新・魔法のコンパス #気ままに読書感想文
西野さんは「天才的な人たらし」
発売日を確認して書店に行くなんて、中学生?高校生?以来。
SNSで西野さんの本が新しく発売されるらしいというのは見ていたし、もういくつかのメディアではそれを交えたインタビューが公開され始めてた。
5月24日、久々に「この本を買おう」と思って本屋に行った。
「はじめに」から最後まで読みふけった。
特に「はじめに」と「手紙」の部分は心理学的な効果もありそうで、
「西野さん、すごい。人たらし。」と思った。
もちろん、私もたらし込まれたひとりだ。(笑)
たぶんこの本を買う人は、多かれ少なかれ西野さんという人を知っている。
もちろん西野さんが書いているようにアンチも含まれているかもしれないけど、だいたいの人は「西野さんはなんとなくすごい人」と思ってると思う。
そんな人が冒頭から今の時代を憂い、難しさを語り、迷える子羊たち(読者)に寄り添う。
でも西野さんはそこから問題を提起する。
一気に引き込まれて、あっという間に読み終わった。今回はそんな読書感想文
はじめに
よくわからないものをちゃんと知ったことはあるのかな?
なんかよくわからないけど、怪しいと蓋をしてないか?
「はじめに」の文章から心を一気に掴まれた。
これだけネットでなんでも調べられる時代になったのに、いまだによく分からないから、調べなかったり、思考をシャットアウトすることがよくある。
難しい言葉、詳しくない分野、アプリやネットサービスもそう。
シェアメイトのエンジニアから「ジャングルから来たのかな?」「もうジャングルに帰れ!」と突っ込まれまくりながら、なんとかメルカリやPaypayの使い方を覚えたのは、2019年4月頃。
使ってみればなんてことはない。アプリの使いやすさは毎日更新されていき、確実に初心者にも使いやすくなってるし、使いたくなるような仕様になってる。
最初の一歩なんて踏み出してみれば、そんなもんだ。
メルカリやPaypayは驚くほどあっさりと私の生活の一部になった。
第1章 お金
「お金=我慢の対価」
「お金を増やしたければ労働量を増やせ」
お金の考え方を学んでこなかったお金への洗脳
お金の勉強をしてこなかった学生や10代たち
→初めての仕事はアルバイト
→時給=労働の対価
→時間単位のお金
→「労働量(時間数)=お金」
というシンプルかつ、それ以上でもそれ以下でもない状況が、大学生の頃の私をはじめ、たくさんあるような気がした。
人生初のバイトは、大学生の頃地元のイオンではじめたアジアン料理屋。
時給は800〜850円くらい?
週2日×5時間×850円
とかだったと思う。
そんな時給ライフが始まって4年くらい。
花屋でフルタイムのバイトをしていた時期に、年末調整か何かを市役所にもらいに行った。
紙面に書かれていた私の年収は250万円なかった。
唖然とした。今でもはっきり覚えてる。
週5日×10時間×900円
生活のほとんどをバイトに当ててるのに、私の年収200万円台・・・・?
自分の労働の対価を、時間毎で切り売りしちゃいけない。強く思った。
第2章 広告
2人で作った本は2人で売れる。
10万人で作れば10万人に売れる。
目から鱗!!!(笑)
この発想はなかったけど、言われてみれば確かにそうだ。
「自分が関わった」「自分の意見が反映された」「自分がチームの一員だった」
それだけで愛着は一気に増す。仲間が増える。応援してくれる人が増える。
お客さんは時間を持て余すことを極端に嫌う
複数の予定となるように、1日をコーディネートする。
一つの予定のためには重い腰は上がらないけれど、複数の予定がある日は動けるし充実感も高まる。
だから私はこの感想文を、土曜の朝8時にコメダ珈琲で書いてるのかもしれない(今日はこのまま行ってみたかったカフェと海沿いのお祭りに行きたい)
オンラインサロンの地方版と東京版のポスターの違い
ここの話はこの本で一番笑った。
そっか〜!確かに!やられた!!って感じかな。
東京にいると「いかに洗練された広告?」が行動をジャッジするかもしれないけど、毎日銀座や渋谷、東京の中心地を歩く人なんて日本人のうち数%だろう。
そんな人たちといつの間にか「東京のおしゃれなもの=正しい、素敵」みたいな刷り込みがあったけど、答えはその地域・そこに住む人たちによって違う。
第3章 ファン
「追い風」でも「向かい風」でも前に進むが、「無風」は危険
「追い風」「向かい風」は状況として感じやすいので、察することができる人も多い気がする。でも「無風」は気づかないことがある。
何より怖いなと感じたのが、
「無風」は定位置にいるようでジリジリと後退してる。周りの人が前に進んでるから。
<追記>
この本の中で紹介されている藤原先生の本の感想文はこちら。
今日はとにかく本を読み漁りたい日。
調子に乗って1日に読みきれない量の本を追加で買っちゃったけど、まぁ読めるところまで読んでみよう。
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