同棲してて振られたので続いたことのない日記をつけてみる4
1/21火曜日
幾分良く寝られた気がする。
目覚ましが鳴る前に目は覚める。
今日は朝ごはんに冷凍うどんを食べた。私の定番。
出来るだけ静かに、心を殺して着替えを取る。
行ってきますが口から出ないように家を出る。
電車に乗り、メモアプリに思いつくまま吐露し、電車に揺られて泣き、会社に着く頃には涙を引っ込める。
昨日と全く同じ。
不安だからと入れさせられた位置情報アプリの共有を切られた。
最初は嫌で嫌で仕方なかったけど、元カノが酔っ払った時や、夜遅くに帰ってきた時なんかは便利に使えた。気づいたら2人を繋ぐツールになっていた。
でもやっぱり一方的に切られてしまった。
悲しい。
たまにLINEで届く元カノからの業務連絡。
返事は「分かった」と「ありがとう」の2択まで減った。
仕事が終わり、今日は先日ネットで契約したジムに鍵を取りに行く。受付時間をギリギリ超えてしまいそうなので電話で予め連絡をして謝っておく。優しい人でよかった。
説明を聞いて、登録を済ませて、簡単な見学をしてジムを出る。今日は運動着がないので動けなかった。
帰ると元カノがいた。面白そうに映画を見ている。可愛い。綺麗だった。
久しぶりに見る笑顔を見てふと気づいた。彼女は自らの手で幸せを取ったのだと。病気の事情で動けなかったところから一転、幸せを見つけて動いていたと。
そこに私はついていけなかっただけなのだと。
以前から言われていた体型の話。並んで立つのが恥ずかしいと言う話。
以前少し頑張ってみたが遺伝的に細身の私には無理だと諦めていた。そんな目の死んでいる生き方が愛情を枯れさせたのだろう。
あなたのためなら何でもやれたのに、自分の事についてはからきしだった。
なんだか妙に納得した。涙も出た。そして何かが心から抜け落ちた。言いたい事もひとしきり言った。
元カノがこちらに寄ってきてくれる事はないとわかった。
慣れてきた悲しみに涙は少しずつ落ち着いてきた。
本当はもっと泣いて、思いを伝えて、出来るなら抱きしめて、一緒にいたいのに。
心が動かなくなってきた。
時間が過ぎていくだけじゃない。心も変わっていく。
硬い床にも慣れてきた。