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「選べない」制作裏話 #1
テンポ
前曲「君がすき」を手掛けてから時間が経っているが、なんだか忙しい。あまり忙しいと口にしたくないが、仕事の量も増えてきた。それだけでなくこの時期は花の写真のカレンダーの制作、印刷、発送、などが重なる時期。う~んなかなか大変だ。
でも大変大変と言っていても始まらないのでこういう時は一つずつクリアすればいい。カレンダーの印刷はプリンターくんに頑張って貰えばいい。発送の事務作業も細切れに行えばいい。それでも時間はキチキチなので仕事の帰りが遅くなる。もうとぼとぼ歩くようになり、なんだか良くない。
こんな時こそキビキビ歩いて、山歩きのトレーニングだ。しかし、何もなしに歩き続けるのは厳しい。なんかいい曲ないかなと考える。なかなかいい曲が見つからない、見つからないなら自分で作ればいいじゃないか!
ということで今回は疲れて帰るときも、歩き続けられる曲がいいということで決めてみた。ではテンポはどれぐらいがいいかと考える。考えても仕方ないので歩いててみる。5分間歩いた歩数から、テンポを割り出すことにした。なんてことはないiPhoneのタイマーを5分かけて、その間一定間隔で歩き歩数を数えるのだ。
結果5分で636歩、1分では127.2歩、繰り上げてBPM128の曲を作ることに決定。こんなやり方でテンポ決めているのは私だけだろうなとほくそ笑む。でも端から見たらおかしいのかもしれない。(^^;)
チョココロネ
さてお話だが、たいてい仕事が忙しくなってくると、仕事を吹き飛ばす曲を作りたくなっってくる。ということで、OLちゃんシリーズの曲を作ろう。もしかしたらOLちゃんに自分の辛さを重ねている?まあそんな曲があっても良かろう。
前回のOLちゃんの曲「会えないの」のリアクションに「OLのミクはなかなか無かった、新鮮。」という言葉をもらった。確かにそうだ。たいてい私の曲も出てくるのは学生で10代の子達が多い。20代でOLのミクの曲はあんまり聞いたことがない。しかも自分の行く末に悩んでいるのはなかなかないかもしれない。確かにこれは面白いと、そのお返事で気付かされた。今回OLちゃんシリーズを作るにあたって推進力になった。
初めのうちは一人で黙々と曲を作っていた。ある日聴いてくれることがわかって喜びを知った。それならば自分のできるところを進んでいこう。流行りの曲は流行りの曲が作れる人に任せればいい。私には私にしか作れない曲があるはずだ。
世界的に有名な「木村屋のあんぱん」にならなくていいのだ、我が街の「あのパン屋のチョココロネ」になればいいのだ。たくさん食べられているわけではないが、確実に売れて売り切れている。そんな曲を作っていこう。(^^)
お話
そこでさらさら~っとなんとなくのお話を書いてみる。なんとなくの経験や、友人知人などの話を総合してお話を書くが、OLや社会人の恋はなかなか難しい。今回のOLちゃんは田舎に彼がいるので、出会いは求めなくてもいいが、普通は出会いがない。
出会ったとしてもお互い仕事をしているのでなかなか会えない、時間がない。その上、曲は作りたいしゲームもやりたい。圧倒的に時間がないのだ。OLちゃんは田舎から出てきているので当然一人暮らし。
少し遅くまで仕事をしているので帰ってくるのは8時ぐらい、そこからご飯を作ったり、家のことをやったりしているとあっという間に寝る時間。週末には彼とZoomできるけれど、平日はなかなか難しい。
これを繰り返している間に一年が過ぎる。弱音を吐きたいけれど、会社では後輩がいる手前なかなかできない。以前弱音を共有していた同期は寿退社でもういない。ラブラブな姿を見て憧れるが、自分はどうしたらわからない。
彼をとって会社を辞めて田舎に帰るか、このまま仕事をし続けて気づけば一人のまま年老いるかのどちらかだ。いつかは彼と結ばれたいけれどいつなのか、いつも同じところで悩んで破綻する。その繰り返しだ。
こんな感じの日常を曲にできるのだろうか。いけるの?自分?(^^;)