの俺と今の俺に違いはない。
中の人は同じだ。
文章の口調や内容を変えただけ。
書いている俺という人間に変わりはない。
俺の中の、今まであまり見せていなかった一面を見せただけ。
表現方法を変えただけ。
「こんなこと言ったら嫌われるかな」
「偉そうな口調で言わないほうがいいかな」
そういう制限をとっぱらった。
その結果、人が離れていくのはしょうがない。
むしろ、ちゃんと俺の記事を読んでくれて反応してくれたわけだから、ありがとうと言いたい。
俺の記事をちゃんと読んでくれてありがとう。
俺という人間とちゃんと向き合ってくれてありがとう。
「捨てる神あれば拾う神あり」という言葉もある。
ただのSNSではあるが、お別れはほんの少しだけ、さびしい。
しかし、こうやって俺が新たな一面を見せることで逆に仲良くなれる人もきっといると思う。
「この人なんでわざと感じ悪い口調で話してんだろ」
そんなふうに興味を持ってくれる人もいるだろうし、俺の真意をいい意味で深読みしてくれるお人好しもいるだろう。
一本調子で生きていく人生は退屈だ。
真面目を貫く。
いい人を貫く。
基本姿勢を変えない。
そういう人生も当然アリだけど、
プロレスラーがヒールターンするように、
キャラを変えてみるのもまた面白い。
ベビーフェイスからヒールになっても、
プロレスラーはプロレスラーだ。
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武藤敬司とグレートムタのように、違うキャラを演じられる人には確固たる魅力がある。
ずっといい人を演じていては飽きるし、
ずっと悪い人を演じることも、なんか悲しい。
ヒールという設定、ギミックを理解できない人もいる。
俺が子供のころは、ドラマで悪役を演じている俳優を本気で憎んでいる人も普通にいた。
プロレスでいうと、ダンプ松本はヒールを演じていただけなのに、熱心なクラッシュギャルズファンから憎まれ、実家にまで押しかけられて嫌がらせを受けていたそうだ。
そういう人を「純粋だ」と表現するやさしい人もいるけど、
俺はそういう連中のことをバカだと思う。
真実を見極められない。
この世のシステムを見極められない。
プロレスのヒールとベビーという概念を理解できない。していない。
あ!あいつは悪者だ!
石を投げてやれ!!
それが正義だと思っている。
頭おかしいよね。
中居を叩く。
テレビ局を叩く。
それが正義だと思っている。
根本的なことを理解できない。
なぜ中居がそういう行動をするに至ったのか。
なぜテレビ局がそういう行動をするに至ったのか。
なにが原因なのか。
そこに思いを寄せることができず、
ただ悪者を裁きたい、やっつけたい、正義を貫きたい。
自分のそんな姿勢に疑問を持たない。
「悪者をやっつけて何が悪い」
「悪者はひどい目に遭えばいい」
「正義の鉄槌を受けてみよ!!」
あんた一体何歳ですか。
ヒールの裏の顔。
テレビの裏の顔。
政治家の裏の顔。
先生の裏の顔。
タレントの裏の顔。
教祖の裏の顔。
神様の裏の顔。
世界の裏の顔。
宇宙の裏の顔。
それらに思いを巡らせることができないのは、
あなたがどうしようもなく幼稚だからだよ。
自分の目に映っているものがすべてだと思っている。
人はみんなそうだけど、言葉にできない思いを持っている。
それと同じように、どんな事象の裏にも、明るみに出てこない事実が潜んでいる。
それを「見えない」「わからない」と切り捨てるのもいい。
しかし一瞬でもいいから、「どうして」「なぜ」「なんで」と推理してみるのがいい。自分なりの推理でいい。はずれててもいい。
目の前の現象に惑わされず、本質を推理する。
真実にたどり着けなくても、挑む。
この世界に、宇宙に、現実に、すべての謎に、挑む。
すべての答えを知っているのはあなただけ。
誰かの意見をうのみにしているだけじゃ、謎は永遠に解けない。