「ふられて!」制作裏話 #5(最終回)
すれちがい
最後の歌詞はこの曲の要、本人たちには申し訳ないが、すれちがってもらいます。本当は今すぐにでもお互いの本心を伝えたいのだけれど、そうすると歌詞が完成しない。(^^;)
距離のあった平行線を何とか近づけた平行線がこちらだ。平行だから交わらないのは今は許して。
1回目(女の子(男の子))
これどちらも決意しているんです。女の子は今まで待っていたのでさらに気持ちを新たに好きでいつづけます。そんな気持ちを微塵も感じない男の子は今バカにされているのを返上しようと新しい相手を探すと決意しています。すれ違っていますね〜。
2回目(男の子(女の子))
男の子はあまりにも自分が女の子につり合わない感じで成長しているのでひねくれています。「何一ついいとこない」なんて自分で言いますかね。でも他の女の子に告白して目の前の女の子に鼻を明かすなんてだめだなぁ。だからみんなにバカにされちゃうんですよ。
そんな女の子も、ふられる姿をいつも見ています。うまくいかなくてホッとしています。男の子が見て欲しいのはそこじゃないんですよ。すれ違っていますね〜。
3回目(女の子(男の子))
お互い相手に対する欲求が出てきてます。女の子は「どうしてこんなに好きなのに私に告んないの?普通わかるでしょ。」とでも言いたげです。いやいや、あの感じ(小説参照)だったらそうは思いませんよ。男の子はちょっと卑屈になっていますから、優しく優しくね〜。
男の子は「昔のように話したい」と言っています。いやいや女の子はそれ以上のものを求めてますよ。鈍いですね〜。
どうしてお互いわからないかなぁ。二人ともすれ違っています。
4回目(男の子(女の子))
お互いがお互いのことを好きなのに表面に出ないんです。まさに”両片思い”というやつでしょうか。神様的には「付き合っちゃえよ!」と言いたいところですが、ここはぐっと我慢。
お互いの愛を深めるために必要と解釈。もうちょっとキュンキュンさせてね。お互いのことを思っているところが大好きですね〜。恋愛ってあと一歩までは案外早く進むのですが、そこから最後の一歩まで踏み出すまでが長い。
両片思いでうまくいくこともあるが、タイミングを逃してうまくいかないときもある。なかなか難しいところです。
よければ私と一緒にジタバタしていただけないでしょうか。私はどうするか決められるけれど、どうもできないみなさんの方がもどかしいかもしれない。
でもなんだかんだ言って最後はキャラが勝手に動き出すんですよ。もう神様大変。(^^;)
発表
さあ、投稿祭が目白押しになっている隙間を縫って11月1日に発表する。ありがたいことにたくさんの人に聴いてもらっている。このふたりの行く末に心寄せてくれる人もいる。本当にうれしい。
製作期間の10月はFFさんと山に登ったり、M3で実際にお会いしてCDを買わせてもらったりとつながりを感じる月になった。そんな中で作ったこの曲もつながりを感じながら作った。だからたくさんの人に聴かれなくても、誰かの心の奥に届いたのなら嬉しい。それだけで作ってきた苦労が吹き飛ぶのだから、本当に不思議だ。
ここまでnoteを読んでくださり、曲を聴いてくれた人には感謝しかないです。ありがとうございます。\(^o^)/
おしまい。(^^)