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2019〈福岡‐沖縄‐高雄‐大阪‐東京‐福岡 〉All Peach 一週間の旅⑥(3日目)

高雄2日目。前日かなり歩いたし、ふかふかのお布団も堪能したかったのでちょっと遅めに起きてAM11時にホテルを出発。

★駁二芸術特区★

高雄駅/Kaohsiung(R11)→美麗島駅/Formosa Boulevard (R10/05)
→塩埕埔駅/Yanchengpu Station(01)→徒歩5分

高雄一のオシャレスポット。かつて商港として栄えた高雄港に建設された倉庫群をリノベーションしたもので、カフェやレストラン・ショップ・ギャラリー・映画館・博物館などとして活用されている。現代アートの大きなオブジェや壁面アートがたくさんある。

塩埕埔駅で降りて西子湾駅方面に向かう「蓬莱倉庫群」メインの時短ルートで散策。鉄分多めのゾーンだった。

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哈瑪星台湾鉄道館
台湾の鉄道の歴史が学べるミュージアム。日本統治時代の高雄駅の再現や大がかりな鉄道ジオラマなどが展示されている。

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ミニ列車も走っていて大人の乗客も結構多い。
皆童心に返って楽しそうだった。

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こんな不思議アートもいたるところにあって面白い

★打狗英国領事館文化園区★

西子湾駅/Sizihwan Station (01/C14)→タクシー4分

移動にはちょっと贅沢をしてタクシーを利用。台湾語のみ可の運転手さんへ何とか行き先を伝え、領事官邸へと続く階段前へ連れて行ってもらう。「また階段チャレンジだな」などと考えていたら運転手さんがニコニコしながら階段を指さし、「to-to-to-to-to」と言いながら人差し指と中指で階段を上るしぐさをする。めちゃくちゃキュートで元気が出た。

【霊興殿(十八王公廟)】

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心臓破りの140段の階段を登り切った所でお出迎えしてくれる廟。玄天上帝・十八王公等が祀られている。領事館とは別のゾーン。

【領事館邸(住居)】

1865年、英国人によって建てられた台湾初の英国式洋館。建材のサイズはすべてヤードやフィートが使用されている。設計者はイギリス人だが、レンガは中国大陸のアモイから運ばれ職人も大陸から呼び寄せられた。建物の周囲には回廊式のバルコニーがあり、上部のアーチを支えている柱の一部はレンガを凹凸の歯状形に積み、壁の上部には円形の装飾がほどこされていてこれがイギリス・ルネッサンス建築の特色となっている。
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高台にあるせいか眺めが長崎のグラバー園から見る長崎港に似ていてMadama Butterflyを脳内再生してしまった。館内は迷路のような廊下に沿って部屋が配置され、高雄の歴史に沿った沢山の古地図・古写真・工芸品やジオラマが展示されていた。素敵なアンティークのティーカップやお皿も綺麗に保存されていた。

★古典玫瑰園(ローズハウス)★

領事館の中にあるカフェ。長時間並ばないと入れないと聞いていたので覚悟していたが、外席は順番待ちが少なかったようで運よく20分ほどで座る事ができた。
アフタヌーンティセット・領事婦人玫瑰水(Rose Water)・英式特濃現煮奶茶(Rose House English Milk Tea)を2人前注文。軽食や菓子の種類が全て違っていたので選ぶのに迷う。
遠くを行き交う船や生き生きとした花や草木や青い海や空を眺めながら素敵なお菓子を頂くティータイムは至高のひと時だった。

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最下段

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中段

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最上段

【登山古道】
アフタヌーンティーの後、高台の景色を少し楽しんでからこちらの歩道を使って下る。急勾配・急カーブが多く、突然ロバート・スウィンホーさん(初代台湾領事、英博物学者)の像が出てきたりする。なかなかのびっくり道であった。

【領事館(オフィス)】

1858年、イギリスと清朝との間で天津条約が結ばれイギリスは現在の高雄に港を開港し海運業をさらに発展させることになった。そして海運業の業務を担当するために領事館が必要になり、港に近い所として現在の場所に領事館を建設した。実際の領事館は丘の下にある建物だが、長い間丘の上のものが領事館だと勘違いされていた。
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領事館内には資料館とお土産屋さんが入っていて、資料館には1868年の「イギリス商社所有の樟脳に対する襲撃事件」について交渉中の清朝の曾憲德と英国総領事ジョン・ギブソンの蝋人形が設置されていた。

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戸外にも開港した打狗港(高雄港)の様子を再現する蝋人形が多数設置されていてちょっとビビったが、リアルな備品や細かい作りが素晴らしく思わず見入ってしまった。

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診察しているのは英国の医療宣教師、ジョージ・L・マッケイ(George Leslie Mackay)氏。台湾における医療への貢献度は高く、今もなおキリスト教徒以外の台湾人からも「馬偕博士」と呼ばれ、親しまれている。

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領事館前の門越しに見える高雄港入口の風景もとても素敵でなかなか外に出られなかった。が、次の予定もとても楽しみにしていたので名残惜しさを感じつつ打狗英国領事館文化園区を後にする。

★月台/yuètái★

タクシー →西子湾駅/Sizihwan Station (01/C14)→美麗島駅/Formosa Boulevard(05/R10)

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台湾ではプラットホームを”月台”と書く。
調べてみたら元々が文字通りの「月見のための台」という意味だったのが、近代鉄道が作られた時にその形が似ていることから「プラットホーム」と言う意味に転用されたらしい。とてもじわる。

★サプライズ★

サプライズは何と!同行者の夫氏が誕生日を祝いに日本から駆けつけてくれたこと。そう、この日は私の誕生日。ちょうど休みが重なっていたそうで、昼の便で高雄に来て、3人でご飯を食べて、その後列車で台北に移動して、夜中の便で帰国するとの事。アジア圏を飛び回るお仕事人で、またガチの鉄っちゃんでもあるので朝飯前の事らしいが、なんともアクティブ!

★県泰豊・高雄店★

美麗島駅/Formosa Boulevard(05/R10)→巨蛋駅/Kaohsiung Arena Station(R14)

晩御飯は美味しい小籠包を食べようということで、日本にも支店があるけど私が食べたことの無い漢神巨蛋購物廣場(Hanshin Arena Shopping Plaza)に入っている「鼎泰豐(Din Tai Fung)」に決定。超人気店で90分待ちだったのでその間に同じ建物のなかにあるカフェへお茶をしに行く。

それぞれ好きな飲み物にコーヒーシロップかけアイスを注文。飛行機の話・鉄道の話・カメラの話・天文の話で盛り上がる。そして、全てにおいて優秀な同行者の夫氏が、話に夢中でシロップをこぼしながらアイスにかけている姿をみて、ふんわりした気持ちになる。同行者に素敵なご縁があって良かったな、家族になれて良かったなと。

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頃合いを見て小籠包のお店の前へ戻る。隣がパン屋さんで、パンダのイラストの袋に入ったパンが並んでるのを見て、ちょっと笑ってしまった。

ほどなくして席に案内される。先に希望言語を聞かれていたので、日本語のメニュー・注文表・小籠包の食べ方の案内を頂く。小籠包と空芯菜炒めときゅうりのピリ辛漬けに酸辣湯を注文。どれも本当に美味しく、特にイチオシの小籠包は熱々ジューシーでお肉の旨味たっぷり。楽しくて美味しくて、最高の誕生日だった!

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★台湾高速鉄道★

巨蛋駅/Kaohsiung Arena Station(R14)→ 左営/高鉄駅/Zuoying/THSR Station(R16)

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食事の後は台湾高速鉄道(愛称・台湾新幹線)で台北(南港)へ移動する同行者の夫氏のお見送りのため左営駅へ。実はこの鉄道の旅も彼の楽しみの一つだったようで、各駅停車に乗って行くと言ってニコニコしながら月台へ去って行った。うーむ。おそるべし、鉄っちゃん・笑。

★Return to Base★

左営/高鉄駅/Zuoying/THSR Station(R16)→高雄駅/Kaohsiung(R11)

と言う事で2日目も無事終了。3日目は午後の便で帰国。その前に美味しいものをたくさんいただきます!

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