見出し画像

アプリ勢が横浜GPに挑戦した話(メジロ7センチウオダスウマ娘)

はじめに

横浜GPお疲れ様でした。
横浜GPはウマ娘コラボパックの登場により環境が激変、5tのダスカウオッカに抗えるかどうかで環境が定義されました。
筆者が使用したのはウオダスをベースとした7センチの先へをサブプランに添えた所謂コントロールウマ娘です。
試合結果は6勝3敗で惜しくもday1敗退でした。
本記事では横浜GPでの筆者の環境予想からデッキの紹介を行います。
デッキ作成の過程が日記になりますので日記好きじゃない人は注意です。

横浜GP環境考察

10/1に発売されたウマ娘コラボパックにより環境が激変しました。
ダイワスカーレット+ウオッカを組み合わせることで4544の面を作ることが出来、ここに触ることが出来ないとクイックによりウオッカの更なるバフがかかりさらに次のターンもバフがかかりゲームが終了するコンボがあまりにも強く、この最速5tウオダスを返すことが出来るかどうかでデッキの評価が大きく変わることとなりました

画像3
ダイワスカーレット
画像4
ウオッカ


最速5ターン目でのダスカウオッカ4544の面に触る手段として最も手軽なものがドラゴンの「灼熱の嵐」、ビショップの「テミスの審判」でした。

画像1
灼熱の嵐
画像2
テミスの審判


環境はこの3デッキで進むのかと思われた。

そんな中一番初めに環境定義されたのが10/8(土)に行われたnote challenge vol.2でした。

1位ドラゴン
2位ドラゴン
3位ウマ娘
4位ドラゴン
5位ウマ娘、ドラゴン、ウマ娘、ドラゴン

世はまさに大ドラウマ時代
この世の全てをウオダスで粉砕するウマ娘とそのウマ娘に唯一対抗出来るドラゴンしか勝ち残れないという結果になってしまった。
ウマ娘の出力が想像をはるかに超え、ビショップですら抵抗することが出来ませんでした。

ウマ娘の出力が当初の評価を超えすべてを破壊する中、ドラゴンはウマ娘に対して有利を取り、またウマ娘パックで手に入れたオグリキャップ、樫本が噛み合いが良くディスカード疾走Dが環境トップに躍り出ました。

画像5
[徹底管理主義]樫本理子
画像6
オグリキャップ

灼熱でウオダスコンボが処理可能であり、ウマ娘側に回復手段がなかったため上記の疾走で押し込む動きに対応することが難しかったです。

ここからの大会ではウマ娘、ドラゴンが大暴れしました。
リストとしてはドラゴンはウマ娘を意識し、ディスカード軸の除去疾走である程度固定されていたのですが、ウマ娘はカードプールがとても広く、強力なカードも多かったため徐々に形を変えていきました。

自分のリストを例にして見てみると環境初期に多く見られたのはすでに記事にしている疾走を組み込んだミッドレンジウマ娘でした。

しかし、こちらのリストはウオダスコンボが1面生き残りリーダーの体力をある程度削れる前提で疾走の押し込みが組み込まれているのですが、環境が淘汰されてウオダスを処理することが出来るデッキしか生き残らなかったので、疾走での押し込みが難しくなってしまいました。
また、ドラゴンに対しては灼熱の嵐から神龍の回復をされるとライフレースで絶対に勝つことが出来かったです。クイックが多く採用される環境になったこともあり、環境では疾走軸は逆風でした。

そこで注目されたのが7センチの先へを採用したコントロール軸のウマ娘です。

画像7
7センチの先へ

ウオダスがそもそも通らない環境になってしまったので、ウオダスが通らないことを前提に相手に処理を押し付ける動きをしながら、ゲームを進め、後半ではクイックでの除去を中心に7センチに繋げるというデッキです。

そんな中りもえぼ!というリモートでのエボルブ対戦のサービスを提供していただいているDiscordサーバーから対戦のデータが発表されました。

画像8
リモエボより引用


なんとロイヤル勝率66%、試合数が70試合ほどと数は少ないものの無視できないデータとなりました。
環境がドラゴンとウマ娘の2強で固定化された結果各々がそれぞれを意識したリストになったことでロイヤルへのガードが下がった結果だと考えられました。
従来の安定したミッドレンジのロイヤルにナリタブライアンという強力なフィニッシャーを手に入れたことで十分な出力を出すことが出来、第3の選択肢として文句のないデッキでした。

画像9
ナリタブライアン

横浜GPではこのドラゴンウマ娘ロイヤルが環境の中心というのが自分の考えでした。

デッキ紹介(日記)

ここからは自分が実際に使用したデッキの紹介をしますが、日記になるので苦手な人はすみません。

上記でも記載の通り自分は初めミッドレンジ系の疾走ウオダスを使用していましたが、ドラゴンがとにかく厳しく構築で悩んでいました。
インターネットに情報が全然落ちていなかったので仕方なくショップ大会に出稽古して情報を集めることにしました。

10/10 渋谷ショップ公認(ミッドレンジ)
渋谷なら人いるでしょと思ったら3人しかいなくて超越しばいて終わった。

10/12 横浜ショップ公認(ミッドレンジ)
ロイヤル〇よくわからんウマ×コンメア〇
まだドラゴンに破壊されてない。
優勝していたのがたまたま来ていた知り合いだったために構築を聞いたところメジロドーベル採用の7センチだった。メジロドーベルなるほどと思いつつミッドレンジでは採用しないかなと見送り。

画像11
メジロドーベル

10/14 秋葉原ショップ公認(ミッドレンジ)
ビショップ〇ドラゴン×ドラゴン×超越〇
ついにドラゴンに破壊される。
対戦相手と気軽に会って調整出来る相手みたいなのが欲しいというような話をしていたところ東京エボル部という交流会がありおすすめと教えていただいた。
調べてみたところ10/10に開催していたのが判明した。
渋谷よりそちらに行けばよかった…

10/15 日吉本町JCS(7センチ)
お世話になってる調整鯖からデッキをもらった一番丸い構築が使いたいと言ったら結構尖ってるの飛んできて泡吹いたけど使ってみないで評価するのもなと思って使った。

画像10


ドラ×不戦勝ゴルシ〇ウマ×
4回戦の対戦相手からメジロパーマーが飛んできて55というスタッツでフェスれを弾かれながら動かれてなるほどと思った。
色々話を聞いたところパーマーはyoutuberがパーマーからパーマーをサーチする動きが強いというのを紹介していたのを見て真似をした、パーマー3枚採用だが引き切った時にサーチするカードがないのと3枚採用必須になってしまうのがネックと教えていただいた。
パーマーからのサーチ先にもなってウオダスとの噛み合いもいいカードなあ...

画像12
メジロパーマー

ドーベルじゃん

というわけで自分が横浜GPで使用したデッキはパーマードーベルシステム搭載の7センチウマ娘です。

リスト

カードは拾った

カード紹介

ゼンノロブロイ

ゼンノロブロイ

後攻をまくるためのカード後手1ゼンノロブロイメジロドーベル出走ナリタトップロード出走するととてもアドバンテージを稼ぐことが出来る。
ウオッカのバフも乗ってくるので処理を強要出来る。
パーマーで必要なフェスれを探すことが出来る。
パーマードーベルを採用するなら必要な一枚。

あなたにささげる

あなたにささげる

最後まで減らすか悩んだ。
デッキを41枚にしたくなくて悩んだが1コストで墓場1が重要なのとデッキの内在打点を減らす行為が勝率に繋がってくることから3枚採用。

検証、開始

検証、開始

1コストとしては破格の再現性能を誇る。
全てのカードとのくっつきがよく文句なしの3枚採用。

見習い魔女と長い夜

見習い魔女と長い夜

小回りのきく除去カード。
ドーベルやゼンノロブロイなどで出走を序盤から積極的に行うので3枚採用。

アグネスタキオン

アグネスタキオン
アグネスタキオン(進化後)

序盤は除去の強化として盤面の優位を保つカード、終盤は墓場から7センチの先へを回収することが出来るカード。
盤面で戦う相手に滅法強く、ロイヤルに対して縦置きすることでゲームを優位に運ぶことができる。
ミラーではこのカードの進化の差が7センチの差なので3枚採用。

スペシャルウィーク

スペシャルウィーク
スペシャルウィーク(進化後)

デッキが全てウマ娘・カードなので実質222ワンドローのカード。
進化時の覚醒効果全体バフも強力でダスカウオッカ横の処理漏れのフォロワー達を強化しながらワンドローすることが出来る。
進化を2枚採用しているとデッキの内在打点が上がるため2枚採用。
序盤にどうしても後手頑張るために進化切らなきゃいけないってなった時に2枚あると便利。

メジロドーベル

メジロドーベル

後攻のEPを直接的なアドバンテージに変換するカード。
233というスタッツがとても偉く対戦相手にフェスれを強要することで本命のタキオンダスカウオッカに当たる除去を減らせる。
生き残ると見習い魔女3点+2コスト(スペシャルウィーク)の動きが出来るので優位を取ることができる。
ドラゴン対面ではパーマー素引き含めて平均2枚引けるのでリーダー体力24点で試合することが出来る。
フォルテの2回は受けるしかないため普通だと残り体力6点になってしまいそのまま押し切られることが多いのですが、このカードのおかげで体力を10に保つことが出来、オグリキャップ3回出走を要求出来るためそこを独奏で止めることでゲームを続けることが出来る。
2コストであることで事故も減らしつつ上位2リーダーに対して有効なカード。

おどれ・さわげ・フェスれ!

おどれ・さわげ・フェスれ!

2コスト4点の除去カード。
シャドウバースエボルヴにおいて4点は明確なラインになっていて、各種3コストの進化フォロワー(フロフェン、ドラウォリ等)やダイワスカーレットの体力が4点でそれらを除去することが出来る。
このデッキは後述のメジロパーマーを採用しているので3枚採用。

迫る熱に押されて

迫る熱に押されて

疾走を付与できるカード。
リーサルの押し込みで有効。
1枚刺しておくとダイワスカーレットからのリーサルラインが発生するのでピンは刺し得。
体力もバフ出来るため6tにダスカウオッカ迫る熱で体力6のダスカを作ると灼熱1枚では処理出来なくなるため有効。

ウオッカ

ウオッカ

このデッキの主軸となるカード。
このカードのアドバンテージがあまりにもゲームを支配してしまうため残すことが出来ないカードなのだが何故か1コストで飛んでくる。
ウマ娘に有利ですと主張するデッキ全てにこのカード2枚投げると勝つ。
6tダスカウオッカウオッカでゲーム終了。

ナリタトップロード

ナリタトップロード

事故軽減かつ墓場肥やしのカード。
444という高スタッツを持ちながらのキャントリップ。
メインギミックのダスカウオッカをゼンノロブロイで触れないしサーチもないのでこのカードで頑張って引きます。
後手3でこのカードでフェスれを落として4でメジロパーマー55を押し付けるという裏技もある。

ダイワスカーレット

ダイワスカーレット

ターンの始めのスペルのコストを軽減しながらスペルをサーチ出来るカードです。
ウオッカとの組み合わせで盤面を作ってもよし、フェスれをサーチで除去に回ってもよし、迫る熱をサーチして疾走してもよし、7センチをサーチしてもよし、何でも強い。
相手ターンもコストを軽減するので相手ターンに0コストで見習い魔女をクイックすることが出来る。
3回プレイの疾走付与も最後の押し込みとして優秀。
さらに、2枚重なるとコスト軽減も重なるので独奏を0コストで打ち始める。
とても強い。

メジロパーマー

メジロパーマー

ファンファーレでメジロ家をサーチし、墓場にフェスれがある場合55の突進になるカード。
メジロのサーチに同名制限がないのでパーマーからパーマーをサーチすることも可能。
環境で活躍しているブレイジングブレス、フェスれが共に4点の除去であり体力5点はこれらのクイックに引っかからない。
体力を回復するドーベルにアクセスすることが出来るのでドラゴンに対して7センチまで耐える猶予を作りやすくすることが出来る。
ドーベルサーチから出走することで5+3=8でパーマー1枚でナリタブライアンに触ることが出来る。
早期の55押し付けをしたときパーマー自信をサーチすることで本命のダスカウオッカの前に除去を吐かせる動きを2ターン継続しながらもハンド消費を抑えることが出来る。
8ターン目にパーマーパーマーするだけでも強い。

雨の独奏、私の独創

雨の独奏、私の独創

墓場が10枚あると2コストで打てる確定除去。
クイックなので相手の大型の疾走に当てることが出来るとリーダーの体力を多く保つことが出来る。
ウマ娘ミラーであったりドラゴン対面であったり3枚採用すると強いのですが自分は条件達成のハードルや構築枠の関係で2枚にしている。

ライスシャワー

ライスシャワー

1枚でほぼ確実に7センチまで辿り着くカード。
体力5の守護に価値があり、除去能力墓場肥やしと7センチ軸と相性がいい。
墓場に7センチがあればタキオン、なければダイワスカーレットを回収することで返しのターンで7センチを手札に加えることが出来る。
墓場が貯まっているときに強いカードでこのカードに頼らなくてもゲーム出来るため3枚採用は重い印象だが、1枚は入れておくと7センチにアクセス出来る手段が増えるので必要だと思う。

7センチの先へ

7センチの先へ

ゲームが長引いた際のフィニッシャー。
このカードがスペルでダイワスカーレットでのサーチ、タキオンでのサルベージに対応しているため1枚採用でも十分に活躍することが出来る。
さらに、プレイした次のターンにタキオン進化でもう一回使うことが出来るので7センチ1回では負けないという対面にも無理矢理勝てる。
構築を歪めない最小単位で最大の仕事をしてくれる。

ナリタブライアン

ナリタブライアン

わかりやすいフィニッシャー。
オーラ持ちの8点守護なのでこのカードに触れないとゲームが終わるのですが7センチで相手のリソースを枯らせた上で着地するとほぼ確実に触れないのでそのまま勝つ。
ただしどうしてもミラーでは先置きが強くなってしまいこのカードでゲームを決めようとすると先攻有利になってしまうし、そもそも7センチ打ってるならこのカード使わなくても勝ってるので採用したくなかったが、横浜GPの時間制限を考えて泣く泣く採用。

マリガン

序盤のカード+ウオダスの2枚が揃っているとキープを大きな基準としていました。

マリガン表

先攻は黄色で塗りつぶしたカードを序盤のカードとして、後攻はさらに加えて青色のカードも序盤のカードとしてそこにもう一枚他の序盤のカードもしくはウオッカダイワスカーレットの2枚があればキープしていました。

各対面のプレイ指針

メインターゲットの3クラスに絞ります。

ウマ娘ミラー

先攻ダスカウオッカウオッカでゲーム終了。
先攻のナリタブライアン押し付けで終了。
後攻は相手の5ターン目ダスカウオッカの前にEPでアドバンテージを取って先置きダスカウオッカのアドバンテージを捲りに行く。
ナリタブライアンに触りやすいのでゲームが続きやすく実はミラーで強い。

ドラゴン

7センチでのリソース削り切りが主なプラン。
竜巫女1枚までならなんとか耐えられるのでドーベルに出走しながら頑張る。
55の押し付けに対しては除去に回るしかないのでパーマーの押し付け継続で灼熱を打たせてダスカウオッカすると通りが良くなる。

ロイヤル

フローラルフェンサー、レオニダスに対して警戒をしながらゲームをする。
先攻3で2ppを残してフローラルフェンサーにフェスれを当てるというプレイも有効。
レオニダスは縦置きの横展開をすることで返しにウオッカやスペシャルウィークで5面のバフ展開をしながらリーダー体力を詰めることでレオニダスの意志でも対処が不可能な場面を作ることが出来る。
基本は縦置きでゲームを進行する。

以上、長くなりましたが自分が使用したパーマードーベルシステム採用のウオダス軸7センチウマ娘の紹介でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?