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サブミッシブという性癖

注意:あくまで自分はこう感じてる、考えているというものです。一意見として読んでください。

※実際にBDSM、Dom/subプレイをした当事者ではないし、ネットで知識を拾ってるだけなので、知識浅いことをご了承ください。

Mという違和感

Mという言葉には長年違和感を持っていた。
SかMかと聞かれたらMではある。
誰かに精神的に支配してほしいと願っている。
軽い肉体的刺激や拘束をしてほしいが、
肉体を痛めつけられることは望んではいない。
SMと聞き想像するような「ご主人様と奴隷」は嫌だし、「飼い主とペット」のような関係も嫌。
精神的Mと言えば通じるかもしれないが、
意味を包括しているけど正確ではない。
そんな印象だった。

そんな違和感をずっと抱えていたので、
ドミナント、サブミッシブという概念を知った時は、長年わからなかった病に診断きてもらったような感動があった。

自分と同じような人がいる!
私の性癖を理解してもらえる人がいる!
そして私のような性癖を受け止めてくれる人がいる!
違和感をずっと持っていて、孤独だと思っていたのに、そうではないという事実は本当に嬉しかった。

BDSMテストの結果

サブミッシブという性的嗜好を知って、
単語を検索し、サブミッシブについて調べてみたり、知るキッカケとなった「Dom/Subユニバース」を読んでみたりもした。
しかし、自分にとってしっくりくるものはあまりなかった。
方向性はあっているが、本質というか核を正確にとらえてはいない。そんな感じだった。

ある時、BDSMテストの存在を知った。

何度かやった診断をした結果

90%以上 Submissive (サブミッシブ)
80%程度 Non-monogamist (非一夫一妻制)
70%程度 Vanilla(標準的なセックス)
70%程度 Rope bunny
              (拘束されるのが好きな女)
60%程度 Brat(いたずらっ子)
60%程度 Experimentalist (実験家)
50%程度 Switch(スイッチ)
50%以下 Slave,Masochist,Exhibitionist,etc.

と言う結果だった。
サブミッシブという性癖に圧倒的に適性はあるが、Slave(奴隷)やペットの適性は低かった。

それぞれの違いを自分で考える。

1番に思いついたのは時間的支配の違いだ。
サブミッシブ<ペット<奴隷の順で生活における支配の割合が違うと思った。
私はDomに支配されるとしてもプレイ中だけが良い。自分の時間がないと自己を保てないので日常生活まで支配して欲しくはない。

ペットや奴隷は24時間365日、支配してもらえることが安心に繋がるのではないのだろうか。
そこの欲求は本当にないので分からないが、
そこまで時間と手間をかけてくれる人がいて、その人を信頼できるのならそれは幸せなことだとは思う。


色々考えてみたが、他に思いつかなかったので、
具体例を取り入れて考察してみた。
Dom/subのコマンドがあるようなのだけど、英語は分からないので、pixivのDom/Subユニバースのcommand一覧を参考に、コマンドについて書いてみた。
また、英語のコマンドでなく、日本語でこう言われたらと書いていきます。

基本コマンド
keel(ニール) 意味:座れ・跪け

基本の形はぺたんこ座りらしい。
きつい口調で言われたら無理。
相手が座ったり立っている状態で、床に座らせるのも無理。
ベッドやソファの上とかに座るなら従う。
条件を羅列してみると、私にとっての許容範囲の匙加減の難しさがわかる。

おそらく、Dom/Subユニバースでは「ニール」から始まるのが基本なので、必ず最初に入ってくる。創作系で興奮しないのだと思う。


Crawl(クロール)
意味:「四つん這いになって」「這え」

四つん這いなら従う。
這えと言われたら無理だし嫌だ。

Come(カム) 意味:「おいで」「来い」
Stay(ステイ) 意味:「そのまま」「待て」
Look(ルック) 意味:「こっち見て」「目を逸らすな」
Say(セイ) 意味:「教えて」「言え」
Strip(ストリップ) 意味:「服を脱げ」
Present(プレゼント) 意味:「見せて」「晒せ」
上記のコマンドは精神的支配の中でも羞恥心を煽るタイプなので、おそらく基本従うと思う。


Corner(コーナー) 
意味:「壁に向け」「すみっこ」

反省を促したり、お仕置きに使うコマンド。
支配タイプだと飴と鞭みたいな感じだろうか?
これは無理。プレイだと分かっていても受け入れられないし、従えない。このコマンドに関しては、奴隷とペット要素が強く感じる。

従順とは?

サブミッシブという性癖を打ち明けたの2人だけ。女風初デビューのナツキさんと、もう一人のセラピストさんだけだ。

ナツキさんはDMでのやり取りで伝えたが、「可愛くて良いね!」くらいの返答だった。

もう一人のセラピストさんは仮名を「アサヒさん」とする。
本業もセラピストで、写メ日記やキャスを見ていると知識が豊富で言語化が上手な方だ。
BDSM知識にも精通していて、自身のこともSではなくDom寄りと言っていた。
デート利用でお会いした際、私の性癖を伝えて、どういうのが嫌とかお話ししたら「人として扱って欲しいんだね。」と言われた。
その言葉は私の心にスッと沁みた。
私の伝えたいことを理解してくれた上、的確にまとめてくれたのだ。

奴隷のようにモノとして扱われたくないし、ペットのように所有物として管理されたくはない。
ただ、一人の人間として対等に扱って欲しい。
尊敬して信頼している人にプレイの一環として、喜んで欲しくて従順でいたい。
相手が喜んでくれた結果、私を愛でたり褒めたりしてくれるのが1番の幸せかもしれない。

その性癖の根底は?

性癖はその人の核や歩んできた人生を垣間見れるので、人の性癖を聞くのも好きだ。
ただ、性癖の中には「過去の辛い出来事からくる心の防衛から生まれた」性癖もあると思ってるので、あまりに過激な性癖を聞くと、過去何かあったのではないかと邪推してしまう。

私のサブミッシブという性癖もおそらく過去の辛い出来事やトラウマから来てると思う。

小さい頃から身長が高かったので、目立つ存在だった。出る杭は打たれる。
「歩いてるだけ」「人とすれ違うだけ」で、色々言わるし、人から指を刺されるのだ。
背丈は成人女性並みだったからもしれないが、精神はまだ子供だ。
周りから受ける言葉を真摯に受け止めようとしていた。自分を抑え、周りに従った。
当時は周りの意見が全て正しいと思ってた。
自分にとっての正解が分からなかったし、周りが喜ぶのならそれがその時の私にとっては正解だったのだ。

奴隷とペットという適性がないのは私の自己肯定感の低さからだと思う。
信頼してる人にモノとして扱われたら、自分自身の価値を見出せず、自分の心が崩壊してしまう気がして、怖くて恐れて拒否している。
自分の心を守るためにできないのだ。

求めているもの


私が求めてるのは自分からの解放だ。
あれこれ考えたり、なにかを選択や決定をしなくてないのだ。全てをことを手放したい。
赤ちゃんがお母さんの腕で眠るように、誰か自分にとって信頼する人に自分の全てを委ねたい。

これが今の私にとっての考える
人生にとっての幸せことであり、
私がサブミッシブとして精神的支配を求めているものなのだと思う。


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