配当はない方がリターンが良い!!!!
配当はない方が良い!!!!
※僕の推奨銘柄さえ買っておけば問題はありません。読み飛ばしても構いません。
今回は配当についての考察します。
配当利回りは株価に影響はない
結論:高ROEの会社は配当を出さない方が良い!!!!
配当というのは企業の資産の掃き出しになります。
(※ROEの重要性を以前公開していますのでそちらを参照に。)
ROE30%の会社が配当を行うか行わない場合を検証します。
例;A社 配当性向100%(※利益の100%を配当に回した場合)の配当を行った場合
1年目 自己資本100万
↓
5年目:100万(収益性30万)
すなわち
資産ベースで理論株価は100万
収益ベースでも480万(収益の16倍で算出)
手元に毎年配当で手に入れた150万(特定口座なら税率20%を引いた120万)
収益ベースの株価と配当で手にした額の合計は600万
例:B社 配当性向0(無配当)の場合
利益は会社に貯蓄されるので複利の法則で年30%ずつ、自己資本、収益は年々増えていきます。
1年目:自己資本100万(収益30万)
↓
5年目:285万(収益85.6万)
資産ベースの理論株価は285万
収益ベースでは1370万円
配当はないので理論上のリターンは収益ベースの株価で1370万円
配当の有無だけでA社とB社のリターンは理論的に倍以上になります。
効率的に資産を運用できる会社には、配当を出さずにお金を運用してくれた方が投資家にはプラスになるということです。
残念ながら配当を出した方が良い場合もあります。
ROEが低い会社です。
賢いバリュー投資家は低ROEの会社に手を出すことはないと思いますが、一応理論上として説明しておきます。
ROE 5%の会社の場合
C社 配当性向100%
1年目:自己資本100万
↓
5年目:100万(収益5万)
資産ベースの理論株価は100万
収益ベースでは80万円
配当は5万×5年×0.8=20万
リターンは資産ベースと配当を加味して120万
D社 配当性向0%
1年目:自己資本100万
↓
5年目:122万(収益6.1万)
資産ベースの理論株価は122万
収益ベースでは97万円
リターンは資産ベースで122万
一見するとC社とD社の配当のあり無しリターンに大した変化はないように感じますが
配当をもらうということは、その配当を資産として運用できるということです。
C社の方が実際の利回りもよくなります。