しあわせのパンの世界

あぁたしかにあるなぁと思った

その連続で2時間ずっと、さみしさの奥にあるあたたかいものをさわり続けていたような気持ちでいた

家にいる時間が増えて、Amazon primeで映画を観る時間が驚くほど増えた。邦画ばかり観ているのは、多分ある人の影響を受けて

しあわせのパンという映画、もう観ましたか？原田知世さんと大泉洋さん主演の北海道を舞台にした美しい映画です

かもめ食堂、食堂かたつむり、パンと猫とコーヒー日和、あん、お店やさんをテーマにした映画はたくさんあって、どれも大好きなんだけれども、なんだかこの映画は原作以上の何かを感じた

原作では連続短編集のような形をとっているところを、本の中には出てこない、不思議な常連さんたちが彩りを与えていて、それぞれのストーリーを見事に繋げる役割をしていてね

不思議なおかしみ、みたいな空気感が大好きな私にとっては、もうこれはど真ん中。主役の2人よりもその人たちの魅力にとりつかれたようなもの

そして、北海道の大自然の美しさと原田知世さんの可憐な空気と小物にいたるまでストイックなくらいに統一された世界観。プロってすごいなぁ。あの白いニット帽可愛かったなぁ

グッとくる場面もたくさんあるし、セリフの一つ一つも味わい深いものが多かったけど、私にとってのこの映画の魅力はこの世界観なんだろうなぁ

久しぶりにパンを焼きたくなった

たぶん焼かへんけど