4コマ『フツウの私も恋していいの?』についていくつかのこと。
漫画家の藤堂はくるです。
こちらやブログなどのSNSで配信していた4コマコミックとコラムですが、一旦削除させていただきました。また新たな形で、公表することになると思いますので、その際に楽しんでいただけたら幸いです。
この作品は、2年前に編集から依頼され電子書籍として配信する作品でしたが、結果、没になったものでした。
この作品がダメだったから没になったわけではなく、雑誌との兼ね合い+〆切が間に合わなかったという事情。しかし、これが今の私の描きたい事、たくさんの方にみてもらいたい、そんな気持ちが膨らみ、コラムと漫画という企画を考えたのですが、本業ももちろんこなしながらなので、1ヶ月にたった1、2日ある休息の時間を4コマに当てながら描いていると体も心も休めることができず、それが数ヶ月続くと毎週1本を継続して続けることが難しくなりました。
また、同時ににコロナ禍になり、人の抱える気持ちや感情がガラリと変わり、私の感情も変わりました。コラムと漫画ではかける熱量の違いもあり、ファーストシーズンでコラムは終了。そして、自分のためにセカンドシーズンまで書き上げ、新連載も始まったことから、重荷になってしまったフツ恋を一旦お休みすることにしました。
そしてサードシーズン。ネームは最後まで切ってありましたが、セカンドシーズン以降は、もう一捻り改良が必要なものでした。
セカンドシーズンまでは、コロナ禍前の自分。サードシーズンからは、コロナ禍の自分。セカンドシーズンを描いていた頃からレイキを習い、上級修了後も半年以上毎月勉強会に参加しました。そこでこの世界の真髄を垣間見て、エゴと自分、波動、友人との関係が変わっていったこと、友人よりも知り合いの方が上手く長く付き合えること、自分を愛すること。家族との関係。また、自分自身との関係、そしてタイムウェーバーとの出会い。
会話は頭ですることではなく、心でしないと相手に伝わらないこと。漫画は頭だけではなく心でも描いていること。それをフツ恋の主人公にも気づかせることが彼女の成長で、コロナ禍前に描いたネームでは彼女はまだ成長途中だったと最近になって気づきました。だから、描けなかったのだと。
彼女は私自身、私の成長が彼女の成長。私も咳をすると彼女は咳をする。では咳をする原因は?その答えがぼんやり見えたのがつい最近でした。今、私は咳をしなくなりました。そして、その気づきと同時にフツ恋を描きたいという気持ちが芽生えてきました。
さらに、今は、自分自身でモーションコミックを作ってみたくなり、連載が終わったら動画も作りたいとあれこれ考えています。その一環としてフツ恋を新たなラストに導くためにあれこれチャレンジしたいと考えています。
結果はまだ未知数ですが、徐々に自分の解放が始まっている、と感じています。やりたいことだけをやる自分。多趣味すぎて、全部についてくる人はいないかもしれないけれど、これからは、楽いことを続けていきます。