同棲してて振られたので続いたことのない日記をつけてみる3

1/20月曜日
寝たんだか寝てないんだか分からないくらい細切れに目が覚めてたから、朝は今までにないくらいスムーズに動き出した。じっとしてると頭がぐるぐる回って吐きそうになる。
私は今同じベッドで寝れないから、リビングのカーペットの上に寝ている。
冬で寒いし、カーペットはペラペラだし、体の弱い元カノに風邪はひいてほしくない。
朝ごはんは食べられなかった。お腹が苦しいのは昨日のラーメンのせいか、頭を支配するストレスのせいか分からない。
着替えを取りにベッドのある寝室に入り見ない方がいいと理解しながらも元カノの寝顔が目に入る。
余りにも可愛い。愛おしい。守りたい。
でも触れない。近づけない。

行ってきますを言わない以外はいつも通りの通勤。
変わらない電車遅延。満員電車。
私は強がりで周りに知っている人がいるとあまり言いたい事が言えないし、泣くに泣けない。
思い返せば元カノと付き合う前は映画やドラマはおろか、昔飼っていたハムスターの最期の時も泣く事はなかった。それが気づけば元カノについてつらい事や心配なことがあるとすぐに泣いてしまう。
あとは元カノに軽蔑されたように怒られた時も泣いていた。私は頭が回る方ではなかったので、いつも全て私が悪くて、元カノは可哀想だと言う結論になっていた。半分くらいは認める。

閑話休題。
振られてから初めての出勤電車で、いろんな不満を思い出すと同時に思い出も蘇ってきて自然と涙が出てきた。声こそ出さなかったがはっきり泣いてしまった。ネックウォーマーに鼻水をつけなかった事を褒めてほしい。
もちろんいつも通り電車は目的地に到着し、雪崩に飲まれるように私も降りる。
駅から徒歩10分の職場に着くまでに涙は引っ込めた。

仕事が始まればあまり考える暇がなかったのは救いだった。
お昼休み。あるきっかけで元カノの本音を見つけて、そして昨晩の孤独を思い出して、今の家には居られないと感じ夜に話し合いの時間を作ってほしいとLINEした。
「出来れば文章でほしいんだけど。」
崩れそうになった。
でもどうしても必要な事だと時間を作ってもらった。
お昼休みの時間はもう終わり。
午後の仕事もあっという間に過ぎていった。

会社では送別会がありお酒も飲めたのだが、なぜか救いを求めて嫌いなお酒だけ頼んだ。理由は自分でも良くわからない。沢山飲んだけど酔えなかった。
おあつらえ向きに帰りは雨。傘は無い。
濡れて帰ってシャワーを浴びた。

今夜は元カノは家にいて、ペットのお世話を早々に完了していた。付き合ってた頃はほとんどそんな事なかったのにね。一緒にやりたくないという気持ちをぶつけられているようで、よっぽど嫌われてるんだなと感じた。

話し合いの時間では、自分が飼い始めたペットの世話をきちんとしてほしい事を伝えた。本当はそんな事二の次で、まずは自分のことを見てほしいだけなのに、強がりが邪魔をする。でも伝えても縛られたくないと感じる彼女は余計に嫌いになるだけだろうとも思った。
きちんとお世話をしてもらう事を了承してもらい、結局私が家を出るのは保留になった。余りにも意思が弱い。弱すぎる。
でも元カノの家庭や金銭的な事情を考えると1人で放り出す事はできなかった。

嫌いじゃないけど冷めている。同棲を解消する前に嫌いになりたくないから不要な会話はしないでほしい。
そんなの無理だよ。
その場では頷くけど、そんなの無理だよ。

今日はアイマスクをつけて寝る。

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