助産の本質 医療の本質
「これからの産科医療と助産師へのエール」
というテーマの勉強会に参加した。
(主催 : ママのねプロジェクトさん)
まず、再確認したのは
「妊娠、出産、産後を通して
継続的に同じメンバーにケアしてもらうことが
女性にとって非常に大切」ということ。
お産を通して
女性は力強く成長する。
お産はその人の生き方に関わる
重要な出来事。
産院音々の廣瀬健医師のお話によると
「継続的なケアは女性にとって本質的に必要なこと」
しかし現在の医療、助産システムでは
本当に女性のためになる継続ケアを実現させるには
いくつかの課題がある、ということ。
例えば。。。
ーシフト制という制度(お産の時、誰が担当になるかは分からない)
ーこれまでの閉鎖的な助産文化による日本での共通認識
ー産婦人科医の業務が増えたことによる莫大な負担
ー自分で判断できる助産師が技術的にも減っている
ーケアする人とお母さんとの関係性
「お母さんのため」の助産と医療には
本当に女性のためになる方法を考える必要があり
そこには助産と医師との連携が不可欠であり
助産師は、医師のためでなく女性のために寄り添い関わる
医師とお母さんの間に入り、時には盾となる
自分で考え医師と議論することのできる自立した存在となること。
と、健医師はおっしゃる。
さらに、医療の本質とは、
「医療は患者の同意のもとに行うことが大原則」
医者の権力の下に置かれてしまうヒエラルキーの状況下、
患者の意向や同意を無視していいような雰囲気の中で
そこに同調しているのは倫理に反すること。
そして、医師は患者が意向を知らせてくれたら
聞き入れる環境を作らなければならない、と。
「女性のための助産・継続ケア」のモデルとなるよう
健医師は、産院音々で医師と連携していくモデルをしている。
しかし、苦労も多いそうだ。
これらの話を聞いて、
「では、私にできることはなんだろう?」と
考えている。
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