せっかくの自粛だ。何か手を動かそう。
秋田市のしょうじ書道教室です。現在、学生部は5月6日まで休業しております。まあ仕方ないね。
ここ秋田市はコロナ感染者もいまのところ落ち着いていて、爆発的に増えているわけではありません。
それでもうちは思い切って自粛したのです。あとは佐竹の殿様、頑張ってくれ。
いまのところ毎月の「いつもの仕事」を淡々とこなしていて、やることはそれなりにあるので退屈はしていません。
これも来週中には全て終わりそう。私がサボらなければ。
希望者にはお手本を渡してLINEでの添削もやっていますよ。イマドキでしょ。
それでもオンライン添削とかライブ授業とか、定着しますかね?“定着”ってのは「これから当たり前のものになってゆくのか」という意味もあるけど「受講者の身に付くのか」っていう意味もあります。
「書道教室」として、在宅でできることはなんだろう?と考えたときに、
・書き方を学べる動画を作る
・双方向のライブ的な稽古をやる
・オンライン上でダウンロードできる手本やテキストを作る
このあたりが思いつきますが、どれも対面で行う指導に並ぶようなものはできないような…。そんな思い込みが1番いけないのかもしれない。
書き方を学べる動画を作ったとしたら。
もしもこれを作ったとしたら、
利用者は、自分が書きたい動画を選んで視聴する。
そして自分で書いてみる。
まあ必ずしも自分で書かなくてもいいかもしれない。書き方や気をつけるポイントを動画で確認しておいて→誰かに教える、ということもあるでしょうね。
需要が少ない気がする。
双方向のライブ的な稽古をやる。
もしもこれをやったとしたら、
これは事前に何人か人を集める(または集まる見込みを作る)必要がある。生徒さんなりフォロワーさんなり。
ゲリラライブで今夜は稽古だよー!なんてやって誰が見るんだ。まあやったらやったで面白いかもしれないねえ。
対面式の稽古と1番近い感覚なのもいい。
若い書家さんたちが集まってライブで同じお題をババーン!と書くってのも観ていて楽しそうだ。若人よ、やってくれ(笑)。
あまりマジにならず必ず息抜きパートを入れてほしい。いやむしろ息抜きパートばかりでもいい。笑いに走ってもいいんだろう。
「こんなにふざけたお題を超カッコ良く書いた」なんてのを見てみたい。
まあ“即興”で書くのは大変なのだけども。
若い人たちには受けるかも。需要は…あるか?いずれ飽きられそう。
「いかに書道を楽しそうにやれるか」というセンスが問われる。これもう、字がうまくなくていいね。
オンライン上でダウンロードできる手本やテキストを作る。
もしこれを作ったとしたら、
これからの時代は“コロナありき”で生活していくことが考えられるから、
可能性だけなら1番ある。
ただ考えつくバリエーションが多すぎて狙いが定まらないというところ。アイデア勝負なのかもしれない。
うまくいけば出版社から声をかけられ書籍化するかもしれないし、有料コンテンツとしても売り出せる。
ただレッドオーシャンだよなー。似たようなものが大量にある。大手もいるし。私が知らない有名人もいるでしょう。
まとめ。
「ゲームはやらないけど、ゲームやってるところを見るのが好き」という人たちがいるので、
「書道はやらないけど、書道してるところを見るのが好き」という人もいるかもしれない。
そういう人たち向けに、ただただ「書を書き続ける動画」ってのもアリかもねー。
こういうふうに「何か新しいこと」を考えるのも必要です。
しかしこればかりではなんともかんとも頼りないので、
「習字の先生になりたい」
「書道教室開きたい」
という方はこの自粛期間を利用して、お手本をズバズバ書けるようにしておきましょう。
手本書きは“安定感”と“スピード”です。
まあスピードなければだめですね。いくらうまく書いても使えない。
目の前で生徒さん待ってるんだからぱぱっと書いてあげなきゃね。
私でよければアドバイスさせていただきます。
しょうじ書道教室でした。