母アツコの朝ドラみたいな人生に誰かタイトルつけてほしいその3
アツコ伝その3
はじまりはこちら
つづき
https://note.com/hugread_me/n/n738f3bf2f557
2人の男子中学生の孫を持ち、いまだにパートに出て、空いた時間は梅田をウロウロする元気な70歳アツコのこれまで
さて、第3回です
なんであたしがこのおっさん見なあかんねん
ギャンブル狂いのろくでなしじいさんの父が
脳梗塞で倒れたことで、入院期間を経て自宅に引き取って自宅介護がはじまったのだが
やっぱり親やからほる訳にいかんし、という思いでがんばっていたアツコ
それでもなんとか、使えるもんは使う!という気概で市役所に足繁く通い
「このまんまやったら私、ころしてしまうかもしれません」と脅迫めいた言葉でしんどいアピールをし、施設入所を獲得
入所した後も施設に通い、長女としての勤めは真面目に果たすアツコ
いろんな病気も見つかったじいさんは、長患いになったものの、きちんと看取ってもらえて、いい人生になったんじゃないかと思われる
さて、因縁の親子関係に終止符を打ってやれやれ、かと思いきや、そこで終わらないのがアツコの人生
単身赴任時代から片鱗を見せていた旦那の病気パレードが再開し、心臓のバイパス手術、脳梗塞、結核、糖尿病、腎臓病、大腸ポリープ、白内障、心臓人工弁。。
あとガンをやったらコンプリートなんじゃないかっていうくらい、これでもかと何年も入退院を繰り返し、その度に病院通いをする日々。ちなみに入院する度にツヤツヤした顔で退院してきた。
その間にも、妹が肺の末期癌になってあっという間に亡くなり
翌年娘までがガンになり
この時期のアツコは、髪が逆立つくらいにしんどそうだったのに、毎日欠かさずお見舞いに通い
娘の前では一度も涙を見せない強さを変えなかった
無事に生還した娘も数年後には嫁にゆき、なんとなく整ってきたように見えたが
今度はようやく結婚した長男の嫁が急逝
悲しみが十分に癒やされることはないものの
ようやく穏やかに過ごせるかに思えたアツコの人生だが、
娘の離婚やまだ続く旦那の病気に気を揉む日々は続く
1人残った弟も、タクシーではねられて顔面骨折したり、大動脈乖離で搬送されたり
この辺りで現在に近づいてきたアツコの毎日
いらんドラマチックはいまのところひとまず打ち止め
次の回が最終回となりそうです