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これだけでOK!kindle出版に使えるライティングスキル9選
はじめまして、 Kindle作家のヒューズです!
ぼくは Kindle出版を色んな方に勧めていますが、乗り気じゃない方から言われる意見が以下の2つです。
・やり方がよく分からない
・本を書くレベルの文章力がない
上のやり方がよく分からないという方は、noteやGoogle検索でも分かりやすい記事がいくつか出てきます。
心配なら出版サポートなどをお願いするのも方法の一つです。
下の「本を書くレベルの文章力がない」に関しては、皆さんビビりすぎです。少なくともWebライターならやれるかも?って思った人は余裕で書けます!
個人的な意見ではWebライターの方が文章力は高いと思っています。
Webライターは厳格なレギュレーション(執筆ルール)を守りつつ執筆しますが、 Kindle出版にはルールはありません!
だってレギュレーションもなければクライアントもいないんですから。
少し変だったり、感情が全面に出たりするような文章でも、それが作品の特徴であり作家の魅力につながる場合だってあります。
つまりブログ運営となんら変わりません。web上で記事を書いているか書籍としてまとめているかの違いです。
そもそも、文章力は執筆を進めていけば事前に向上します。自分の書いた文章を2回も3回も4回も見直す事は普段ないですよね?
Kindle出版を通して、自分の文章を何度も振り返れば自然と読みやすい文章とそうじゃない文章が自分自身で分かるようになります。
恐れずにガンガン書いていきましょう!
・・・・・・・ってここまで言っても完璧を求めてしまうあなた!
気持ちはわかります。
「本を書く」ってハードル高そうですよね。
そこでこの記事では、 Kindle出版するに当たって最低限押さえて欲しいWebライティングの基礎をお伝えします。
最後には文章を見直す時のコツもお伝えしますので、Webライターをやられている方もぜひ参考にしてください!
著者実績
最初にぼくの実績を紹介します。
🍀Kindleで4冊出版(全てベストセラー獲得)
🍀現在の合計印税約30万円(初出版から8か月)
🍀書籍出版をきっかけにコラム依頼アリ
🍀横展開での収益実績あり(出版サポート・出版モニター)
くわしい内容は以下の記事を参考にしてください⇩
kindle出版はハードルが高いと感じている人が多い今だからこそチャンスだと思っています。kindle作家仲間を増やしたいと思い、kindle出版系のノウハウ記事を複数投稿しています。
Kindle出版で押さえるべきライティングスキル9選
前提として、連続スクロール機能を使うとネット記事を見るのと同様に読書出来るので、横書きの場合は基本的にWebライティングと同じです。
その中でも書籍執筆に関して、ぼくが特に意識している内容を9つ紹介します。
1.PREP法やSDS法を意識する
文章の基本であるPREP法やSDS法を意識して書きましょう。これは分かりやすい文章を書くための前提となります。どれだけ立派な家でも、土台となる基礎がぐらついていたらそれは欠陥住宅です。
物語風に書きたいとか小説を書きたいというなら話は別ですが、ノウハウ系を書く場合はPREP法やSDS法を意識してください。
PREP法やSDS法についての参考記事→https://go.chatwork.com/ja/column/efficient/efficient-359.html
2.同じ文末表現は2回まで
文末表現が「〜ます。〜ます。〜ます。」と同じ言い方が続くと小学生の作文のようになってしまいます。過去の話題に触れる時は「ました。」を続けてしまう事例が多いので注意してください。
体言止めを使ったり、表現を変えたりして工夫しましょう。
あとみなさんやりがちなのが「文末」だけに注目して直そうとしますが、文章の順番を入れ替えたり言い回しを変えたりすることですっきり改善することも多いです。
文末例(~ます。~です。~なのです。~でしょう。~ですね。~である!体言止め etc・・・)
3.一文一義を意識して、文章は基本短くする
一つの文章で伝える内容は一つにしてください。ダラダラと長い文章は読みにくいだけでなく、主語と述語の関係性が分かりにくくなってしまいます。意図している内容とは違う意味で読者が受け取ってしまうリスクもあります。
「真実はいつも一つ!」です。
(コ〇ン君のアニメってまだこのセリフ言ってます?)
4.基本的に句点(。)ごとに改行して1行空ける
kindleなどの電子書籍はスマホなどで読む場合が多いです。連続スクロール機能を設定すれば、ネット記事のように流れるように書籍が読めます。
しかし、文字が詰まっているとスラスラ流れないのでそれだけで読みにくさを感じてしまいます。
基本は1文毎に改行しましょう。慣れてきたら、文章の意味ごと(2-3文)で改行するのもアリです。
5.画像や箇条書きを使用する時は先に文章で説明する
画像や箇条書きの後に補足説明を書かれる方がいますが、Webライティング的にはNGです。必ず画像や箇条書きの前に「これから何を見せるのか」を伝えましょう。
さらに、箇条書きでその章が終わると読みにくいので、箇条書きの下にも1文は入れるようにしてください。
ただし、「この図は何に見えますか?」など読者に考えてもらうタイプの画像は後から説明してくださいね。
6.こそあど言葉を多用しない
「これ」や「それ」などを使う時は直前に触れた内容のみにして、基本はあまり使わないようにしましょう。文章を書いている自分は分かっても、読者にはどの内容を指しているのか分からない場合もあります。
(国語のテスト問題になるくらいですからね)
7.主語と述語はできるだけ近くに書く
主語と述語は出来るだけ近くに置いて、関係性を分かりやすくしましょう。主語と述語が遠いと読みにくいだけでなく、意味がちゃんと伝わらない可能性があります。
<悪い例文>
「私は昨日新しい買った赤いバッグを持って、友人と待ち合わせをしていた駅前の大きなカフェで以前からずっと楽しみにしていた映画を見に行くために出かけた。」
この文章では、主語「私は」と述語「出かけた」が非常に離れていて、その間に多くの情報が挿入されています。
さらに「昨日」が「バック」のことか「映画」のことか分かりませんので、読者によっては時系列がおかしいと感じてしまいます。
<良い例文>
「私は昨日友人と映画を見に出かけました。その日は新しく買った赤いバッグを持って、駅前の大きなカフェで待ち合わせ。以前からずっとこの映画を楽しみにしていた。」
この改善版では主語と述語を近づけて、複数の短い文に分割しています。これにより、読者は各文の内容を理解しやすくなります。
基本は1文1義を守り、主語と述語を近くに書く癖をつけましょう。
8.専門的な言葉を使う場合は、きちんと補足する
あなたは書籍を執筆するくらいその内容に詳しいです。しかし、読者はその分野にとっては初心者の可能性があります。専門用語をいちいち調べる必要があると読者が離脱してしまいますので、適切に補足説明を入れるようにしましょう。
ただし対象者が中級者以上の場合は、すべてに補足説明をつけるとリズムが悪くなってしまうので、相手に合わせて行うことが肝心です。
「どこまでが専門用語か分からない!」という方は、事前モニターを活用して他人に読んでもらうと良いでしょう。
9.二重否定は基本的に使わない
「少なくない」や「できなくもない」など2重否定するような言葉は伝わりにくいので、基本的には使わないようにしましょう。自信がないとついつい使いたくなりますが、ここは素直に「多い」や「できるor可能である」のように肯定する表現にしてください。
<例>
「その考えは分からなくもないし、実際に出来なくもないと思うが、やってみないと分からないと思います。」
→「その考え方は分かりますし、実際に出来る可能性もあります。まずはやってみるしかないと思います。」
下の文章の方が分かりやすいし、説得力がありますよね。
文章を見直すときのコツ
文章を見直すときは、「読みやすいかどうか」と「誤字脱字」の2つを確認する必要があります。
両方同時にチェックするのは難しいので、最低2回は読み返しましょう。
読みやすいかどうかのチェック方法
読みやすいかどうかをチェックするときは「会話するくらいのスピードで声に出して読む」ことが大切です。
速読できる方以外は、頭の中で声に出して文章を読んでいると思います。なので、実際に声に出して読みにくいと感じる文章は読者も読みにくいはずです。
言い回しに違和感を覚えたり、「あれ?ここの「これ」って何を説明しているんだっけ?」って著者自身が感じたりした場合は、表現を変えたり補足したりして文章を直しましょう。
ちょっとカッコいい言い方をすると「リズムがよい文章」を目指してください。
誤字脱字のチェック方法
リズムのよさをチェックして文章を読んでいると、誤字脱字にはほとんど気づけません。なぜなら人間の脳は賢いので、読みやすいように勝手に補正してしまうからです。
誤字脱字をチェックするときは「ゆっくり一文字ずつ確認しながら」読んでください。
何度も読み返して文章校正ツールも使ってチェックしているのに、それでも発見できないのが誤字脱字です。3万文字レベルなのですべてをチェックするのは難しいですが、出来るだけ減らせるようにしましょう。
ぼくはモニターを依頼して、他人に読んでもらうようにしています。
読者目線で分からない所を補足してくれますし、著者ではないので誤字脱字にも気づきやすいです。
まとめ
この記事では、kindle出版を目指すために最低限意識してほしい9つのライティングスキルをお伝えしました。
ノウハウ系の記事を書く場合は、読みやすさがそのまま権威性に繋がりますので、今回の内容は自然と出来るようになりましょう。
ただし、ライティングスキルがないから出版できないなんてことはありません。
(上の文章が二重否定やん!!と気付いた方、さっそく知識が身についてますね。「否定×否定」は強い肯定を表現できるので、あえてここで使ってみました。このような場面では使用OKです)
文章として多少稚拙でも、伝えたい想いがあってそのエネルギーをぶち込めば、読者の共感を得られる書籍になります。
いまはだれでも簡単に出版ができる時代です。
あなたもkindle出版にチャレンジしてみませんか?
kindle出版に関する記事をいくつか投稿していますので、興味がある方はぜひそちらもごらんください。