営業に取り組む書道の先生。
なんともあまり聞きたくないようなタイトルではある。
一部のカリスマ性を持つ書家の方たちはその芸術性を前面に押し出し稼いでいて、たいしたものだなーと私はどこか醒めて見ていたり。
もちろんうらやましいとも思うのです。
https://twitter.com/huderen_com/status/1098741169859616768?s=19
https://twitter.com/huderen_com/status/1098741171545726976?s=19
と少し前につぶやきましたが。
私のように、芸術性はあるんだか無いんだか分からないが、
たしかに「書道を広めたい」「教えたい」という気持ちがあって、
そこそこ技術も持っているのだけど、
それだけで生活していくのはちょっと厳しいのは分かっているから、
なかなか思い切った一歩を踏み込めないでいる。
という方々は多くいらっしゃるのではないかなーと。
私は母が教室をやっていたし、
書道教室運営で生計を立てようと思ったのも独身だったからできたのかもしれない。
結婚してくれた相方さんには感謝しております。ホント。
男性が、結婚を考えている相手がいて、真剣に将来のことを考えていて、
そのときに「おれ、書道教室始めたい」と、
言える人は少ないし、相手の女性が反対するのもよく分かる。
独身女性のあなた、
あなたの結婚を考えているパートナーが、今の仕事を辞めて「おれ習字の先生なるわ」なんて言ったらどうします?
これから結婚すんのにどうして?どうして?どうやって生活すんの?家庭は?子どもは?
まともな感覚だと思います。
「男が稼がないと!」派、という方もいるでしょう。
「私が稼ぐから彼には夢を追いかけてほしい」派、
「あたしがやしなっちゃる!」派、
もいるでしょう。
「やってみなくちゃ分からないからあたしも応援するわ」派、
もいるだろうし、
「男とか女とかじゃなくて、イマドキ二人で働くの普通でしょ!」派、
「そんなこと言ったらアタシだって夢追いかけたいわよ!」派、
もいるはず。
正解なんてありません。
お二人で決めてくださいよ。でもね。
『稼がないと話にならん』
わけです最終的に。
天才コースも秀才コースも、
アーティスト寄りも書道講師寄りも、
それを肝に銘じて書道に打ち込まないと。
バリバリの書家・アーティストだって営業しないといけないし、
生徒集めて教室開きたい人だって営業しないといけない。
もしあなたが現在「営業職」に就いているとしたら、
自社の製品の営業をしながら、
「もし自分の書道教室を売り込むとしたら、はたしてどんな方法で売り込むだろうか…」
シミュレーションしてみると役に立つかも。
ほんと尊敬します。営業職。
不可能を可能にする、営業。
そんなイメージすらあります。
やりたくないって言ったって、書道で食うとしたら考えなきゃいけないんですよ。
これから何をやる?
電話?飛び込み営業?DM?実演販売?試乗?得意先?人脈?口コミ?SNS?ポケットティッシュ?チラシ?
営業って現実世界の最強スキルかもしれません。
おわり。