HUC2周年祭「わたしにできる政治アクション」~日本の政策は人災レベルなのか?~
こんにちは、とみーです。
HUCの存在を年末に知って加入し、まだまだ新米ですが、やってみたかったnoteを初挑戦させてもらいました。何でも挑戦出来たり、育児中に気になるイベントに気軽に参加できる(後から動画で知ることも可能)そんなHUCにすっかり魅了されています!
2021年1月17日(月)に開催されたオンライン・イベント~「つなぐ」HUC2周年祭~「輝く未来へつなぐ今私にできる政治アクション」に参加しました。政治って難しいから、この機会に皆と学べるならと急遽参加してみたところ、学びが多く考え方がアップデートされたのでシェアしたいと思います。
#テーマ「現代の出産育児に関する政策や法律」
#登壇者の政治カフェ 「Politologue Cafe」
大澤 傑さん、大石 祥代さん、小澤 悠さん、多田大祐さん、都築大地さん
政治をフラットな関係で学び、多様な意見を認め合う「Politologue Cafe」
政治カフェ「Politologue Cafe」とは、学校や本などで難しいことで学ばず、皆でカフェしながらお酒飲みながら政治を学んで自分自身の次のアクションに繋げるFacebookコミュニティーです。
実生活に紐づいた政治への理解を目指し相互に学び合っていくため、講師側からは「問題の味方」や「ヒント」を提供するのみでみんなの考え方にフラットな環境を作る、これってHUCの誰も否定しないとマッチしており、みんな共感。
立場が違えば考え方が違う。多様性を認め合う。
政治って簡単に理解できなくてハードルが高い、政党派閥で意見が異なるイメージですが、政治の問題が実は自分たちにとても身近で解決していける問題であることに気づきました。
また、カフェは大学教授である大澤先生の知識も吸収できるということで、今回のイベントでも素晴らしいまとめと気づきをいただきました。
日本の出産・育児に関する法律や政策は先進国の中でも人災レベルで酷い?!?!
★グラフィックレコーディングby.HUCメンバーさいとうさん
前半、今回のテーマ「現代の出産育児に関する政策や法律」に関して、先進国の育児子育て政策をデータで学びました。日本、ドイツ、フランス、イギリス、スウェーデン、アメリカ、ハンガリーと比較。HUCメンバーさいとうさんのグラフィックレコーディングで要点が綺麗にまとめられています。
並べてみるとやっぱり有名なスウェーデンは制度と社会の仕組みともに良い。日本も意外と悪くないが…?
日本は他国のように復職制度がない
今の日本はまだまだ子供を産むとお金がかかる、仕事を辞めないといけない、保育園が決まらない、母親は痛みを感じて産もうとネガティブなイメージを持っている人もまだまだ多いですよね。
他の国は育休復帰後にポジションや給料を変えたりすることを法律的に禁じており、日本はまだまだ女性活用、男女問わず育休を取ることのハードルの高さがある。
他の国だと税金が高かったりするけど、保育園の入園は希望があれば保障。シングルマザーの手当ても厚い、子育て中は税金が優遇される等の制度、そして子育てを社会でするというコミュニティーが整っていると感じました。
日本の課題に対してどうアクションするか
まだまだ日本ってお母さんに期待されていることが多い、孤独化、男性の育児の参加率低いでもそれって意欲がないだけでなく日本の男性は働きすぎでは?という問いかけをでディスカッションを実施しました。
みんなからでた意見をご紹介します。
女性の感じてきた育児負担を周囲に発信する
電車の中で赤ちゃんが泣いて舌打ちがされた、マタニティーマークを無視された、手作り弁当に指導がはいる..という母親の負担が次々とでてくる。個々が体験してきた苦労を聞いて自分の知らない課題が沢山ありました。それって男性や子育て当事者以外はより気づいていないこと。是非、不安や負担があるお母さんたちは周囲に声を大にして伝えていきましょう。
女性も選択する勇気が必要
結婚相手、住む場所、会社を選んでいける時代になった。日本は地域格差が大きく、医療費の負担額の差や教育における県予算が全く異なる。そのようなときに市が政策を変えるのではなく、「自分自身が選ぶことも大切」という意見でした。
私は違和感に気づいたときには時すでに遅しもあったので、考えるタイミング、学ぶ機会を早くから設けるべきではないかと思いました。
男女で分けるのではなく、一緒に多様な目線で考える
育休取得では、雇用主側は評価や賃金を同一にするのも簡単ではない。男性側の意見も必要で、日本はジェンダーや政治問題を考える時に分けて考える習慣が抜けておらず、「制度は良いが育休をとりづらい社会風土」だと意見がありました。
私の旦那さんは第二子出産の際に1か月休みました。もちろんとってほしいことは前々から伝えましたし、私の会社は男性側もダイバーシティー部から制度の案内や育休の促しがあります。そんな考え方が全体的に広がり、取りやすい企業がもっと増えればよいと感じました。
政策だけでなく「長時間労働」の文化を変える
男性も働きたいわけじゃないのに日本の文化「長く働けばよい」に縛られている。先ほどの風土と似てますが、昔からのこうあるべきだ、長時間労働が良いみたいな日本独自の文化が政策の足を引っ張ていると議論しました。
大澤先生からは、「文化と政策は相互に関係しているためどちらから変えるほうがいいか考えていくといい。文化を変えるのは大変なため政策から変えていくとよい」とご意見を頂きました。
★グラフィックレコード by HUCメンバーささのりさん
子育ては重層的に。子育てではなく子育つ。
大澤先生から貴重なまとめをいただきました。
・疑問、問題を感じたら声をあげる。働きかける。
・子育てを重層的(多角的)に働きかけておく。
・真ん中の人をいれて議論する。
多くの人を関わらせることで人生や子育てのリスクヘッジができるためにもコミュニティーを広げること、また男性や子育て問題と遠い人の意見を取り入れることの大切さを伝えてくれました。今回、男性の方も数名参加していて男性の苦労を知ったり、HUCで平日夜に女性たちが話し合っている現状熱量を知ってもらうことができました。
私が感じたこと、これからできること
私は、政治を変えるには身近なことや些細なことでも声を上げる必要があると強く感じました。子育てで不便だと感じた制度、価値観、それを身近な人とシェアしてその輪を広げていく。そして、いつか根幹に届くように伝えていくことが大切だと思います。
これは、既にHUCが取り組んでいることで、今後ももっともっとメンバーが増えて、その子どもたちも一緒に繋がっていきたいと感じました。
最後に。
HUCメンバーまさえさんから「発信して現状を変えることの勇気を学んだ!」ということでこちらの本をおススメしてくれました!みんなで読んでみましょう。
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