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視聴結果: マクロス プラス

「続編を含めて派生作品は厳しい」というのは
自分の周りではよく言われる事。
確かに「真理」なんだと思う。
ガンダムなんかが良い例だが、1stと同じ世界観で作られた、所謂「宇宙世紀」を舞台にした続編やOVAなんかは多数作られてきた。
でと本当に「面白かった」と言えるモノって「ポケットの中の戦争」と「F91」くらいだったんじゃあ無いだろうか?
同時期に作られた「0083」や「08小隊」なんて出てくるMSのデザインがカッコ良いだけで、ストーリーは完全に大ハズシしているし…。
オリジナルと同じ世界観でマンネリにならぬように新しい要素を加えて作品を作るなんていうのは本当に難しいことなんだろう。

もう一つ自分の周りではよく言われている「真理」がある。
それは「飛行機と潜水艦モノの映画にハズレは無い」というものである。
飛行機モノでいうなら古くは「翼よあれが巴里の灯だ」や、メジャー処の「ライトスタッフ」「トップガン」そして期待してなかったのに面白かった「ステルス」など確かにハズレが無い。
それはひとえに「空への憧れ・空への挑戦」という男子に響くテーマが根底にあるからだと思う。

で「マクロス プラス」である。
ムービーエディションのほうは以前に観ていたのだが、ディズニー+でOVA版が配信されてたのを知って改めて視聴した次第。

ムービーエディションを観た当時も「オリジナルのマクロスより面白いじゃあないか!」という感想を持ったが、今回改めてOVA版を観てその認識は確固たるモノになった。
それはひとえにこの作品が「飛行機モノ」としてのロボットアニメだからだろう。

元々「マクロス」に出てくるバルキリーのデザイン自体は昔から大好きである。
(ついでに言えばデストロイドのデザインはもっと好きである。)
只、優柔不断な一条ヒカルと天然で自分勝手なリン・ミンメイを中心としたストーリーがイライラして面白いとは思えないというだけである。
(こちらも先日全話見返したが、改めてその認識が確固たるモノになった…。)

だが、この「マクロス プラス」はストーリーも新型機の競合に絡んで二人の男が対決するという非常に明快な内容で、度重なる衝突・最後の最後での和解という展開も熱い。

「飛行機」・「男同士の対決」・「終盤での共闘」と男子に刺さるポイントが押さえられており、中年男子にとってブッ刺さりまくる内容で面白く無い訳が無いと思った次第。
満足。

※因みにマクロスの正統続編「マクロス7」に関しては二話まで観た時点で視聴を中断。
「続編を含めて派生作品は厳しい」という認識を改めて確固たるモノにしたとさ…。


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