散文:料理

今日は代休だったので、昼近くまでぐっすり眠った。
目覚ましに起こされることのない朝は(昼だけど)なんて素晴らしいのだろう。
ここのところ睡眠がめちゃくちゃになっていたので、久しぶりによく眠れてよかった。

さて今日は、本来だったら静岡に住んでいる友達と熱海に行く予定だった。
悲しいことにそれは例のアレで一ヶ月前にキャンセルされ、せっかくの平日休みを無駄することになってしまった。
外にも出れないので家のことをしようと思って、ハイターでカップやポットの茶渋をとりまくったり、料理をしたり、あとはあつまれどうぶつの森の中でも模様替えやガーデニングにいそしんだ。

料理といえば、あんまり得意ではない。
人に食べさせて喜ばれることが多いので、おそらく味のセンスはあると思う。この点は両親に感謝だ。
料理の工程自体もそれなりに好きだ。没頭できるし、クリエイティブだ。

ただ、作るまでにものすごく気合いがいる。
ピクニックや持ち寄りパーティーのために何品か作るのは大好きなのに、毎日献立を組み立てて作り続けるのは苦痛なのだ。
ようするに、日常の延長線上に料理がない。

あとは、料理を含めて食事に対する関心がなくなりやすい、というのも原因かもしれない。
美味しいものは大大大好きだし、そこまで少食でもないのだが、毎日食べたいものが思いつかないタイプだし、他のことで忙しい時に一番はじめに優先順位が下がるのが食事だ。
そんな時は、冷凍ピザとか、納豆ご飯とか、レトルトのカレーとか、10秒で支度がおわるご飯を食べている。
冷凍ピザはイギリスにいた時に友達が食べてたものがあまりに不味く、今後一生食べないと誓っていたのだが、今回の備蓄云々で買ってみたらめちゃくちゃ美味しかったのでリピートしている。
日本ハムの石窯工房®シリーズのマルゲリータ、とてもオススメです。
関心がないといっておきながら、不味いものは食べたくないという気持ちは強いのが、我ながらわがままだと思う。

献立作りを支援するアプリを活用して、今日はレタスと卵の炒め物、カツオのタタキ、大根の味噌汁を作った。冷蔵庫の食材を入れると一汁一菜で献立を作ってくれて便利だ。
脳内の料理リソースが3%、みたいになっている時はもはやこのアプリに入れる食材も思いつかないのだけど。

毎日なんの心理的負担もなく料理ができる人になりたい。
それとも世の中の人々は意外と、何かしらの気合いを入れて、毎日料理を作っているのだろうか。

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