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【あややノート】第16回 2023年度 子ども向けの活動で注力すること

こんにちは。HUG for ALL代表のあややです。
4月を迎え、2023年度という新しい年が始まりました。この1年はHUG for ALLという団体にとって、来年度以降のチャレンジのための「下準備」の年。新たにたくさんの仲間が加わったり、久々に戻ってきてくれる仲間がいたり、新たな風を感じながらの1年の始まりです。今日のテーマはこの1年の子どもたちに向けた活動で力を入れていきたいことについてです。

はたちクエスト(在所者編)

2022年度から本格的に開始した、未来に備える中高生向けのプログラム「はたちクエスト(在所者編)」。

昨年度は中2~高1向けの「基礎編」、高2向けの「準備編」と、毎月2つのプログラムを実施してきました。毎月の「はたちクエスト」に合わせて毎月2本のプログラム制作は「大変だった!」とスタッフのみんなからも声があがるほどでした。

でも、実は2023年度は、中1向けの「プレ編」。中2~高1向けの「基礎編」。高2向けの「準備編①」と、高3向けの「準備編② 」、毎月4本(対昨年の2倍!)のプログラムを作ることに。

1年やってみた結果、「もっと子どもたちが主体的に・体験的にできるように変えたい!」というみんなの想いもあって、改めてプログラムの見直しもすることになっています。

これからも引き続き、みんなで力を合わせて、毎月のプログラムを合計12名の子どもたちに届けていきます!

はたちクエスト(退所者編)のスタート準備

2024年度、HUG for ALLとして初めての「施設退所者への支援(はたちクエスト退所者編)」が始まります。

アフターケアをされる施設の職員さんと二人三脚で、社会へ巣立つ子どもたちを支える取り組みは、HUG for ALLとしての新たな挑戦です。

今年度は、施設を退所した子どもたちに、どんな価値を届けるといいのか・そのためにどんなプログラムを作るのか・どんなしくみにするのかを考え、形にしていくことになります。

施設の中にいる間につながって、施設を出てからも支え続ける。団体設立時から「絶対にやりたい」と思っていた枠組みが、ついに形になるときがきた!とワクワクする気持ちでいっぱいです。

まずは目の前の子どもたちが何を必要とするのか、どんな支えがあるといいのか、子どもたちや退所者のかたの意見も聞きながら、考えていきたいと思います。

まなびクエストの価値の再確認・見直し

小学生向けの「まなぶ力×自分らしさ」を育むプログラム「まなびクエスト」。

2022年度は、1施設目のオンライン版まなびクエストについて、クエストフレンドのみんなにヒアリングを重ねながら、提供価値やプログラム内容の見直しを行ってきました。

先日、改めて研修を実施して、2023年度からは1施設目のまなびクエストが再始動を始めます。

2023年度は見直した提供価値に基づいて、2施設目の対面型まなびクエストの見直し・ブラッシュアップをしていきたいと思っています。

あそびクエストの価値の見直し

子どもたちの「好き・得意」を見つける小学生向けのプログラム「あそびクエスト」。2022年度は2施設目で月に1回、子どもたちと一緒に様々な体験活動を行ってきました。

1年間を通して実施してみて、この「あそびクエスト」にはもっともっと可能性があるのではないかと感じています。

どんな形でプログラムを組み立てればいいのかのノウハウは積みあがってきたので、この中でどんなふうに子どもの「好き・得意」を見つけるか、クエストフレンドの”見立て”の仕方を、しっかりと考えていきたいと思います。

また、2023年度はこの「あそびクエスト」に「プロ」の力をもっと借りていきたいと思います。専門家のかたや、企業のかた。いろんな知見を持った方々と一緒にプログラムを作っていくことで、子どもたちにはより本格的で、より未来につながる、質の高いプログラムを届けることができるのではないかと考えています。

「HUG for ALLと連携して何かやってみたい」という方がいらっしゃったら、ぜひ一緒にコラボさせていただきたいです!

最後に

2023年4月、こども家庭庁が発足し、「こどもまんなか社会の実現」という言葉がいろんなところで聞かれるようになりました。

「こどもまんなか」というのは「権利主体としての子どもを尊重する」ということ。私たちHUG for ALLが大事にしていることは、まさに同じようなことだなと思います。

2023年度は、1施設目で28名、2施設目で10名、合計38名の子どもたちと一緒に活動をしていくことになりました。

一人ひとりの子どもの姿をもとに、子どもたちに必要なこと・私たちができることを考え続ける。子どもたちの主体性を尊重しながら、大人も主体的に子どもたちにかかわり続ける。子どもたち一人ひとりの姿を見つめ、子どもたちに何ができるかを考えることで、私たちも一緒に育っていく。そんな風に、団体としても成長をしていきたいと思います。

まだまだ成長途上な私たちではありますが、これからもHUG for ALLを応援いただけると嬉しいです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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