小学校の先生が夏休みにしてほしいこと
はじめに
「note」を始めても書くことがまとまらずにずっと放置していたことを反省して、今回から自分の忘備録のために書いていこうと思う。もしかしたら誰かしらの役に立つかもしれないので。もしお付き合いいただけるならば、よろしくお願いします。
1、成績をつける
まずは、まとまった時間にやっておきたいことベストワンに挙がるであろう「成績をつける」。人によっては貯めてしまったテストやノートのチェックをここでやってしまうことも多いはず。そして、あらかじめ各教科の成績をだいたいでいいから出してしまうことをしておきたい。中には所見(先生からのメッセージ的なやつ)も用意しなければいけない学校もあるので、せめて教科に関することか、生活に関することを書きためておく。これをしておくと、夏休み明けの精神衛生が格段に良くなるのである。小学校教師にとって「成績つけ」は、悪友の「夏休みの友」であると言える。
2、教材研究
次に多くの先生が「やっておけばよかった」と9月に血の涙を流すであろうことは「教材研究」である。夏休み明けは宿題のチェックやポスターなどの提出物の整理や名簿作りが待っている。教材研究する暇はほとんどないと言える。だからこそ、夏休みのうちに各教科2単元くらい先までやっておくと安心である。時間にゆとりがあるので、普段は作らない副教材なども準備できる。たまにはゆっくり教材研究をすることも悪くないですぜ、旦那。
3、学ぶ
まとまった時間があるので、ぜひ新しい教育法に触れる機会にするとよい。ということで「学ぶ」を挙げた。最近は公教育に関する流れがいろいろと変わってきており、この時流をつかまねば、あっという間にマリアナ海溝の底に沈んで取り残されてしまうこと待ったなし。そうなると再浮上は至難の業なので、この時期にしっかりと学んでいくとよいと思う。おすすめはインターネットにある多くの実践の動画やレポートに目を通すこと、本を読むこと、懐に余裕があれば、フィールドワークに行くことである。さまざまな実践を学び、自分の学級用にカスタマイズしておくと、あれだけ憂鬱だった夏休み明けが、ほんの少し楽しみになる・・・かも。
4、遊ぶ
「ふざけんな!毎日勉強ばっかやってられっかよぉ!」というのが本音。みんなそうだし、私もそう。今までは理想の教師像を語ってました、すみません。やっぱり夏休みなのだから遊ぶのが一番ですね!ぜひ普段のストレスや悩み事などを吹き飛ばしてください!でも、予言します。遊んでいても
「これ、今度の授業で話せそうだな。」
「この場所、社会科でやった地域と共通点があるぞ。」
「この人の話、キャリア教育の教材にぴったりじゃないか!」
と、常に教員フィルターがかかってしまうでしょう。でもこれは、もはや職業病ですね。あきらめてください。
まとめ
そんなこんなで夏休みは小学校の教師(他の校種も同じですが)にとって貴重な時間です。どんなに充実させたところで、夏休み明けの喪失感はあるでしょうが、せめて夏休み明けの「期待感」「わくわく感」も多少なりとも感じられるような、そんな夏休みにしたいですね!私もそんな夏休みを過ごしてきます!どうせ飲み会しか楽しみはないのですがね・・・。