日本のコロナワクチンでも確認されたDNA汚染
McKernan氏が日本のファイザーワクチンでもDNA汚染を確認
McKernan氏は日本から送られてきたバイアルも含めてDNA汚染調査
100ng 以上のDNAがQubit蛍光光度計で観測された
TritonXで処理、LNPなどを除去すると DNA 1000ng 以上が検出
RNase 2回処理し RNA を除去すると DNA 10ng 以上検出(基準値超え)
更に DNase 2回処理し DNA を除去しようとしても除去できなかった
図は荒川氏ノート[1]より
2023年11月、McKernan氏は日本から送られてきたバイアル(瓶)も含めてDNA汚染を調査し公表[2]した。今回は幾つかの処理が増えての調査である。
特筆すべきは、日本のワクチンもDNAで汚染されていることが確認されたことである。まず100ng以上のDNAがQubit蛍光光度計で観測された。次にLNPなどの不純物を取除くためにTritonXで処理したところ、DNAは1000ng以上が検出された。これは次節で示すドイツ研究と同様の結果となっている。
この結果に対し疑義が唱えられる場合があり、それはRNAが大量に混入しているとQubitでRNAをDNAとして誤検出してしまうというものである。そこで RNA 分解酵素である RNaseで 2回処理しRNAを除去した。その結果、DNA が10ng以上の検出と量は減ったが、これでも基準値超えである。
最後に DNA分解酵素である DNase で2回処理したが、完全にDNAを除去することはできなかった。
RNase による処理で DNA 検出が減ったことは、疑義の通り、大量の RNA が DNA として誤検出されている可能性はあるだろう。しかし荒川氏のnoteの解説[1]によると話はもっと複雑な可能性がある。シュードウリジン化されていることや配列中のGCが高められていることにより、DNAとRNAが強固に絡みついて、未知の作用を及ぼしている可能性があるとのことである。
いずれにせよ、DNA汚染が基準値以上であるバイアルがあることは確実である。また繰返しになるが基準値以下なら安全を意味するわけでは無いことにも注意されたい。
日本のXBB対応ワクチンでもDNA汚染を検出
ファイザー、モデルナ、第一三共のワクチン全てで DNA汚染を検出
第一三共のワクチンではORIのみ検出、スパイクとSV40は検出されず
ORIはmRNA逆転写でできることが無いからDNA汚染以外はあり得ない
図はMcKernan氏Substack[3]をヒト氏がまとめ[4]
McKernan氏は日本のXBB対応ワクチンでもDNA汚染を検した。検出されたのはファイザー、モデルナ、第一三共の XBB対応ワクチンある。
第一三共のワクチンではORIのみ検出されており、スパイクとSV40は検出されていない。これはスパイクの配列が他のものと違うことと、モデルナのバイアルと同じくプラスミドDNAのSV40エンハンサーの配列が入っていないためだと考えられる。
全てのバイアルに共通することではあるが、ORIはプラスミドDNAにしか含まれておらず、mRNAを逆転写してできるものでは無いため、汚染DNAが検出されということは間違いない。特に第一三共のXBBのバイアルでは、ORIしか検出しておらず、DNA汚染を裏付けている。
日本のファイザーワクチンからもSV40も検出
qPCR によって日本のバイアルから SV40エンハンサーも検出された
米国の有害事象報告が多いロットFL0007よりも、日本のロットの方がDNAが少ないが、どのみち基準値超え
準値以下でSV40も入って無ければ安全というわけでは無いことに注意
またqPCRによって日本のバイアルから SV40エンハンサーも検出された。SV40エンハンサー配列がゲノムに挿入されると、発癌遺伝子を活性化する恐れがある。
量としては、米国の有害事象報告が多いロットFL0007よりも、日本のロットの方がDNAが少なかった。しかし、どのみち基準値超えである。これもほとんど繰返しになるが基準値以下でSV40エンハンサーも入って無ければ安全というわけでは無いことに注意されたい。
参考文献
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