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大稻埕(ダーダオチェン)散策~前半
中秋節の連休。
感染状況もどうなるかわからなかったし、人の動きも予想できなくて、旅行の計画が立てづらく、もたもたしているうちに、白紙のまま連休に突入してしまった。
ところが、数日前からドラマ「紫色大稻埕(邦題:ダーダオチェンの夢)」を観始めていたので、「そうだ、大稻埕(ダーダオチェン)に行こう!」と思いついた。
「紫色大稻埕」は、日本統治時代の1920年代の迪化街 (ディホアジエ)を舞台に画家志望の青年をとりまく群像劇。独立運動を展開する人たち、伝統芸能や西洋文化の入り混じる当時の様子が、史実を踏まえて描かれている。
「紫色大稻埕(邦題:ダーダオチェンの夢)」
ドラマは全部で22話。まだ視聴途中だけど、舞台となっている迪化街を観光客気分で歩いてみよう。
昼前に北門駅到着。迪化街は閉店している店も多く、人も少なく、やはりコロナの影響があるのだなと感じた。
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迪化街といえば、問屋街。乾物や漢方薬、布、雑貨などの昔ながらのお店と、現代風のおしゃれなカフェや雑貨店などが、歴史ある建物街のなかに混在している。
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そんななかでふと足を踏み入れた店。
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どうやら、大学生のアイディアを商品化して販売するアンテナショップのような店だ。
酷點校園x大學市集 Kooidea
ところが、店に入ったとたん、店番をしていたおばちゃんに話しかけられ(よほど暇だったのか・・・)、どういう流れか、ふだんはお客さんを入れない建物の奥まで案内してもらえることになった。
この建物は120年前に建築されたとのこと。通りに面した店舗エリアと、その奥のエリアの間には、レンガ壁が施された中庭がある。大きく分厚い木の扉の向こうのエリアは、手前に休憩所、その奥は広い会議室になっている。
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2階から中庭を望む。扉の向こうが会議室があるエリア。
2階にも(こっそり)連れて行ってもらった。ヒノキをふんだんに使った小部屋は濃厚なヒノキの香りが充満している。
広間には、ドラマ「紫色大稻埕」に出てきたような大理石がはめこまれた椅子と、金糸で刺繍されたクッション。
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かつて取引していた日系企業の看板も置いてあった。
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思いがけず、歴史を感じることができたひとときだった。
立て板に水でしゃべり続けるおばちゃんの話は、半分以上理解できないけど💦
建物の案内をしてもらった後に、お茶を飲みながら世間話。
すすめてくれたお茶は、学生がパキスタンの女性労働者支援のために販売しているマテ茶。(マテ茶自体はパラグアイから輸入)
これを飲んで健康になった、という話から、わたしは甘いものもパンも食べない、というおばちゃんの健康談義になり(笑)。実際66歳というのに、スリムでお肌つやつや、元気なおばちゃんの姿を見ると、さもありなん、と思える。
お昼までいただいて(お弁当を半分分けてくれた)、写真もたくさん撮ってもらい、すっかりお世話になってしまった。
店舗に戻るとお客さんがいっぱい。結局店内の商品はあまり見ることができないまま、マテ茶を購入してお暇したのだった。
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通りに出ると、先ほどの閑散とした様子と打って変わって人があふれている。
その後も、台湾のお茶文化を展示しているギャラリーに立ち寄ったり、レトロな建物を眺めながらぶらぶら散策。
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あとで調べたら、ドラマに登場していた独立運動のリーダーや画家の史跡や、ドラマの撮影に使った茶行も近くにあったようだ。
これはまた、ドラマを観終わったら、ゆっくり参観に行くとしよう。
迪化街を端まで歩いたら、台北橋のふもとに着いた。
さて、ここからが後半の話になる。
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