2019/2020年度、コロナ学期の成績表は? 休校中のギフテッドの過ごし方⑪
2週間ほど前からすでに夏休みがスタートしているウチの子。ということは、もちろん成績表ももらいました。今まで経験したことのない激動のコロナ学期、いったい成績表はどんな評価になっているのでしょうか?
最終登校日、成績表をもらう
今年の1学年、「コロナ前」だった昨年の8月から2月初旬までの半期は普通の授業、3月から休校となり、オンライン学習がスタート。5月から3週間ごとの時短授業が再開されましたが、科目によっては予定されていた範囲をカバーすることができないまま、学年が終了しました。
こんなコロナ学期にもらう通知表、いったいどんな評価なんでしょうか?
開いてみたら、コロナ前の前半期の評価と全く同じ値が並んでいました。
教育官庁からの通達
実は成績表を開く前から、「前期の成績と同じだろうね」ということは分かっていました。それは事前に教育省から「コロナ学年の最終成績は前期の成績より良い成績をつけることは問題ないが、前期よりも悪い成績をつけてはいけない」という通達が出ていたからです。
これは「休校中の自宅学習は家庭の経済格差や社会的要因に影響を受けやすい、それによって子供が不利益を被ることは許されない」という考えの元に決まったようです。
ウチの子の場合、前期の成績より悪くなり得ないなら、前期の成績がほぼ「これ以上、良くなり得ない」感じの成績だったので、前期と全く同じ成績でした。
ライブ授業の時間を間違えたり、ログインできなかったりで数回欠席、自宅で作成したプレゼン資料もイマイチの出来、正直、コロナ学期の成績にこれが反映されたらとヒヤヒヤしていたのですが、この行政通達が出て安心していました。
オンライン自宅学習で失敗したはずのプレゼン資料
出来が悪いと思われていた「エジプト文明に関する発表」、オンライン授業ではなく、ウチの子は登校日にみんなの前で直に発表することに。
出来が悪い分、質疑応答の準備は私、夫、二人別々に違う視点で入念にチェックを入れました。
結果なんですが、「クラス史上初めて全員一致で満点をもらった!」と子供が大興奮で報告してくれました。
「ウッソー?!なんで満点だったの?」、「おめでとう」よりも前にまずこの疑問が出てしまった私(オイオイ)。
質疑応答は大逆転が可能な場?
ウチの子のプレゼン、スライドの部分に説明文が長々と書かれていました。「箇条書きにしてスッキリさせたら?」という質問、自宅でも出ましたが、クラスでも思った通り出たそうです。
それに対して、ウチの子は「普通のプレゼンだったら箇条書きにするのですが、今回はあえてこう書きました。それはオンライン提出だったので、文章で書いた方が読み手に僕がプレゼンで話したいことが伝わりやすいと思ったからです。」と回答。
すると、クラス中が沈黙、さらに担任の先生も「そんな意図があったの・・・」と驚き、全員一致で満点の評価をもらったそうです。
「・・・すごいね、発表資料の出来が質疑応答の回答で吹っ飛んだってこと?」と思わず本音が出てしまう私。子供も「そうだね、ラッキーだったかも」と(笑)。自宅での質疑応答練習、子供は同じ回答をしたんですが、両親は「そう、それならいいんじゃない?」程度のリアクションだったんですけど(爆)。
正直、資料の出来はそんなに良くなかったのに、質疑応答でまさかの大逆転・・・。「プレゼン重視の欧米、恐るべし・・・」と日本人の私は思わずに入られませんでした(苦笑)。
ごくごく普通の子供だと思っていた、我が子がある日、「ギフテッドです!」という判定を受けてしまった・・・。別マガジン「ウッソー、ウチの子ってギフテッドなの?!」はこちらから。
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