【あややノート】第17回子どもたちからのメッセージと一年のはじまり
こんにちは。
HUG for ALL代表のあややです。
あっという間に5月になって、新年度が始まって1ヶ月が経ちました。HUG for ALLも各施設で一年の最初の活動を行いました。今日は子どもたちとのエピソードを中心に、お話したいなと思います。
年度替わりのお手紙
オンラインで活動している1施設目の施設の子どもたちは、年に一回、素敵なカードに書かれた「お礼のお手紙」を送ってくれます。
子どもたちが「書きたい!」というよりは、「職員さんに言われたから書いてあげている」という感覚なのかも…?!でも、一人ひとりの子どもたちからのメッセージはそれぞれその子らしくて、ほっこりします。
カードもいろいろ。いろんな種類がある中から「どれに書く?」などと職員さんとお話している様子も想像できます。封筒の宛名書きも個性豊か。封筒には何も書かない子もいれば、全面にクエストフレンドの名前を書いてくる子や、お花やキラキラでいっぱいの子も。
中身も「ハグフォーオールさんへ」と書いている子、担当クエストフレンドへの個別のメッセージを書いている子、「だいすきだよ!」とカードいっぱいに書く子もいれば、「ありがとうございました」のシンプルなメッセージにカラフルなイラストを描く子もいます。
もらったお手紙を、子どもたちが大人になったときに、その子と担当のクエストフレンドといっしょに見たいというのが、今の私の野望です(笑)
作文、うれしい!?
実は1施設目では、子どもたちの言葉の力を育むための取り組みの一つとして、毎月の作文添削を行なっています。毎月職員さんが取りまとめてメールで送ってくださるものに、クエストフレンドがコメントを書いて、スタッフが添削をしてお返ししています。
今回、施設の先生方とお話ししたときに、ある低学年の男の子が「作文、書くの?うれしい!」と、毎回楽しんで作文を書いていると教えていただきました。彼の作文はいつも日常の様子が書かれていて、担当クエストフレンドにお話をしているような感じです。それを楽しんで書いてくれているのは、ちょっとしたふれあい自体を楽しんでくれている気がして、なんだかとってもうれしいです。
他の子も、1カ月に3つも4つも作文を書いてくれることもあって、「書く・伝える・伝わる楽しさ」を感じてもらっているのかなぁと感じることも。私たちも作文の内容から子どもたちの成長を感じることができていて、作文添削はいろんな意味があるように思います。
「まんげきょう、みる?」
2つ目の施設では、ある低学年の男の子にちょっとした変化が。これまでは「こうしたい!」という思いが強くて、かんしゃくを起こすことが多かった彼。これまでは「何かをいっしょに楽しむ」というより「やりたいことを自分がやる」という活動が中心でした。
でも、4月のまなびクエストでは、「いっしょにやる」ことを楽しむ姿が見られました。会場に現れた彼の手には筒状のもの。「あれ?なに持ってきたの?」と聞くと、なんと「みて」と、それを手渡してくれました。「まんげきょう、きれい」と教えてくれて、いっしょに万華鏡を見ることができたんです!
月に一度会っていると、たまにこのような子どもたちの急成長におどろくことがあります。職員の方々にその成長を共有しながら、ともに喜び合えることは、とても幸せなことだなと思います。
新しい出逢いと子どもたちの姿
4月には新しいクエストフレンドも参加したので、子どもたちも新メンバーと初顔合わせ。オンラインでも対面でも「〇〇ってだれー?」「あなた、だれですか?」「知らない人がいる!」など、子どもたちはクエストフレンドに興味津々。たまに知らない人にびっくりして固まっちゃう子もいますが、活動当初と比べると、大人との対話に慣れてきたな〜と思います。
昔は知らない人がいると一言も話せなかった子が見事に場を仕切っていたり、最初は活動場所にもなかなか来れなかった子が初対面の大人たちにペットのカナヘビを見せてくれたり、子どもたちの成長って本当にすごいと、こんなところでも実感します。
新たな出逢いが、子どもたちにとってもクエストフレンドのみんなにとっても、素敵なものになりますように。
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