見出し画像

「いついつまでも」制作裏話 #3

そのときできた歌詞はこんな感じ。

初めは細い糸だったけれども
あなたが横にいることに気づいた
話してるうちに自分の笑顔が
あなたを幸せにすると笑った

細かった線が少しずつ太く
なっていることに今さら気づいた
昔ひとりでいたことを思うと
ずいぶん進んできたんじゃないかな

自分ひとりでは行けないとこも
力合わせると立てると知った

もうあなたいない世界いらない
全て無くしても守るの
いつまでも一緒にいられないけど
願ってしまういついつまでも

私の線がさらに広くなって
自分の周りを満たしていったの
あなたを通して世界は広がり
少しずつ知っていること増えたの 

そうするとまたその先に世界が
あること知って愕然とするけど
あなたとふたり歩き出してみたら
世界がとっても優しいこと知る

前が見えないと不安にもなる
一歩出すことさえためらう夜も

背中押してくれるあなたがいた
どれだけ勇気もらえたか
広い世界に潰されないように
あなたと歩いていきたい

振り返り後ろを向く
繋がった世界が見えたのよ

怖くて足がすくんだ世界が
今私支えてくれてる
そこにはあなた一緒にいるんだね
そばにいてねえ

いついつまでも

このあとこの曲はピロさんのところに行って、Rionさんが仲間に加わって素敵な3人の曲へと変わっていきます。そこから先はピロさんのnoteにお任せすることにしましょう。

これから先はいちばん初めの初期の段階の歌詞の解説です。だからちょっと歌詞が違います。そういえば歌詞解説ってあんまりしたことないなぁ。(^^;)


ちょっぴり歌詞解説

初めは細い糸だったけれども
あなたが横にいることに気づいた
話してるうちに自分の笑顔が
あなたを幸せにすると笑った

本当に初めて出したときは、友人や知り合いに聴かせるのにメールで送るのは面倒だなと思っていたので、ニコニコ動画にアップしてそのリンクを送ればいいと思っていた。知り合いに聴いてもらえばよくって、誰かに聴かれると思っていなかった。

そうしたら、自分でも友人でもない誰かが聴いて再生数が回っている。「うぽつ」の意味もわからずコメントを眺めていた。それがとても嬉しくて曲作りのモチベーションになった。自分が知らない誰かのところに、自分の曲が伝わっているのかと思うと胸が熱くなる。そんな経験をした。

2019年の年末、ミクちゃんの新曲を聴きたいのでコロナ前のコミケに行った。新しいCDをゲットした。そのときにTwitterのアカウントが書いてある名刺をいただいたり、歌詞カードに書かれていたアカウントに興味が湧いた。おそるおそるアカウントを作成してドキドキしながらリプを送ったりした。そのときの感動が忘れられずにいろいろな人へとリプを送って交流するようになった。そういえばTwitter始めたばかりの頃からRionさんとは交流しているなぁ。(^^)

細かった線が少しずつ太く
なっていることに今さら気づいた
昔ひとりでいたことを思うと
ずいぶん進んできたんじゃないかな

今思うと、曲を作り始めた頃というのは、誰とも交流していなかったわけだし、そのつもりもなかった。でも、今はたくさんの人に曲を聴いてもらえているし、たくさんの人から感想をもらえている。ずいぶんと進んできたんだなぁって思えた。

自分ひとりでは行けないとこも
力合わせると立てると知った

本当にそれはこう思う。実際この曲がそうだなぁって感じる。自分ひとりでは全然いけないところもたくさんの人に聴いてもらったり、たくさんの人と関わることによって今の自分が立っているところにいるんだなって思える。

山でいうなら、ひとりでは登れない山にたくさんの手助けがあって登っている感じだ。本当に自分で曲を作れるなんて考えてもいなかった人が、曲が作れるようになったのは驚くべきことなんだと思う。

もうあなたいない世界いらない
全て無くしても守るの
いつまでも一緒にいられないけど
願ってしまういついつまでも

この曲は作曲で関わった人たちとの想いを込めて作った曲だけれども、もしまたどこかに流れていって、作曲とかDTMとか関係のない人のところにも届けばいいなって思った。だから、長く連れ添ったパートナーとの曲にもなればいいなと意識していた。それもあってどちらとも取れるような歌詞にしてみた。

作曲関係の解釈だと、Xで繋がった人たちの世界はずっといたいと思うほど心地いい。できる限りこの世界にいたいと思う。だが、Xを止めるのも続けるのも本人の自由だ。ずっといっしょにいられないかもしれない。だからこれからいついつまでもと願ってしまうんだ。

長く連れ添ったパートナーとの解釈。もう空気のような存在になってしまった相手に、いなくなるなんてことが考えられない。たまに家を留守にするときがあるが、これがずっと続くなんてことを考えると怖くなる。でもだんだんと歳を重ね進んでくると、ずっと永遠にいられるなんてことはないんだと思ってしまう。私が先に逝ったら別れてしまうけれど、自分が取り残されたらとても寂しい。だからいついつまでもそばにいたいの願ってしまうんだ。

そんな二つの意味があったりする。(^^)

つづく


いいなと思ったら応援しよう!