「気づいて」制作裏話 #5
レガシー
そんな昭和のことを思いながら曲を作っていたらLogic Proのなかに「レガシー」なシンセサイザーを見つけた。Logicを使っている時はショートカットキーはよく使う。13インチの画面で曲作りをしていると画面は出したり消したりするから「コマンド」や「オプション」「シフト」様々なキーを押しながら使う。
そのときに「オプション」キーを押したまま音源を選ぶと見慣れない「レガシー」の文字があるのに気づいた。こんなのあったかなと思い選んでみると、設定値だけのシンセサイザーが立ち上がった。どこかで見たことある気がする。
わからないのでキーボードで音を鳴らしてみると、これがなんだか線が太くて懐かしい。意外といいんじゃないか、いやむしろ好きかも。昔、Logic9の時にこんな画面見たことがある気がする。こんなところに隠れているとは。
調べてみるとどうやら「レガシー」Logic9の時代のシンセサイザーのようです。互換性を保つためにひっそりと内蔵されているようです。Logic Pro Xから使った人は「レガシーな音源」を使うことはないのに入っているなんてなんて健気。私はその音を聞いたことあるよ。ということで使ってみよう。
人の出会いもシンセ の出会いも同じだと思い、今回は「レガシー」な昭和なアレンジをしてみることにした。
Cメロ
はじめCメロをつけていた。ラスサビの前につけていたメロディーがあるのだがどうも気にいらなくなった。ゆったりした曲の時に作ったものだから、テンポを上げると「なんか違う。」になっていた。
そこでいろいろ考えていた。かつてのアイドルもお客さんとコール&レスポンスしていたなぁと思いながら昔の動画を見ていた。やっぱり気持ちがいいですねぇ。このリズム入れてみるか。ということで「チャーチャチャ、チャーチャチャ」を入れてみた。やはり気持ちがいい。
でも目立ちすぎるのでベースラインに採用。こっそり入れることで深層心理からみんなをコントロール。ってできるわけないですね。むしろ自分がこのCメロが気になってしまって、Bメロで採用しました。ということでBメロのベースラインに入っています。スマホで聞くと聞こえないかもしれません。ということ聞こえてないのに耳に入っている、これは深層心理に訴えて…。なわけないですね。(^^;)
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