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【HUGノート】自分だけのノートとそれぞれのこだわり

こんにちは。HUG for ALL代表のあややです。普段はオンラインの活動が多い1施設目の小学生との「クエスト」ですが、1月は久々の対面での活動でした。今回の活動は「あそびクエスト」。印刷博物館のかたがたにお力をお借りして、「ノート作り」に取り組みました。今回はそのときの子どもたちの様子をレポートしたいと思います。

戸惑いと緊張のスタート

普段の活動とは違い、印刷博物館博物の「ばっしーさん」と「のりさん」をゲストに招き、お二人の進行で始まったあそびクエスト。子どもたちの中には「初めまして」のお二人の姿に少し緊張している子も。「ノート作りって何をするの?」と普段と勝手が違うことに戸惑う姿も見られました。

それでも、ばっしーさんが大きな紙を広げて、どうすればノートになるかを説明し始めると、みんなの興味がだんだんと高まっていきます。

説明を聴いて「おーっ」と驚くみんな

最初は「やりたくない」と言っていた子もいましたが、いざ「みんなもやってみよう!」となると、周りの友達が楽しそうに作業を進めるのを見て、次第に手を動かし始めました。

実際に折ってみると、初めての体験に夢中になる子が続出。「こうやって折るんだ!」「意外と楽しいかも!」という声も聞こえてきました。

選ぶ表紙&自分でつくる表紙

今回、子どもたちはまずはノートのページになる紙を折るところからスタート。全64ページ分の紙を折り、表紙をつけて、中綴じ&裁断でノートを作成します。1冊目は既存の表紙から自分で好きなものを選んでつくり、2冊目は真っ白な紙に自分で絵を描いて表紙に。1冊目の表紙選びも、2冊目の表紙作成も、それぞれの子どものこだわりが詰まった時間になりました。

小6のふみあきくん(仮名)は、1冊目の表紙に選んだクワガタの写真を元に、2冊目には色鮮やかなクワガタの絵を描きました。この色使い、見てください!

2冊のノートと記念撮影

昆虫大好きな小1のえいじくん(仮名)は、大胆に描いたカマキリの絵を表紙にします。何も見ずに描き進めるえいじくん。観察力と画力に脱帽です。

カマキリの再現力にびっくり!

1冊目にサッカーボールの表紙を選んだけいたくん(仮名)は、2冊目の表紙を黄緑色で塗りつぶしていました。出来上がったノートはこちら!

サッカーボールとサッカーコート

サッカーからの連想でサッカーコートをノートにするなんて、その発想力にはクエストフレンドからも簡単の声があがりました。

それぞれの「好き」が爆発する男の子たちとはまた違い、女の子たちは何人もが私が紹介した表紙のショート動画を参考にして作成にチャレンジ。一番人気だった動画はこちら!

動画を参考にして下書きまでしたり、構想から練りに練って時間をかけて書き上げたり、それぞれのこだわりの詰まった作品がこちらです。

再現にこだわって下書きまで!
細かなところに「らしさ」が!
構想にも時間をかけた作品

他の子たちも自由な発想で、それぞれにノートをつくりました!みなさんはどれが好きですか?

どれも素敵なみんなのノート

ものづくりを通じた学びと挑戦

今回のあそびクエストは、子どもたちにとって、ただノートを作るだけでなく、「集中すること」「挑戦すること」「創意工夫すること」「他の人に相談すること」などのさまざまな学びにつながりました。

例えば、最初の1冊目をとても丁寧に作っていた子が、2冊目になるとスピードを上げ、自分なりに工夫しながら作業を進める姿。「こうしたらもっと早く作れるのでは?」という試行錯誤がありました。

また、最初は戸惑っていた子が、周りの子やクエストフレンドの手を借りながら「やってみよう!」という気持ちになり、最終的には笑顔でノートを完成させたことは、新しいことに挑戦する心を育んだのではないかと思います。

ひとつひとつはちょっとした成功体験かもしれません。でも、この経験の積み重ねが、子どもたちの自信につながり、将来の「生きる力」の土台になっていくのだと、私たちは思っています。

印刷博物館さんには、2月、3月の2施設目の「あそびクエスト」もお願いする予定です。また違う子どもたちの姿が見られるのが、今からとても楽しみです。


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