自分の体を数値化、分析。 ワコール3Dスキャン
ワコール3Dスキャン SCANBEとは
きっかけは昔、Xがtwitterだった頃にワコールのボディスキャンがすごいという話をなにかで見かけたからだ。
元々新しい技術とか数値化するのが好きで、
ZOZOTOWNでZOZO SUITやZOZO GLASSなど計測系が出たときも試していた。
そんな中で知ったワコール3DのSCANBE(スキャンビー)
自分の身体を3Dデータ化し、全身18カ所の数値を出してくれる計測サービス。セルフでき、しかも無料!
さらに追加で「わたしに合うブラ診断」(無料)や
「わたしを知る骨格診断」(3500円・キャッシュレス支払限定)もできる。
自分の体を測ってもらいたいというのもあるが、
ブラジャーを付け始めたころから、物によって谷間の方のブラジャーのワイヤーが身体に刺さって痛むことがままあった。
サイズは合っているのになぜ合わないのだ。
ブラジャーは毎日しかも長時間肌に触れるので、ちょっとした違和感がストレスとなる。快適に過ごしたいので、体に合うのものと、合わないものの原因をプロから教えてもらいたいという思いからだった。
スペック
・高身長
・骨格診断では骨格ナチュラルタイプ
悩み
・ブラジャーのワイヤーが刺さる
・形が合わなくてカップの上部が浮く
いざ店舗へ
体験できる店舗数はそんなに多くはなく、だいたい都会のデパートの中のワコール。
私が実際行った店舗も、年に1回何かあれば行くかな?程度の遠いデパートだった。
エスカレーターを上がり、婦人服エリアへ。
デパートの婦人服エリアなんてほとんど行かないので、浮いてないか不安になりながらワコールの店舗へ向かう。
店舗に入って、3Dスキャナーどこだろうと思ったら
通路の壁面の沿ってスキャンビーのルームがでかでかとあった。
通路からはブランドロゴが飾られた壁だったの気づかなかった。
近くにいた店員さんに「3Dスキャンをしたいのですが」と声をかけると、すぐ案内してくれた。
まずは店内でスキャンビーに関する説明と今回のスキャンビーのデータを保存してくれるアプリを紹介されたのでアプリをダウンロードして、いざスキャンビーが設置されてあるルームへ。
計測開始
スキャンビーのコーナーのかなり広めの部屋だった。
具体的な広さでいうとやや狭めの4人用の会議室くらいだろうか。
入り口の手前に着替えエリアがあり、椅子と着替えに必要な下着などがおいてある棚が置いてある。
奥は計測エリアでになっており、HPに載っている四方に柱が立っている白くて大きな計測器が置いてあった。
スキャンビーは測定はセルフで行われるため、店員さんが流れと注意事項を説明してくれる。
説明はかなり長かったが分からなくなったとしても、
壁に説明が張ってあるため一安心だ。
流れとしては着替え→計測→データ確認であった。
説明を終えると、店員さんが部屋から出るので、扉の鍵を閉め計測準備を始めた。
まずは着替え。計測前の準備は
①ショーツ以外すべて脱ぎ、計測専用のブラに着替える
②髪が長い人はゴムやクリップ(備え付けあり)でまとめる
③指輪以外のアクセサリーをはずす
④画面の指示に従い計測
普通に着替えをはじめたが、消防法のためか、
部屋の壁は天井までくっついておらず、上部は空いてた。
そのうえ通路に接しているため、
壁は隔てて他のお客さんの足音や話し声が丸聞こえ。
試着室では感じたことない人の気配と音に囲まれて最初はかなり恥ずかしかった。
更に計測ブラという名のやわらかい不織布のような紙のブラがより羞恥心をあおる。
ホルタービキニの形に見えるが
胴体に沿うように下向きの輪があり、
その輪っかに三角形の布が2つ縫い付けてある。三角形の布の上が紐のように布が伸びており、それぞれの紐の先がくっついてるので、首にかけられるようになっている。
残念ながら写真はとってないので、うまく伝わっているかかわからないが、このブラが全くホールド感がない。
布が肌の上に張り付いているだけだ。
女児のファーストブラ以下の防御力。
今まで生きてきた中で一番心もとない服だった。
こんな環境でこんな心許ない服をきて測定するのが最初は全く落ち着かなかった。
着替えてやっとスキャンだ。
目の前のモニターが計測の仕方を教えてくれるので、その指示に従ってスキャンするだけだ。
計測が終わるとデータが出てきてその都度確認する。印刷ボタンもあり、データをレシートみたいに印刷してくれた。
計測結果と自分に合うブラ提案
まず採寸データ。
採寸データは上記の図のようにmm単位で出る。
ミリ単位で己の体が数値化される破壊力、まざまざ現実を突きつけられてる。
太ったなぁ、体にもっとメリハリ欲しいなぁくらいだったが、
自分の体の3Dデータ。
見せた方が分かりやすいのは重々わかってますが、自分のだらしない視覚画像を載せる勇気はなかったのでご了承ください。
これが本当に直視したくなくないくらいにキツい。本当に文字通り丸裸にされる。
ちなみにこちら360度回転できるのでいろんな角度から客観的に自分を見れる。
横から見るとうわぁ、姿勢悪いなぁ、お腹の辺りにめっちゃお肉ついているなぁ。
くるっと回すと自分の見えない背中側。
うわぁぁぁぁ、お尻の肉が完全に重力に負けてる!背中側がすごくだらしない!!!
全身にゆるやかにお肉がついてるのがわかる!
すごく苦しい、ぐうの音も出ない。
紛れもない事実を突きつけられると人はこんなに苦しいのか。
心臓か、心か、胸がなんだか苦しい。
定期的にスキャンすれば比較が出来るそうなので、ダイエットしてる方などは一目で分かるので、興味がある方はオススメ。
ただし、自分の見たくない現実を見せつけられるのを覚悟してください。
さて次はインナーサイズと体型特徴
インナーデータはいつも買う通りだなという感じだった。
面白かったのが体型特徴。
胴体はめっちゃ薄っぺらい!!!
ボディオーバル以外すべて普通!!!
いや、家族とかにも体が薄いとか言われていたので多少の自覚はあったが、ここまで明確にされるとは…。
私のような平胴の方は、バージスライン(=胸の円周のライン)が広いため胸に高さがないので、
骨格ストレートの方の合うU字ワイヤーブラでは体にワイヤーが刺さってしまったり、カップが浮いてしまうらしい。
私のようなタイプに向いているブラジャーは前重心が低い(狭いタイプ)。
3/4カップブラとかがオススメのブラとして出てました。
これは個人的な体感ですが、寄せてあげるとか谷間を作るタイプのブラは体感として体にフィットしてたから、前重心が低いのが多いのかも。
そんな話を聞きながら、体に合うブラジャーを試させてもらったのですが、計測結果よりサイズはワンカップ上に上がりました。
大体、心臓のある左の方が右に比べ大きくなる傾向があるそうですが、私の場合は右と左だとワンカップくらい違うみたい。
どっちに合わせるのがいいかというと、大きい方に合わせるのがベストだそうです。
感想
個人的にはかなりおすすめです!
自分の体は毎日自分で見るけど、
客観的データで自分の特徴を知ることはできる機会というのはこうして自分で作っていかないと一生ないと思う。
今までなんとなくで選んでた下着が
今回の測定で自分の体に合ったものタイプという方向性を知れたので、下着を買う際ににより自分が欲しいもの下着の希望条件、たとえばデザインや機能性、着け心地や価格帯などを明確化すれば自分の欲しいものは勿論、新たなQOLの上げるものに出会えるのではないかなと思う。
あと採寸データは下着は勿論、ネットとかで服を買うときにかなり重宝してます。アプリで保存されてるからすぐ見返せて便利です。
3Dデータは直視できない辛い事実を突きつけられるのかなり苦しいけど、採寸データや体の特徴に関しては機械的にあなたの体はこういう特徴ありますと出してもらえると、その事実を私は受け入れやすかった。
ワコール3Dスキャンは最初はただの好奇心だったけど、体験後はパーソナルカラー診断とか顔診断とか受けた気分になりました。
自分を客観視することって自力だとすごく難しく、私はできない。
客観的なデータに基づいて判断してくれるサービスを利用することで、自分の特徴や体に合うものを知ることができる。
これを通じて自己理解と知識に増やせば、今後のファッションの選択において糧にもなる。
自分の生活にを新たな潤いを与えてくれたように感じた。
まだ自分の知らない自分の体のことがまだあるんだから、本当に世界は面白い。