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9月18日 イルカも泳ぐわい。

状況:シフトがほぼないため、パースゆっくり時間(主に読書)を満喫中?

9月18日________________________

・イルカも泳ぐわい。(加納愛子)おもしろかった。また読み返す。
・次に「君たちはどう生きるか」を手に取ったがこの選びかた、良くない消去法の時は外れる、、、
・『イルカも泳ぐわい。』世界を変える名言もありがたいお言葉もなく、人生のハウツーが書かれているわけでもなかったが、読み終えた後自分の世界が少し明るく見える、とてつもないパワーを持った作品だった。
・こうやって心から信じられる、どこのレビューにも踊らされない、良い”モノ”や”作品”、もちろん”人”に出会う人生がいいなあ
・そう考えたときパースで一年過ごすより外へ出たほうがいいのかも
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作品には出会うシチュエーションや心の状態、環境が大きく受け取り方を左右する。イルカも泳ぐわい。ほんとうに何というか、別の世界に連れて行ってくれるような作品だった。やはりエッセイは作者の人生を生きているような感覚になれるから好きだ。

作者が学生時代の話。兄が兄の友人に足が臭いといい、足が臭いと言われてそやねんと笑う友人。それを見て眺望とも嫉妬ともいえる不思議な感情を抱き、芸人になり文章にする。それをオーストラリアで読み、共感というと陳腐な表現で悔しいがそれに似た複雑な感情を抱く。人生と人生とが本を通して交わる瞬間。

この表現と感情を通った人と通ってない人。前者のほうが幅と深さがあると信じている。良いか悪いかではなく。そんな魅力を自然と持つ人に憧れ嫉妬し生きてきたし、これからも多分そう。

日本でもできることだけど、日本で会社員をしていたら出会うことはなかったであろう感情や人。もし会社員を続けていたら知る、出会う、感情や人がいることは間違いないが、せめてポジティブな方向にいるものを見て自分に言い聞かせながらやっていきたい。

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