歴史的な不動産が売りに出ていました。
横浜市鶴見区生麦。
最寄り駅は京急本線の「生麦」駅。
地名の由来は江戸時代、この辺り一帯が麦畑だったことから名づけられたそうです。
あの「生麦事件」の発生現場が売りに出ていました。
どうやら某オープ○ハウス社が新築戸建て住宅を分譲するようです。
以前は立派なお家が建っていて、その塀に生麦事件の説明書きがあったのですが、現地はすっかり更地に。
不動産を取引する際、宅建業者は「重要事項説明書」(通称、重説)を交付し、宅建士から消費者に対して、契約内容や不動産に関する重要事項を説明しなければなりません。
せっかくなので、自分が重説をすることを想定して説明文を考えてみました。(暇かって言わないで)
以下、考えてみた説明文。
本物件(地番◯◯)の前面道路において、1862年に薩摩藩主 島津茂久(忠義)の父・島津久光の行列に乱入した騎馬のイギリス人たちを、供回りの藩士たちが殺傷(1名死亡、2名重傷)した生麦事件が発生しております。
観光客や歴史マニアが本物件の見学や、写真撮影、SNSやブログへの投稿を行う可能性がございます。また見学に来た際には話し声などの騒音が生じる場合があります。あらかじめご承知おきください。
こんな感じかなぁ。
変わった不動産を見ると、ついこんなことを考えてしまいます。
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