「あなたの背中」制作裏話 #5(最終話)
サンダー
Logicでループを探すときに検索できる。もちろんついている名前のテキスト検索だ。雷なのでサンダー「Thander」で検索していた。英語できる方ならスペルミスしているのに気付くだろうが、ちゃんと調べず適当に入れたので気づかなかった。検索結果0。
やっぱりないなぁ。う〜んどうしようと思っていたら「Thander」の文字になんとなくの違和感が。Macの規格にサンダーボルトというものがある。そのスペルが「Thunder Volt」だったのを思い出し、検索してみる。そうしたらありましたありました。雷の音が入っていました。またまた灯台下暗しですね。
まさか自分で持っていたとは。雨音付きの雷音もある。もうこれだね入れてみるとぴったり。ちょっとEQで音をいじって、以前私が聞いたのと近い感じにした。まさか雷音までいじるとは思ってなかった。
その後もうちょっと雨を降らせたいと思い、4月に発表した「雨と霧」で降らせた音を被せて雨の量を増やした。その時大きい音にすると雨が増え、小さい音にすると雨が止んだように聞こえるので、オートメーションも書いてみた。雨が強くなったり弱くなったりした。おもしろい(^^)
お話の最後の最後
アレンジも元に戻し、雷の音も雨の音も入れた。なかなかいいアレンジになったとまた自画自賛モード。でもしかし、またまたしかしである。これはお話がなんだか辛すぎるな。いまさらそんなこと思ってしまったのだ。
暑い日外を歩いていた。信号待ちの目の前に昔別れた懐かしい彼の背中があった。手を伸ばせば届くが静かについていく。急に雷と共に雨が降ってきた。彼は遠くに走っていく。私は昔の恋を思いながら、傘をさしそこに立っている。彼の背中が人混みと雨に溶けていく…。
う~ん、悲しすぎる。もうちょっと希望はないのか。すこし明かりは見えないのか。考えに考えました。考えたのが、「お互いの幸せ」に向かうこと。もう昔の恋からはずいぶん経って、お互いが相手がいて今の幸せを壊すことはしない。
たぶん彼の薬指の指輪でも見たのでしょう。自分にも彼にももう幸せがあるのだから、昔の恋にそっとふたをする。それならば声をかけないのにも理由ができる。これでいこう。相変わらずギリギリにならないと答えが出てきませんね~。これでアレンジもお話も一件落着。\(^o^)/
投稿
動画を作らなくてはいけないけれど、後半雨降らせたいなと思ってしまった。できれば雷もせっかく音でも入ったのだから目でも見えるようにしたい。そうしたらAviutlで雷の作り方といって出てきた。
すごいなぁ、プラグインのように外部プログラムで書けるようになるのだからすごい。ここら辺がAviutlの手放せないところだ。あとは雨。以前雪を降らせたことがあったので、雨もあるんじゃないかと探したらありました。
もうおんぶに抱っこです。でもバックのもくもく雲はないかなぁって思いながら自分の写真を見てみる。台風の時の写真があった。台風の時の雲の色と形がずいぶんいつもと違う。何だか写真を撮っていた。この不思議なエンジ色は加工していないそのままの色なんですよ。こんな色の時もあるのですよ。何とか動画も作って予約投稿。とりあえず1日は余裕がありました。(^^;)
当日公開したら少しずつ聴いてくれる人が増えてきました。じわじわとですが増えるのでありがたい。ゆっくりでもいいので聴いてくれるのは嬉しい。横に流れるコメントを見ながら、いいなぁって思っちゃいました。曲を作って聴いてくれる。こんなにもいいことだったのか作曲っていうものは。(^^)