わたしの軌跡を辿る
こんばんは、白樺です。
唐突ですが、わたしの(セクマイとしての)軌跡について書こうと思います。巷では“レズビアン自分史”なんて呼ばれているものです。Xなどで一時期かなり見かけた、あれです。
ご存知ない方のために説明すると、わたしはレズビアンです。自分史をnoteに残してどうするんだと言われそうですが、私の自己分析のためです、よければお付き合いください。もしかしたらなにかの参考に(?)なる人もいるかもしれませんし(?)
あ!始めにいいますがわたしは自分がセクマイだと気づいてからかなりの間激病みしてます(4年半)。自分の中に無意識に形成されていたホモフォビア的思想と文字通り死ぬ気で闘いました。そこに関してはまたの機会に詳しく書きます
それでは、過去を振り返っていきますね
<幼稚園>
記憶は曖昧ですが、いつもとある男の子の荷物整理を手伝っていて、休み時間はその子と砂場で遊んだりしていました。ある日その子からかわいいシールを渡されてすごく嬉しかった思い出があります。ここに恋愛感情はありませんでした。けど、これが友達との恋バナで唯一話せるエピです(幼すぎる)
<小学校>
高学年の頃、ヤンチャな男の子の話ばかり家でしていたら、母に「その子のこと好きなんじゃない?」と言われ、これが恋なのか…?と自問自答していました。
ただ、後から振り返ってみるとその子はヤンチャすぎて先生から問題児扱いされていたので、家で単なる話題の的になっていただけだと思います。悲しいですね
<中学校>
中2の頃、斜め前の席のいつも笑わせてくる男の子の話ばかりしていたら母に「その子のこと好きなんじゃない?」と言われました(再掲)。 ですが、その人に片思いをしている女の子の恋愛相談に乗っていたため、“気になる”くらいの存在でした。
☆ 中3の道徳の授業で先生からLGBTQに関する授業を受けて、初めてクィアの存在を知りました。(⇐これ超重要)(後々この授業が冗談抜きでわたしの心の支えになります)(マジで)
この時までは自分を「まだ恋したことない異性愛者」だと思っていました。まぁ全然違うけどね!!!
(※この授業に関してですが、当時は今よりはるかにLGBTQという言葉の知名度が低く、多分先生方の中にも知らない人は一定数存在していたと思います
この授業を行ってくれた先生には心の底から感謝しています)
<高校>
※注意※
ここから色々始まるので当時の心境そのまま書きます
高1の秋、同じ部活の女の子を好きになりました。なってしまいました。【祝】初恋!です。ですが、「あれ何かがおかしいぞ…」ということで激病み絶望期間スタート。この頃の精神状態は最悪で、しっかり奈落の底まで堕ちていました。誰かにばれたら全てが終わる、という恐怖もありましたが、それ以上に確実に自分の中のホモフォビア的思想と無限戦闘を繰り広げていました。当時死ななかったことがすごいです。冗談抜きで。
好きピに関しては男女両方に嫉妬しまくった挙句、最終的にはその子から嫌われた方がマシだと思って話しかけないようにしていました。果たしてこの謎行動になんの効果があるのでしょうか…
そんなこんなで苦しみながらも、冬までになんとか失恋成功(未告白)。この頃は自分のことをバイセクシュアルだと思っていましたね。目で追っているのは確実に女性だというのに!!!!
(ちなみに人生初のカムアは号泣)
その後(本当は他にも興味ある分野はあったのですが)、大学でジェンダーやセクシュアリティについて学ばないとこの先絶対生きていけない!!という考えに至り、猛勉強の結果第一志望の大学に合格しました。
<大学>
入学してしばらく経った頃、同じ授業を取っていた子がカムアしてくれたため、わたしも大学入学後初のカムアを遂げます。でも怖すぎて手足と声と表情筋が震えまくり、その子に掴まっていないとまともに歩けませんでした。
同じころ、某政治家の差別発言をモロに食らい、夜布団に潜って泣いたりしていました。わたしの近所の人もわたしのこと気持ち悪いって思ったらどうしよう…引っ越さないといけないのかな…とか、そんなことばかり独りで考えていました。
ちなみに、同日夜にXで連帯しているクィアを見て、初めてこの状況に対して怒ってもいいということに気づきました。全てに絶望していたウチ、悲観的すぎてこの社会構造に怒るという選択肢もなかったんですね…かわいそうに…
翌年、 同性の交換留学生を好きになりました。【祝】2度目の恋!です。ですが、ここで“好きになる人の性別また間違えたわ”(謎)ムーブに陥り、数日間失恋ソングを流しては来たる失恋に備えて覚悟を決めると共に泣きまくりました。
あ、back numberの“ハッピーバースデー”、sumikaの“願い”あたりおすすめですよ
でも気持ちを切り替え、その子とはあくまで友達として!色んなところに遊びに行って仲を深めました。そしてその子の帰国日、花束とアルバムを作って(!)空港まで行き、人生初の終電で帰りました。泣きました。これも未告白のまま失恋しました。
…とまあ、ざっっっっくり書けばこんな感じなのですが、激病み期間から抜け出したのは本当つい最近ですね。今年の4月とか。それとほぼ同時期に自分はレズビアンだと確信しました。
現在は彼女もでき、クィア友も増えて、一緒に飲みに行ったりクィアドラマ鑑賞したり、それなりに楽しく生活をしております。
大学の友達には何人かにカミングアウトしているのですが、幸運なことにその全員があたたかく受け入れてくれています。みんな優しいです。感謝しかありません。ダイスキ
高校時代は「ん?青春とは???」レベルで常に自分の将来に絶望していたので、冒頭にも書きましたが、それについてはまた今度詳しく書こうと思います
あと、現在のことや家族のこと、自認の変化についてもどこかで書けたらなと思っています
それでは、「わたしの軌跡を辿る」おわり。