見えてきた課題から、どなたに投資していただくか考える【進撃のWEEK│Day3】
進撃のWEEK3日目、本日のテーマは「資金調達の方法、投資ファンド構造理解」でした。
正直、起業家として大変お恥ずかしい話ではありますが、最も勉強不足な分野でしたが、考え方ひとつでこんなにも視点を絞ることができるのだと目から鱗が何億枚と零れ落ちました!(笑)
それでは本日もワークスタートです!
スモールビジネスからスタートアップビジネスへ
これまでの投稿に書かせていただいた通り、開業より10年間はまちの小さな音楽教室として、ピアノ教室やリトミック・音楽療法の実践、ピアニストとしての活動のみを行ってまいりました。
たった4人の生徒から開業二年目には生徒数が定員の50名に達し、複数の教育機関(保育園、特別支援学校、児童デイサービス等)からリトミック講師や音楽療法士として外部講師依頼が入るようになり、各分野のセミナー講師依頼や演奏依頼も多くなり、以降9年間その状況を保持してまいりました。そのように成長をすることができましたが、ゆっくりとした成長カーブ、つまり「スモールビジネス型」なのです。
一方、今年始動した新事業「HugHug♡ほっぺ」は、一定人数に認知していただき、一定以上の会員数を得なければ事業が成り立ちません。しかし、オンライン活用により全国展開・世界展開を見据えており、前回投稿の「ビジネスモデルの構築・検証」に記載した通り、問題(Problem)と解決法(Solve)を整理し、戦略(Strategy)を練り実践することによって、それが実現可能と考えられますので、Jカーブを描く成長性が見込まれる、つまり「スタートアップ型」となります。
スタートアップビジネスであるためには、VC(ベンチャーキャピタル)やエンジェル投資家から投資を調達するべきであります。
投資者からの出資は、「自社株を捨てて投資を得る覚悟」が必要です。
(後述しますが、現時点で自身に足りないのはこの覚悟です)
どなたから投資していただくか
投資してくださる方はどなたでもよいわけではありません。
アイドルグループを作りたいなら本田圭佑選手と秋元康さんのどちらからの投資が説得力・信頼を得やすいか?サッカーボール販売であればどうだろうか?
その企業理念やサービス概要、ビジネスモデルに即しているかが説得力や信頼を得るカギとなるのです。
では早速、これまでの学びで明確化した、自身の事業理念やサービス概要、ビジネスモデルに沿って、頂戴した「投資家リスト」より僭越ながら5社ピックアップさせていただきました。
1.「ツクイ」:介護・福祉・医療とイノベーション、音楽療法への理解も
介護・福祉・医療の課題解決とイノベーション創発に寄与するVCであるツクイさん。音楽療法士が常駐している施設も多く、大変理解があります(私の友人も数名所属しております)。音楽療法においては、知名度の低さという壁がありますが、早期から音楽療法を現場に導入していたツクイさんとは、ともに音楽療法の普及活動ができると考えます。また、イノベーション創発に寄与されているということで、今後の自社の事業展開をバックアップしてくださることを期待します。
2.「Abies Ventures株式会社」:人間が作り出すサービスの温かみを持続
自社のサービスはどれもロボットでは行えないことが最大の魅力の一つです。機械による自動演奏システムもありますが、生演奏により人の心に働きかけるものがある。また、音楽療法やリトミック等のレッスンは「対ヒト」でなくては成立しません。
「テクノロジーを駆使して人間中心の持続可能な未来を創造することを目指す」Abies Venturesさんは、テクノロジーを駆使しつつも人間が遂行することに意義のある自社のサービスとマッチングすると考えます。
また、「最大の特徴は、「ORCHESTRATION」というコンセプト。 さまざまな奏者で構成されるオーケストラが素晴らしい効果を生むように、さまざまな才能が集まる場を作ることで、新しい発見や科学反応が起きる」というお考えにも大変惹かれました。
昨日の学び「ビジネスモデルの構築・検証」において浮き彫りとなった課題の一つが、多職種との連携です。一見、相互作用のなさそうな多職種とのコラボレーションにより、ママさんの関心を集めることで集客・収益に結びつけていくことも戦略の一つです。
そのためには、”さまざまな才能が集まる場を作ることで、新しい発見や科学反応”を起こす必要があるのです。
3.「資生堂」:ママさんの興味関心を引き出す
前述のとおり、自社の戦略の一つが、”一見、相互作用のなさそうな多職種とのコラボレーションにより、ママさんの関心を集めることで集客・収益に結びつけていく”ことです。その代表格が、美容関係と考えます。
私自身も資生堂さんの商品を焼く15年間、多数愛用してきました。ママさんのニーズに沿った商品も多くあります。美容業界と音楽教育業界、一見交わることのない業種ですが、手を組ませていただくことにより、より幅広い層のママさんに自社のサービスを認知していただくことにつながります。
また、心の健康と美は大きくかかわります。美への意識がメンタルヘルスケアにつながることも多く、これは音楽療法と大きく結びつけることができると考えます。
4.「旺文社ベンチャーズ」:教育分野で世界規模で技術やサービスのイノベーションを創出
教育関連分野においてスタートアップ企業の皆さまと“共に育み”、事業を推進されている、そして長年培ってきたコンテンツや豊富なノウハウ、ソリューションを活用して、スタートアップ企業の皆さまと有機的に連携し、日本にとどまらず、世界規模で技術やサービスのイノベーションを創出することを目的とされている旺文社ベンチャーズさん。自社の内容が、音楽教育も含まれていること、自身が開発しセミナー展開を行ってきた「ゆりかオリジナルメソッド」の書籍化を目指していることももちろんピックアップ理由ですが、世界進出を目標としている自社にとって、世界規模で技術やサービスのイノベーションを創出することを支援してくださることに魅力を感じました。
5.「キャピタルメディカ」:音楽の力でヘルスケアを
ヘルスケア領域にて投資を行われているCVCであるキャピタルメディカさん。自社が目指すのは、音楽を活用した心身のヘルスケアです。様々な角度からヘルスケアについてサポートいただきたく、ピックアップさせていただきました。
「自社株を捨てて投資を得る覚悟」を
このようにリストアップさせていただくと、有名企業ばかりで(投資家リストに掲載されている企業はどれも有名一流企業でした)、果たして実現可能であるのか…というのが正直な感想です。
本日、「投資家からの出資は、自社株を放出して出資を受け入れる覚悟が必要」だと学びました。その覚悟を持つことが今の自身への課題であり、そのためにも、自身のビジネスモデルをより明確化し、成長のため、理念達成のために何が必要か、どんな行動を選択すべきかを常に念頭に置くことが大切であると考えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
三星裕里香
Instagram @hug2hoppe
「HugHug♡ほっぺ」HP