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パパ育休の奮闘記 誕生〜1ヶ月編

はじめに

初めまして、HUと申します。本記事執筆当時32歳の会社員で、第一子の出産日から約4ヶ月の育休を取得しているパパです。第一子の生後1ヶ月が経った現在、この記事を執筆しています。この記事では、私の0〜1ヶ月の私のパパ育休の日々を皆さんと共有したいと思います。
なぜなら、これから出産を控えているママさんや育休取得予定のパパにとって、実際に何が起こるのか、どんな困難や喜びが待っているのかを知ることは大きな助けになるからです。また実際私が育休取得前に「パパ育休」について調べようとした際、「実体験」を元にした情報が少ないと感じました。きっとこれは「育休」自体がまだまだ男性に浸透しておらず、「子育て=女性が主役」という考えがあるからだと思います。
この記事では私たち夫婦が経験した喜びや悩み、そして乗り越えた日々を「パパの視点」にフォーカスして記載しております。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
ご興味ございましたら、ぜひ購入orリツイートにてご支援頂けますと幸いです。
 本編を読んでいただく前に、これだけは言わせてください。「パパの育休1ヶ月じゃ全く足りませんよ!」これから育休を取るパパはもっと取ってください!
それでは本編へ、、、


1. 誕生の喜びと自宅初日の困難を乗り越えるTips

出産当日、立ち会い出産にて妻が陣痛に苦しむ時間はまるで永遠のように感じられました。産声があがり、看護師さんが「おめでとうございます!」と声をかけてくれた瞬間、誕生の喜びと妻の頑張りへの感謝に涙が溢れ出しました。初めて赤ちゃんを抱いた瞬間、無垢な表情と小さな体に触れ、胸がいっぱいになりました。

しかし喜びも束の間、あっという間に退院の日となり、すぐに現実が押し寄せてきます。赤ちゃんの泣き声やミルクの準備、オムツ替えなど、初めてのことだらけ。ママは産院で教わっており、少しだけ慣れていましたが、わたしは初めての経験です。
特に驚いたのは、赤ちゃんが思っていた以上に頻繁に泣くことでした。初日の夜はほとんど寝られず、妻と協力してなんとか乗り切りました。

初日をスムーズに乗り越えるためのパパへのTipsはこちらです。

・オムツの替え方を動画や本で学んでおく。慣れないうちはオムツ替えの時にペットシーツをあらかじめ敷いておくと、おむつ替えの場所が汚れない。
・ミルク用のお湯の保温(70℃以上)ができるポットや水筒があると適温(人肌)に調乳するまでが楽。
・夜中の間接照明の状況を整える。暗すぎると「オムツのおっしっこお知らせサイン」が見えないので、色が確認できるくらいの明るさに。
・分からない事はママに素直に教わる。ただママは心身ともに疲れてる。教わる態度に気をつける。

初日をスムーズに乗り越えるためのパパTips

この初日の経験から学んだのは、夫婦のコミュニケーションと協力がいかに重要かということです。第一子の場合はパパもママもわからない事だらけ。お互いに声をかけ合い、支え合う、特に産後はママが多大なるダメージを受けているため、授乳以外はパパが全部やる!という気持ちで臨み、新しい生活に少しずつ適応していきましょう。

2. 夜中はパパがワンオペ!~夜泣きと戦うためのTips~

退院後から現在までの1ヶ月間、夜中の赤ちゃんの世話は私が担当しています。これは、ママを出産によるダメージからいち早く回復させるため、そして睡眠時間確保による産後うつのリスクを下げるため行なっています。
ママは寝室で寝てもらい、私と赤ちゃんは別の部屋で寝て、夜泣きの対応をしています。我が家の夜中のタイムスケジュールは主にこんな感じです。

21:00~22:00 授乳+ミルク→ママ就寝
00:00〜02:00 オムツ交換+ミルク→寝かしつけ後にパパ少し寝る
03:00〜05:00 オムツ交換+ミルク→寝かしつけ後にパパ少し寝る
06:00〜07:00 オムツ交換+ミルクorママが起きてくれば授乳→パパ3時間くらい寝る

我が家の夜中のスケジュール

夜泣きは想像以上に大変です。その理由は当然ながら「何故泣いているのか分からないことです」寝かしつけをしても寝ない夜が続くこともしばしばありました。赤ちゃんが泣き止まないときの焦りや不安、そこからくる辛い気持ちは経験した人にしか分からないかもしれません。

これまでの1ヶ月夜泣きに対処するためにいくつかの方法を試し、その中から得られた経験から、傾向と対策として下記Tipsにまとめます。

□おなかは空いていないか?(お腹いっぱいになっているか)
→母乳のみだと消化が良いため1時間くらいでお腹が空くことも。ミルクは腹持ちが良いので3時間くらいもつことが多い。指を口元にトントンと当て、指を咥えそうならお腹が空いているかも。
□おむつは汚れていないか?
→オムツ替えしたばかりでも、すぐオシッコやうんちで汚れている時があるので必ずチェック。
□ゲップは出たか?
→ミルク後にゲップが出ずに苦しくて泣いている時もある。ゲップ出しもしくは縦抱きしてゲップを出させてあげる。
□暑すぎないか?
→首元や背中が汗ばんでいる(サラサラしていない)なら少し暑い証拠。冷房をかけたり、服を1枚脱がせる、おくるみをしないなどして対処。
□抱っこしてもらいたいだけかも
→お腹も空いていなく、オムツも温度も大丈夫であれば、抱っこしてもらいたいだけかも。
□間接照明下で作業をしているか?
→眩しくない程度の間接照明下で、オムツ替えやミルクをあげているか。明るいと覚醒して寝つきが悪くなり、寝たくても寝れずに泣くことが。
□ルーティンをつくる
→我が家ではオムツ替え→ミルクの後に、リラックス音楽をかけて、その音楽が聞こえる=寝るを習慣づけようとしています。

夜泣きに対処するためのTips

夜中の世話は肉体的な疲労だけでなく、精神的な負担も大きいです。この負担は私が想定していたものより、はるかに大きいものでした。夜のワンオペを経験して、この負担を出産を終えたばかりのママに全てお願いすることはかなり酷だと感じました。出産後ママの体が産前までに回復するのに最低でも1ヶ月と言われております。可能ならパパが育休をとり、夜泣きの対応をして、ママをしっかり休ませる事は重要であると感じました。

ただもちろんパパが頑張りすぎても疲れてしまいますので、朝方になったらママに代わってもらうなど、交代で休む事ができるようにスケジュールを組むことが必要です。

3. ”魔の3週目”到来

育休生活が3週間を迎えた頃、突然赤ちゃんの機嫌が悪くなり、泣き止まない日が続きました。これが俗に言う「魔の3週目」の到来でした。成長期に差し掛かり、赤ちゃんの欲求や不快感が増す時期とされています。特に夕方ごろになるとオムツ替えやミルクをあげたばかりでも泣き始め、理由がわかりませんでした。

この時期は、赤ちゃんの成長とともに、親としても成長が求められる時期でした。「理由が分からないまま長時間泣かれる」ことに加えて「日々の寝不足による疲れ」や「自分自身の時間がほとんどないことへのフラストレーション」により、体力的精神的に削られます。
 
 そこで魔の3週目を迎えた時の私たちのマインドと、泣いた際の効果的だった対応は下記通りです。

【マインド】
・赤ちゃんは泣くのが仕事。何か嫌な事があることを知らせてくれている
・この時期は胎外に出たことに気づき始めて不安がっている。成長の過程。
【対応】
・「シュー」という音で安心させる
・赤ちゃんを抱っこして歩く
→「シュー」という音は胎内の音に似ているという事、歩くことによる揺れが赤ちゃんにとって心地よいらしく、「シュシュシュシュシュシュシュー」と言いながら抱っこして歩く(少し早歩き)と落ち着いていました。

魔の3週目のマインドと対応

魔の3週目は私たちにとって、時には辛い瞬間がありましたが、振り返ってみると、私たちが親としてより成長する、良い機会だったと思います。永遠にはこの時期は続きませんので、お互いにイライラしないように努め、赤ちゃんの泣き声に対する対応を柔軟に考えるようしてみてはいかがでしょうか。

4. ママのイライラ:どう向き合ってサポートするか

赤ちゃんの世話に追われる中、妻も次第に疲れとストレスが溜まり、イライラすることが増えてきました。育児は体力だけでなく、精神的な負担も大きいです。そのため、パートナーとして妻のサポートが欠かせません。パパへ冷たい態度を取られる程度であればまだいいですが、あたりがきつくなったり、時には喧嘩腰の態度を取られることもありました。

そこで妻のイライラに対処するために、私がオススメする妻へのフィジカルケアと、パパのためのマインドセットを1つずつご紹介します。

【ママへのフィジカルケア】
・フットバス(足湯)をしてあげる
【パパのマインドセット」
・全ては産後と子も守るためのホルモンバランスの変化によるもの

ママは産後1ヶ月ほど浴槽に入れないことに加え、脚が浮腫んでいます。フットバスはそんなママに癒しの時間を与える事ができます。大きめのバケツや赤ちゃんの沐浴用のベビーバスを使って、リビングのソファや椅子など、リラックスできる場所でマッサージしてあげましょう。産後ママへの身体的なリラックスは、精神的な余裕にも繋がりイライラを軽減させます。

パパのマインドセットは記載の通りです。ママの産後のイライラはママのせいではありません。全ては産後のホルモンバランスがもたらすもので、時にはママですらイライラする原因が分からずそれをコントロールできません。こればっかりはパパにとって耐え難い事を耐え忍ぶ事が必要です。
何か言われたとしても、心の中で「ママが悪いのではない、ホルモンバランスが悪いのだ」と言い聞かせその場を乗り切りましょう。その方が器がデカく男としてカッコいい。私はそう思います。

5. 0〜1ヶ月を振り返って

 0〜1ヶ月の育児は、まさに激動の時期でした。赤ちゃんの世話に追われ、睡眠不足やストレスもありましたが、それ以上に喜びや達成感を感じることができました。特に、赤ちゃんが初めて笑った瞬間や、少しずつ成長していく姿を見ることで、大きな喜びを感じました。

この1ヶ月間で学んだことは、夫婦の協力とコミュニケーションの重要性です。お互いに支え合い、助け合うことで、困難な時期も乗り越えることができました。また、育児に対する柔軟な対応や工夫が、赤ちゃんとの時間をより充実させる鍵だと実感しました。

 これから育児を始める方々に伝えたいのは、完璧を目指さず、自分たちのペースで少しずつ進んでいくことの大切さです。困ったときは周囲のサポートを受け入れ、パパとママがまずは子育てを楽しむことが重要だと思います。まだ私自身パパになって1ヶ月ですが、「育児を手伝う」のではなく「妻と一緒に育児をする」という気持ちで日々過ごしていきたいと思います。

さいごに

このたびは記事のご購入、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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