「ふられて!」制作裏話 #4
アレンジ
ある程度ドラムでリズムを入れたり、お気に入りのエレピ、 ローズピアノでバッキングをしたり、ここはウーリッツァーの独特の響きなどとやっていた。あとはちょっとそれっぽいシンセ を入れていろいろアルペジオのパターンを入れてみた。どれがいいのかわからないのでなんでも入れてみた。そうしたらうるさくなっていた。
いったん、元に戻そう。ということでドラムとベースにしてみる。なんだかいいな。これにエレピ のバッキング入れるだけでいいんじゃないか。でもスカスカアレンジになってしまうな。
いやぁ、最近なんだかにぎやかすぎる曲は長時間聴けなくなってきた。ゆっくりとのんびりな感じがいい。だから自分の曲もそこまで早くないのだ。そういえばスリーピースバンド投稿祭、時間がなかった。ではこのスリーピースだとどうなるのかな、やってみよう。ということで「ひとりスリーピースバンド投稿祭」開催です。
これでゴチャゴチャアレンジからスッキリすぎるアレンジに変更しました。やっぱりこっちのほうがいいなと思えたのでスッキリアレンジに変更。ちょっと寂しいので、ベースラインやらドラムパターンをちょっと派手にしてみた。
自分の中ではなかなかのベースラインだと自負しているが、いろいろな曲のベースラインの寄せ集めということは秘密だ。ベースラインってかっこいいなぁ。もう楽器を習得するまで時間がかかるのでやりはしないが、自分が楽器をやるならベースがかっこいいなぁ。
そんな妄想をしながらスッキリアレンジはすんなり終わった。
最後の話
さてさて、お話の最後である。終わりよければすべてよし。起承転結の結。これで悩んでしまった。初めはもうちょっとふたりくっついていた感じだったけれど、もうちょっとすれ違わせたいなと思ったのだ。
そう、初めにも言ったキュンキュン具合だ。ちょっと足りない気がする。ということでもう少しすれ違わせたい。離れすぎず、くっつきすぎず。これが苦労した。もう一度この2人はどんな子だったのか振り返ってみよう。
まず男の子。
基本元気、あんまり考えないで進んでしまうタイプ。あんまり勉強はできないが、勢いで行ってしまうタイプ。まあ周りが振り回されるけれど、元気は元気なので、みんなついて行っちゃう感じ。
でもちょっと背が伸びるのが遅いのか、中学校ではちょっとみんなの勢いに負けつつあり小学校のようにリーダーシップが取れない感じ。すこし卑屈なのがここら辺から出ているのかな。
基本優しくて仲間思い。小学校の頃は足が速い元気でモテていたが、中学校になると背が高いイケメンはいる。そのせいか、何度も告白するがうまくいっていないよう。近くにいるのにね。(^^;)
次に女の子。
昔は小さくて色が白く内気なことから、あんまり前に出るタイプではなかった。休み時間は本を読んでいるような、小さなかわいらしい女の子だった。
彼女の転機は彼の家の前に引っ越してから。同い年で目の前に住んでいるということで、彼の遊び相手になっていた。初めのうちは彼の運動能力についていけず置いていかれることもあったが、彼が自分のことを気遣っていることに気づいてからはいっしょにいるのが楽しくなった。あまり表情がなかった子だったが、少しずつ笑うようになり彼を好きになっていった。
小学生の頃は女の子の方が大きくなるのが早いので、だんだん彼より大きくなって中学に入る頃にはもう彼の背を抜かしていた。小学校の頃に彼について行きたいがため、後ろをついて行ったら体力もつき運動神経も良くなった。
もともと勉強はできたので、文武両道、美人で学校一の美少女ともてはやされるようになった。彼のことはずっと好きで最近ちょっと距離を感じることに苛立ちつい冷たく当たってしまうが、本当は彼のことが好き。
彼にできるからと言われたので生徒会長や部長や委員長何でもやっている。彼に告白して欲しいってずっと待っているあたりはまだまだ子供。昔の静かな性格は残っているよう。
こんな感じだ。おっ、何だか面白くなってきたぞ。やっぱり設定は大事だったな。自分で作った設定に妄想力を加え加速する。
何度もやり直しをしていた最後の歌詞が何とかなりそうだ。(^^)
つづく