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「気づいて」制作裏話 #6

ラスサビ

ラスサビ歌詞は

いつも友達と一緒にいる
話しかけるなんてできないわ

気づいて テレパシー送るのに
気づかない 通学路変えても
気づいて 髪型もそろえた
こんな私じゃ気づかないよね

気づいて いつもそばいるのに
気づかない 女子力あげたのに
気づいて あなたをみているの
いつか話せることを夢見て

こんな感じ。友達と話しているところに、自分の好きなキャラの話もっていくことなんてできないですよ。ただでさえ話しかける勇気はない。その上にキャラの話なんてなおさらです。

それにしても彼女ポンコツ度合い上がっていますよね。「テレパシー送って」って超能力者ならともかく普通の女の子ですよね。「通学路変えて」もいるってわからないとその他大勢だし、「髪型を変えた」ことに気づく男の子ならもうとっくに気づいていますよ。無駄な努力をたくさんしています。

まあもうすることがなくなってしまって、何やっていいかわからなくなっているのでしょうね。最後はもう、ただの普通の女の子です。男の子のなるべく近くにいて、女の子っぽくして、好きな男の子見ている。はたから見ているとかわいらしいのですが、本人必死です。もし話せるようになったら、キャラの話できるのでしょうかね。意識しすぎて何も話せなくなっているかもしれませんね。(^^;)

シンセ

シンセサイザーの昔っぽい音になんだか気持ちよくなってしまい色々入れてみた。あれもこれも入れてみると、もうこれはなんだかわからなく音がなっているだけになる。曲作りしている時に大体一度は行き過ぎて大変なことになるアレだ。

これは良くないということで、シンセサイザーを最小限にしてみる。すっきりした。すっきりしたのはいいのだが、最後に盛り上がりに欠ける感じだ。最後ラスサビのところは、もうあたふたして大変な感じとか緊張してドキドキしている感じとかで賑やかにしたい。

う〜ん、賑やかな音楽といえば…「サンバ?」サンバは賑やかな音楽で心沸き立つのでなかなかいいセレクトだ。しかしサンバなアレンジなどしたことはない。私の中で知っているサンバの曲と言ったら、「Samba De Janeiro」ぐらいだ。(確かドイツの作曲家が作ったというから、厳密にはネイティブのサンバではない?)確か昔ドリームキャストというSEGAのハードで「サンバdeアミーゴ」というゲームのオープニングに使っていた。

こんなところで出てくるとは思わなかった。ブラスがかっこいい楽曲だ。

あとはおニャン子クラブの「かたつむりサンバ」

これぐらいだ。かなり極端な2曲。

この2曲を聴いてやっぱり思ったのは、サンバホイッスルである「アピート」は欠かせない。「コンガ」や「ボンゴ」もそうだが、「アゴゴベル」もいい。こんな音源ないよなぁ。とLogicの中の音源を探していた。

そうしたらあったんです。さすがLogic!やるじゃん。そうしたら「クイーカ」もありました。このクイーカなんかどこかで聞いたことある。あれだ、NHK「できるかな」のゴン太君の声ではないか。これは入れたい。

またまたレガシーの中のDrum Kitsのなかにサンバ楽器がありました。

でも他にも曲の冒頭で聞いたことがある。う〜んなんだっけっかなぁ。と記憶の奥底にまで潜ったらありましたよ。ときめきトゥナイトオープニングの「ときめきトゥナイト」。検索したらあるある。ありがたい。やっぱりクイーカ使っていました。ついでにエンディングどうだったかなと思い見てみるといきなり太いリード音のシンセ使っているではありませんか。これは音信不通になっていた友人にいきなり会った感じ。なんだか嬉しい。

いやぁ、サンバを入れることでこんなにも記憶の旅に出られるとは思いもしませんでした。

しかしアレンジはよくわからないので「クラベス」を1番から「アゴゴベル」を2番から「アピート」を3番から入れることによって盛り上げてみた。もうこれは完全にアドリブ。ちょっとテンポ落として適当に人差し指でmidi鍵盤を叩く。それで入れたものなので、なんだかおかしくても笑って許してください。(^^;)

なんだか今回とてもマニアックになってしまった。ついて来られる人がいるのだろうか?(^^;)


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