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「あなたの背中」制作裏話 #2

曲作り

さてエンジンは回っても走り出さないと曲はできない。どういう路線で行こうかと悩むところである。なんとなくのメロディーと歌詞は前日暑い中歩いたので浮かんだのだろう。

この暑いのというのが私は苦手だ。なんだか時間がゆっくり進んでいるようにも見える。そんな感じが出せればいい。そんな感じにぴったりなのがエレピだ。エレピでコードの部分を鳴らしてメロを奏でる。エレピだけだとなんだか元気がないなぁ。

しっとりしすぎるのもどうだろう。スリーピースバンドだから少し元気な方がいい。少し元気なのにしたらもうちょっと手数がふえて欲しいな〜。ということでドラムを手数が多いものに変えてみた。いっそリズムマシーンのようなものに変えてしまえばもっと元気になるのでは?ということで、私のスリーピースはエレピ、リズムマシーン、ベースのスリーピースになりました。

こんなん出して怒られないかなって思ったけれど、自分でいいっと思ったのでもうこれでいくのだ。怒られたらごめんなさいって言って下げればいいだけだ。たぶんレギュレーションに反していないと思う。(^^)

歌詞

歌詞はもう一番ぶんぐらいしかなかったので、もうこの後のことを考えずに出すことにした。昨日の暑い中歩いていて思いついたのだろう。信号待ちで見覚えのある背中に会った。ただ相手はまだ自分に気づいていない。こんな感じがスタートだ。

ここで妄想力を限界まで引き上げる。なぜ見覚えがあるのか?それは好きだった人の背中だったからだ。どうして気づいたのか、以前別れたときに彼に置いていかれ、最後の彼の姿が背中だったから。

おっ、いいぞいいぞ。すぐに声をかけられなかったのは、あまりいい別れではなかったからだ。そんな妄想を頭に浮かべながら、歌詞を書いたらそれほど時間はかからなかった。

もちろんこの日も仕事はしている。時間もあまり割けていない。でもまあ人様に聞いてもらって不快になる感じはないからこれで行こう。とにかく参加資格を得るための曲なのだからこれでいいだろう。

つづく

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