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【あややノート】第7回 HUG for ALLの新体制と決意表明

こんにちは。HUG for ALL代表のあややです。先日、HUG for ALLの2022年度理事会・総会を開催し、HUG for ALLが目指す方向性と新体制についての承認をいただきました。今日は改めて、HUG for ALLの目指したいことやこの先のこと、新体制についてお伝えしたいと思います。

HUG for ALLの願い

「すべての子どもに安心できる居場所と生きる力を」。これは私たちがずっと掲げてきたミッションであり、HUG for ALLとして一番大切にしていきたいことです。一人ひとりの子どもが、自分らしく豊かな人生を歩んでいくことができるように。そんな願いがこの言葉の中には込められています。

このミッションの実現のために、私たちは「多くの大人たちで子どもたちを支える社会」をつくっていきたいと考えています。

親や家庭だけが責任を負うのではなく、世の中のたくさんの大人たちが連携して、子どもたちの未来を支える。そんな社会のしくみをつくることができれば、生まれ育った環境にかかわらず、子どもたちは安心できる居場所を持ち、生きる力を育むことができると思うのです。

HUG for ALLの活動を通して、「多くの大人たちで子どもたちを支えるしくみ」をつくり、「すべての子どもが安心できる居場所を持ち、生きる力を育むことができる社会」につなげていきたい。それが、私たちの願いです。

HUG for ALLのこの先の展開

まずは現支援先で、幼児〜退所後25歳までを対象とした「HUGモデル」を確立していきたいと考えています。

現在支援している子どもたちの最高学年が高校2年生。あと2年で施設を退所することになります。まずは彼ら彼女らにしっかりと寄り添い、一人一人に応じて必要な支援をとして整えながら、子どもたちを支える「HUGコミュニティ」をつくっていく。この「子ども支援×コミュニティ」の「HUGモデル」を展開可能な形にしていくことが当面の目標です。

そのうえで、このHUGモデルを全国に広めていきたい。私たちだけの力ではなく、ほかのNPOや団体、さまざまな人たちの力を借りて、全国各地に子どもたちを支え続けるコミュニティをつくりたい。そのコミュニティ同士が横に連携すれば、例えば進学や就職、転勤などで子どもたちが遠くに行っても、何らかの形でつながりを保つことができると思うのです。

子どもたちの「生きる力」を育むとともに、その子どもたちを受け入れるコミュニティをつくっていく。私たちは、子ども支援とコミュニティ形成の2つを、事業として前に進んでいこうと考えています。

HUG for ALLの新体制について

上記の目標を定め、HUG for ALLとしてはこれまで以上に前に進む「推進力」と、コミュニティをつくっていく「つながり力」をもっともっと広げていきたいと考えました。

そこで今回、改めてHUG for ALLの組織を見直し、新たな体制をつくることにしました。

総会・理事会・スタッフ組織、それぞれの役割やどんな人にその役割を担ってほしいかを改めて考え、いろんな人と対話を重ねてきました。総会とスタッフ組織は10月から、新体制でスタートできるように、これから準備を進めていきます。

この7月から、大きく位置づけ・体制を変更するのは理事会です。これまでは理事会は「年に1回、尊敬すべき師匠たちから団体経営にアドバイスをいただくための組織」でした。それを「いっしょにHUG for ALLの団体経営をする組織」に、位置づけを変更します。それを踏まえて理事メンバーも一部変更することになりました。

私あやや(村上綾野)、シータ(外崎恵子)、やまちゃん(山川高弘)は継続して理事を務めます。また、新たに、HUGメンバーでもあり経営者でもあるとしさん(森井俊秀さん)と、NPO経験が豊富でこれまでもずっとHUG for ALLの相談にのってくださっていたこばちゃん(小畠瑞代さん)に理事としてジョインいただくことになりました。

これまで理事としてアドバイスをくださっていた米倉誠一郎先生、宮地勘司さんのお二人には、これからも定期的にHUG for ALLへのアドバイスをいただく「アドバイザー」という形で、引き続き、お力を貸していただきます。

新理事からのメッセージ

最後に、この場を借りて、新理事となったとしさん・こばちゃんからの、メッセージをご紹介させてください。

としさん(森井俊秀さん)

【世界の幸せの総量を増やす】
社会的養護を必要とする子どもたちに、一人でも多くの大人が、多様なスタイルでゆるく関わり合う社会になれば、世界の幸せの総量を増やすことができると信じています。そうすれば、世の中からどうせ無理という言葉もなくせるんじゃないかと考えています。


こばちゃん(小畠瑞代さん)

【誰もが安心して暮らせる社会を】
HUG for ALLの活動は子どもへの関わりを通じて、すべての人の生きやすい社会作りにつながっていると信じています。 理事という役割を通じてその活動の一助になれることを楽しみにしています。


熱い想いをもってHUG for ALLの理事となってくれたお二人と共に、これからのHUG for ALLはさらに前に進んでいきたいと思います。引き続き、HUG for ALLを応援いただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願いします。


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