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「気づいて」制作裏話 #4
2番
仲の良い友達からも「彼」のこと好きなのと聞かれるぐらいわかりやすくなってきた。彼女本人は語りたい相手としか思っていないのだけれど、端から見ていると女の子が好きな男の子をじっと見ているようにしか見えない。
友人に聞かれても「ちがうちがう」なんて言っちゃうあたりが、ちょっと抜けているというかかわいらしいところなんだけれどな。彼女自身は大好きなアニメやマンガを参考にしようとしたけれど、どれも特殊ケースなので当てはまらない。どうしたものかと悩んでいる。
2番のサビの歌詞で気をつけたのが、どちらとも取れるような歌詞にしたかったのだ。オタクの女の子が同志からの声がけを待っているようにも、普通の女の子が好きな人から声かけらるようにも取れるようにしたかった。そうすることによって、「同志」から「好きな人」に変わっていく感じが表現できればいいなと思った。
「1番のサビ」
気づいて 私も好きなんだ
気づかない キャラだらけにしたのに
気づいて 語れる自信ある
こんなチャンス逃さないから
これってオタクっぽいセリフではないですか?
「2番のサビ」
気づいて あなたと話したい
気づかない 私のときめきを
気づいて 準備はできる
あなたと話できるといいな
これって1番のサビを聞くとオタクっぽいですが、単体で聞くと普通に恋愛少女っぽくないですか?
ちょっと苦労したところだけれど、なかなか伝わらない悩ましいところ。(^^;)
アレンジ
さてゆっくりなテンポの時についていたピアノのメロディーとコード。これでは元気の良さが出ない。病院にいるときに鳴らしていた昔懐かしのシンセサイザー音源でできたらいいななんて考えてしまった。
まずはドラム、これはアナログドラムではなくリズムマシーンで探した。初めTR-808あたりを探していたのだけれど、久しぶりに聴いたStyxの「Mr.Roboto」の感じで出してみた。特徴的なスネアの音は私の中にずっと残っていて今出てきた感じ。
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詳しくはないのだけれど、Styxってもっとロックしていた印象だったけれど、このテクノな感じでいきなり売れて日本でもヒットしていた。友人が持っていたジャケットはなんだか怪しい大仏のようなロボットだったように記憶している。今回のドラムはなんだか昔のいろいろな記憶が入ったドラムなのだ。(^^;)