「くゆるかをり」制作裏話 #4
ラスサビ
実はラスサビ、彼をそのまま引きずったままにしていました。本当に直前に「何だかこの子、動けなくなってかわいそうだなぁ。」って思っちゃったんですよね。う〜ん、やっぱり前向いて歩いて欲しいなぁ。今は無理でもいつか彼女を大切にしてくれる人が出てくると思うから。
それには彼との思いを断ち切ってあげたいなぁ。もう曲もできて動画を作っている最中にそんなこと思っちゃったんですよね。変えられるかな?ラスサビに用意されたのは4行ほどの歌詞。
これはなかなか難問だ。これで未来が見える歌詞など書けるのだろうか。でも考えた。本当に考えた。1番2番とは比べものにならないぐらい考えた。私としてはかなりの力作なのだが、彼女の気持ち伝わっただろうか。珈琲の香りがたくさんのこのお店は彼との思い出がたくさん詰まっている。苦手なコーヒーの苦い味を飲んだあと、お店を出ることで少しけじめがつけられたらいいのだが。
ラスト
お話はいい感じでできてきたのに肝心のアレンジができていない。そうそうトラック数が少ないままなのだ。メロディーをゆっくりにして香りが漂う感じにして、伴奏を少しテンポ良く元気にしていた。
中でもドラムはずいぶん気を使った。意外とドラムを速くしたのだけれどそこまで違和感はなかった。中でもシンバルを静かにたたく感じがいいなと思った。ライドシンバルの真ん中と端っこで音が違う。ちゃんと音源は別々に入っている。すごいなぁ。
動画を見ると真ん中と端っこを交互に叩いている。これは適当に叩いていないようだ。調べると真ん中を「CUP」といい、そこから「BOW」が伸びているようだ。ハイハットもいろいろな叩き方があるので感心してしまった。ドラマーの人は承知のことだろうが、私にとっては新しい発見だった。ハイハットも軽く叩くとかっこいい。大人っぽいので採用。
そこから、いろいろな楽器を足して見るのだけれど、何だかゴチャゴチャしてくる。何かこの曲の雰囲気に合っていない気がしてきた。足して削ってを繰り返していた。ここまでくるともう何か足しても余計な気がしてきた。それならばもうこのままでいい気がしてきた。
しかし世の中はBlack Frydayのセール中。いい音源があれば買おうと思った。買う気満々だよ〜、で臨んだ。狙いを定めていた音源は値引きをしていなかったのでいつでも買えるなぁと思い買うのをやめた。結局、いまのところLogic内蔵音源だけで仕上げてしまっている。いいのかなぁ。あまり時間はないけれど、粘れるだけ粘ってみよう。はっ、まだ動画の方、作っていない。どうしよう。(^^;)