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2021/2022シーズンのロシア男子のバレースーパーリーグ観戦ガイド (その1)

10月2日にロシア男子バレーのスーパーリーグ2021/2022シーズンが開幕します!今季は東京五輪後の1季目のシーズンということで新たな風が吹いてくるシーズンになると思われます。今回はそんなロシアリーグ男子の見どころ等を個人的な見解も含めて紹介していきたいと思いますが、まず初めに(その1)ではリーグの仕組み、視聴方法についてのところから始めたいと思います!

リーグの公式ホームページおよびSNSは

・ホームページ:Volley.ru
・ツイッター : https://twitter.com/superleaguerus
・インスタ : https://www.instagram.com/superleaguerus/

スーパーリーグの仕組み

ロシア男子バレーのチャンピオンシップ含めてロシアバレー協会(Volley.ru)の下で大人のリーグはスーパーリーグ、リーグA、リーグB、更にはスーパーリーグの各チームのユースチーム同士が戦うユースリーグ(14チーム)があります。リーグAの優勝チームが次の年にスーパーリーグ、リーグBの優勝チームが次の年のリーグAに昇格する仕組みとなっています(逆も同じくスーパーリーグ、リーグA の最下位チームが降格する)

・1部リーグ : スーパーリーグ  (14チーム)
・2部リーグ:メジャーリーグ A  (16チーム)
・3部リーグ:メジャーリーグ B  (10チーム)

・ユースリーグ (14チーム)

スーパーリーグのチームの中にはユースチームだけでなく傘下のチームを持つクラブもあります。ゼニト・カザンはリーグAに参戦してるAcademy Kazanを持ってたりゼニト・Spbも同じくリーグA参戦のAvtomobilistを持っています。スーパーリーグではたまに傘下のチームやユースのチームから選手を連れてきてベンチ入りさせることもあります。

今季のスーパーリーグの参加14チームは以下の通りとなります
(画像をクリックして拡大)

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ディナモ・モスクワ
(“Динамо“ Москва,  Dynamo Moscow) 
ゼニト・サンクトペテルブルグ または ゼニト・Spb
(“Зенит” Санкт-Петербург,  Zenit Saint Petersburg または Zenit-Spb)
ロコモティフ・ノヴォシビルスク
("Локомотив" Новосибирск,  Lokomotiv Novosibirsk)
クズバス・ケメロヴォ
(“Кузбасс” Кемерово,  Kuzbass Kemerovo)
ゼニト・カザン
(“Зенит” Казань,  Zenit Kazan)
ファケル・ノヴィ ウレンゴイ
("Факел" Новый Уренгой : Fakel Novy Urengoy)
ウラル・ウファ
("Урал" Уфа,  Ural Ufa)
ASK・ニジニ ノヴゴロド
("АСК" Нижний Новгород,  ASK Nizhny Novgorod)
サモトロール(ユグラ サモトロール)・ニジネヴァルトフスク  
("Югра-Самотлор" Нижневартовск,  Ugra-Samotlor Nizhnevartovsk)
イェニセイ・クラスノヤルスク
("Енисей" Красноярск,  Enisey Krasnoyarsk)
ディナモ・レニングラード オブラスト または ディナモ・LO
("Динамо" Ленинградская область,  Dynamo Leningradskaya Oblast
または Dynamo-LO )
ユグラ(ガズプロム ユグラ)・スルグト 
(“Газпром-Югра" Сургут,  Gazprom-Ugra Surgut)
ネフチャニク・オレンブルグ
 ("Нефтяник" Оренбург,  Neftyanik Orenburg)
ベロゴリエ・ベルゴロド
("Белогорье" Белгород,  Belogorie Belgorod )

シーズン中のスケジュール

今季のスーパーリーグの日程は以下の通りになっています
https://sport.business-gazeta.ru/article/267090
https://www.volley.ru/competitions.php?tid=80&gender=1&league=1&year=2022&x=24&y=10

・レギュラーラウンドが10/2~4/16の間に26ラウンド(各チームがホーム&アウェイの総当たり戦)
・レギュラーラウンド上位2チームは自動的にファイナル6進出決定
・レギュラーラウンド3位~10位はプレーオフへ、プレーオフはレギュラーラウンドの3位vs10位、4位vs9位、5位vs8位、6位vs7位で戦い、最大3戦マッチ(4/20、4/24、両者1勝1敗の場合4/27に最終戦)の2勝したチーム、つまり4チームがファイナル6に進出
・ファイナル6は5/4~5/8にモスクワのVTBアリーナで行われる
・レギュラーラウンド11位~14位のチームはプレーアウトを行う。総当たり戦2回行われ(4/28~4/30と5/6~5/8)。ポイントおよび勝敗数はレギュラーラウンドの成績そのまま持ち越され、その上でプレーアウトの成績を合わせて最下位になったチームが来季スーパーリーグから降格してリーグAでプレーすることになる(リーグAで優勝したチームが来季スーパーリーグに参戦することになる)

シーズン中にはスーパーリーグ以外にもカップ戦やFIVB、CEVのクラブの大会などもあります。シーズン中の大会は以下の通りになります。

・スーパーリーグ (10/2 ~ 5/8)
・ロシアスーパーカップ (10/10)
・ロシアカップ (9/6~9/26, 11/25~11/28, 12/25~12/26)
・欧州カップ戦 (欧州チャンピオンズリーグ  9/21~5/22、CEVカップ  11/9~3/23、CEVチャレンジカップ 10/26~3/23)
・FIVB世界クラブ選手権  (12/6 ~ 12/19)

昨シーズンの優勝と準優勝のカードがレギュラーラウンドの最初に当たる試合をロシアスーパーカップと呼んでいて表彰式も行います。今季はシーズン第2節の10/10にディナモ・モスクワ対ゼニト・Spbの試合がスーパーカップの試合となります。

ロシアカップは日本でいうと天皇杯・皇后杯に近いものになります。9月に第1ラウンドがあり、11月に準決勝ラウンド、そこから4チームがファイナルラウンドに進み12月末に優勝チームが決まります。イタリアやポーランドなどスーパーカップやカップ戦は色んな国でもやられています(バレーだけじゃなくて他のスポーツでも)

欧州カップ戦は他のヨーロッパのリーグのクラブ同士で戦う大会でCL(欧州チャンピオンズリーグ)、CEVカップ、チャレンジカップと別れています。各カップ戦の出場チームは前年度の各国リーグの順位で決まることが多く、出場枠は大きいリーグほどCLで多くなったりします(イタリア、ポーランド、ロシアからは3枠)。今季ロシアからはCLに昨季の1位から3位のチームだったディナモ・モスクワ、ゼニト・Spb、ロコモティフが出場し、CEVカップにはクズバスとゼニト・カザンが出場することになってます。(今季はチャレンジカップに出場するロシアチームは無し)

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男子のFIVB世界クラブ選手権は例年12月に行われますが(2020年はコロナの影響で中止に)今のところロシアからの出場チームは未定。近年はゼニト・カザンの出場が多かったです。2017/2018シーズンではゼニト・カザンはスーパーリーグ、ロシアスーパーカップ、ロシアカップ、欧州チャンピオンズリーグ、FIVB世界クラブ選手権の5つ全てで優勝しました。

ロシアリーグの視聴方法

ロシアは国土が大きく都市ごとに時差が異なりますが他の欧州のリーグに比べて日本からちょうど見やすい時間帯に試合が行われることが多いです。スーパーリーグのレギュラーラウンドの試合は主に土日に行われることが多く、試合開始時間はモスクワ時間で13:00~19:00と幅広いです。モスクワと日本の時差は6時間なので日本時間では大体一番早くて19:00開始の試合、遅くて24:00開始の試合という感じになります。

ロシアリーグの試合はtvstart.ru/でLIVE配信とアーカイブが無料で観れます。
LIVE配信は試合によっては地域ブロックがかかることがありますが協会の公式サイトのトップページのvolley.ru/から観れます。メジャーリーグAの試合はVolleyRUのチャンネルで今季は観れそうです、あと同じくロシアカップの試合もこのチャンネルでLIVEとアーカイブが観れます。それ以外にも各チームのホームページから観れる場合もあります。例えばロコモティフ・ノヴォシビルスクは自チームのホームゲームをlokovolley.tvで配信したりします。

tvstart.ru

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volley.ru

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試合のアーカイブおよび試合のハイライトはVolleyRUのYouTubeチャンネルで観れます。

欧州カップの試合は月額7.99ユーロ(日本円約1000円)でeurovolley.tvでサブスク期間内でその試合のLIVEもアーカイブも観れます。無料ではCEVのYoutubeのチャンネルでCEVが毎ラウンドピックアップした試合のLIVEとアーカイブが観れるようになってます。

FIVBの世界クラブ選手権はVolleyballworld.tvにて月額7.99米ドル(日本円約900円)で12月がサブスク期間に入っていればLIVE、アーカイブが観れます。(現在出場チーム未定)
(追記)2021年のクラブ選手権はブラジルで行われますがロシアのチームは今回出場しません。

試合のスタッツ

スーパーリーグの各スタッツはロシア語のキリル文字表記ですがこちらから全試合観れます

試合結果のVSのとこをクリックすると帳票のページに飛びます。

https://www.volley.ru/competitions/1954/79/

       こっちはスタッツ以外にもこれまでの選手のデータ等も載っています。
(ちょっとわかりにくい作りになってるけど)

さらにはDataprojectのライブスコアや帳票、スーパーリーグだけではなくロシアカップや下部リーグやユースリーグの帳票も見れます。(但しこちらもロシア語)

https://vfv-web.dataproject.com/CompetitionHome.aspx?ID=26


次の記事では2021/2022シーズンのロシア男子のバレースーパーリーグ観戦ガイド (その2)に今季の見どころを紹介したいと思います。

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