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みんなの好きなことを、みんなと話したい | 社員インタビュー
今回のHuber社員インタビューも、前回の健太郎と同様にHuberの古株、渡邉千尋さんにお話を伺います!
現在は『TRAVELERS Hub事業部』にて、案内所スタッフやコンシェルジュ約20人を統括するマネージャーです。
Huberが運営する全国の観光案内所へ、日々駆け回っています。
TRAVELERS Hubとは、旅が好きな人で運営する、その地域ならではの旅の情報や人のハブになる場所。「地域と来訪者の架け橋に」なるための拠点として、コンシェルジュ自らが好きなスポットなどをお伝えしています。
Huberの運営する観光案内所は現在3箇所にあり、東京の渋谷駅、福岡の小倉駅、大分の別府駅に店舗を構えています。また、案内所以外にも奈良に拠点があり、ガイドツアーの施策に取り組んでいます。コロナ禍で日本に来れなくなっていた外国人旅行客も日に日に戻ってきており、TRAVELERS Hubでも交流の報告が相次いでいます。交流の様子はTH TIMESとして月に1回noteの記事で発信しており、各地での詳細なエピソードをご覧になることができます!
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きっかけは歌舞伎!?持ち前の軽快なフットワークで入社!
━━千尋さんって、かなり古株ですよね。入社のきっかけって何だったんですか?
確か2016年の1月くらいにアルバイトで参加したのが最初だからね。時が経つのが早いですよ、ほんとに。
きっかけは、何か社長の紀陸さんと共通の知人が居て、歌舞伎を大阪に見に行った時だったんだよね。
その時はちょうど前職でやっていた派遣の仕事が任期満了する直前で。
「私もうすぐ仕事終わるんですよね」って話したら、「じゃあウチくる?」って 笑
━━なるほど、渡りに船というか。軽やかに飛び移ったわけですね。当時ってどこの部署でしたか?
SBO(人事労務総務)で、当時の担当だった所さんと一緒に経理とかの作業をする人が欲しかったみたい。
だから、最初は経費精算とか勤怠管理とかしてたんだよ。「勤怠経費早く出してくださいねー」とか言って。
出勤は週2日だけね。他のアルバイトと掛け持ちで。
その頃は本社が北鎌倉にあったね。
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━━千尋さんは実家が鎌倉の方ですもんね。そちらでは有名人という噂もあるので、その辺詳しく聞いてもいいですか。
いやいや別にそんなんじゃないですよ 笑
小坪っていう場所で、逗子マリーナのある地域だね。Huber入って2,3年くらいまで実家で暮らしてたよ。
帰ると落ち着く場所というか、そういう地域だね。
実家が精肉店だから、「肉屋のちいちゃん」みたいな感じで可愛がってもらってたんだ。
商店街で自営業をやっていると、近所の繋がりが強いからね。都会じゃ、まぁこんな近所付き合いはできないんじゃないかね。
お祭りにも小さい頃から参加していたし、子どもの頃から他人との関係性を作ることに慣れていたんだよね。
隣が昔釣具屋さんだったんだけど、ふらっと寄ってお手伝いしたり、その後とこたつで寝ちゃったりとか。
━━それは良い近所付き合いですね。それで、色々な方たちと自然と付き合っているから、人見知りとかも無かったんですね。
無いね。お年寄りの方とかも小さい頃から触れ合っていたし、大人子どもの境があまり無かったな。
お祭りはお囃子で参加していたんだけど、教えてくれるおじさんの指導が厳しくてめっちゃ怒られたりして。
子どもの頃に他人のおじさんからそんなふうに怒られるなんてなかなか無いよね。
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━━そのご実家からHuberに通われていたわけですね。今とは大分働き方が違いますが、転機はいつですか?
やっぱりアルバイトから社員になったのは大きかったよね。
最初の変化は、社内での仕事から営業に移ったことだね。
Airbnbのホストさんと契約して、ゲストを集客する事業をやってたんだけど。
で、初めて社外の人と仕事で出会うことになって、外の人からサービスの感想を聞くようになったわけ。
で、社内に居るだけでは感じられなかった、うちのサービスがどういうふうに思われているのかっていうのを感じられて。
それがきっかけで、自分なりに色々サービスのこととか考えるようになったんだ。ああしたら良さそうだな、とか。
━━お客さんと直に接する機会大事ですよね!
そう!でも、じゃあ実際に自分で考えたことを試そうと思ったら、それにはコミットが足りないと。
で、自分としてもやれることとか領域を拡げたいし、コミット量を上げたいと思って、社員になろうと考えたの。
私それまでは組織にしっかり入って仕事する経験がなかったのね。
ダンスを中心にやっていたから。
でも、新しいことを経験することで自分の中で、なんというか、リフレッシュがあるだろうと思って。
それで、それまでのダンスと仕事の比重を逆転させたのよ。
これが2017年くらいのことだね。
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やることは変わっても根底は変わらない。私の琴線に触れるもの。
━━僕、千尋さんについての最初の情報は「ダンサー」だった気がします。Huberに入る前からずっとやってたんですよね。そのあたり、聞かせてもらえますか。
最初は「趣味がほしいなー」と思ったんだよね。
で、調べてたら鎌倉にベリーダンスのレッスンをやっている所があったの。
その時はベリーダンスが何かも知らなかったんだけどね。
それが2008年で、それからコロナ前までずっとやっていたね。
昔は大会とか出ていたりもしてたんだよ。ある時期はコンテンポラリーダンスもやっていたりとか。
だけど、今はダンスの目標は無いね。ダンスに関わり続けたいとは思うけど。
ダンスは楽しかったらか続けられたんだと思う。ダンスにおける向上心もあって、熱心にやってたんだよね。
それこそアルバイトも、ダンスのための資金を稼ぐためにやっていたし。
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━━まさにダンサーだったわけですね。その道を極めようとかは考えたんですか。
ダンスってね、パフォーマンスだけで食べていくのはやっぱり一握りなんだよね。
プロはダンスを教えるのが中心で、それとは別にパフォーマンスでの稼ぎもあって、って感じで。
私は教えるのには興味無かったんだよね。やってはみたんだけど、楽しくなかったな。
だから、自分の思うようにダンスを極めていくことだけを目的としてたの。
人前でパフォーマンスすると、自己満足では終われなくなるんだよね。それで、もっと向上心が湧いてたんだ。
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━━なるほど、その心は今もあるんですね。では話を戻して、2017年以降はどういう変遷を辿ってましたっけ。
人事や経理、営業をやった後は、紀陸さんの秘書的なこともやってたよ。予定管理とかアポ取りの代行とか、紀陸さんの経費精算をやったりとか。
その次にマーケに行った。そこで広告回したりして。
その後、社外営業で東急さんやANAさんといったパートナーさんに関わり始めたんだよね。
その最中に「しぶちか(渋谷地下街)」の企画が始まって、そこから観光案内所事業に関わって、観光案内所の立ち上げも何回かやって。
だから、今はTRAVELERS Hub事業部。
━━目まぐるしいですね。社歴長いメンバーはだいたいそうかもしれませんが、千尋さんもほんと色んなことやってますよね。今では社内で3人しか居ないマネージャーですし。
ちょっと仕事覚えたらすぐ違うとこに動くから、落ち着かないよね 笑
だから私、「これが出来ます」みたいなの言える専門のものが無いのよ。
━━その悩みは分かる気がします。順応性みたいなのは鍛えられるかもですけどね。
うーん、と言っても、慣れる前に異動しちゃうから 笑
私、「Huberでコレやりたい」みたいなこだわりが無いんだよね。
もともとダンスが主軸だったわけだし。
でも、だからこそここまで臨機応変に順応してやってこれてるんだと思う。
こだわりあったら、こんだけやること変わってたら辞めちゃうよね 笑
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━━ダンスを主軸として色々なステップを踏んできた千尋さんですが、働く上で心がけていることとかありますか。
背伸びをしないことを重視してますね。
昨年度からHuberは事業部制を敷いていて、私は今ポジションとしてはマネージャーをやらせてもらっているけど、経験もないし、マネージャーとして何をやればいいかみたいなのも明確じゃない。
その中で、やれることをやる。
そして、皆とは目線を合わせておくこと。
自分も現場に入ることで、コンシェルジュをしてくれているメンバーと同じ感覚を持って、メンバーと共通言語を持って、同じ粒度で話ができることを重視する。
本当は各エリアの案内所にも入りたいんだけどねー。
毎月九州にも行けているけど、もっとやりたい。
最近はこの移動量に慣れちゃって、プライベートでも飛行機移動で日帰りしたりとか余裕ですよ 笑
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━━この間、札幌に日帰りしてましたね!そういえば、最近ハマっていることについても聞きたいです。マスコットキャラクターについて!
え、良いんですか話しても 笑
私、キャラものとか全然ハマったこと無かったんですよ。ポケモンとかね。
だけどある時、マスコットが素晴らしい踊りを披露している動画を見つけたんだよね。
自分もダンスをやっていたからね、その表現力に魅了されて、それで追いかけ始めたのね。
そうしたら、踊っていないところでもすごかったの。
マスコットは全てジェスチャーで表現してくれるんだけど、それでも何を言っているのかちゃんと伝わってきたの。
表現が限られている中で、その場その場で素晴らしい活躍をしていて。
毎回色々なやり方でお客さんを盛り上げていて、その仕事っぷりに感銘を受けたのよ。
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━━いつもZoom画面に写ってますよね。たしか、エイルちゃんでしたよね。
そう!エイル・ルネットちゃん!
彼女を見た時は衝撃的でね。本当に驚いたわ。
今はもう完全にエイルちゃんにドはまりしていて、激推ししています。
━━そういうことでしたか。エイルちゃんに対して、千尋さんは推し方が凄いですよね。
自分でグッズも作っちゃうからね。それを見て知ってもらいたいんですよ。エイルちゃんを。
それが彼女に還元され、また彼女の活動の原資になっていくわけじゃないですか。
ネイルもエイルちゃん仕様にしているんだけど、案内所勤務の時にお客さんから聞かれて、コミュニケーションに繋がってるのよ。
まぁ聞かれるのはネイルショップの方で、エイルちゃんのことではないんだけど。歯がゆいわ。
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━━コンシェルジュの個性がTRAVELERS Hubの売りですからね。キャラ立ってますね 笑
Huberって、「お客さんのある場面に立ち会うことで、その価値を発揮する」っていうのがあるじゃない?
エイルちゃんも、場面に出れば出るほど価値を発揮するというのが共通点かもしれないね。
あと、「フリーのマスコットキャラ」っていうのがもう新しいじゃない?
私たちは「旅人が自らのオススメを教えてくれる案内所」という価値を広めようとしているけど、エイルちゃんも新しい価値を生み出していってくれたら嬉しいなと思ってね。
━━思いが熱いですね 笑 この千尋さんの価値観って、どういう経緯で形成されたんでしょうね。誰か影響された人物とか居るんでしょうか。
なるほど、でも、うーん。それまでは、誰かに憧れたことは本当に無かったんだよね。K-POPアイドルとかは好きだけど、自分がなりたいとかは思わないし。
最初に習ったダンスの先生を見て、こうなりたいと思ったというのはあるかな。
でも、表面的なものを見てもそうならないよね。その中身をに見せられた時に感じるもの。その人自体が"見える"といのが惚れるポイントかもね。
━━とても共感できますね!その感性はどうやって磨かれたんでしょうかね。
もしかしたら、囃子でやっていた太鼓でリズム感を養っていたのが関係あるのかも。
太鼓は音階とか無いわけでしょ。だけど、音のリズムを言葉にして覚えているのよ。後は、横笛もやっていたし、音楽に小さい頃から触れていたことが影響しているのかもね。
今の彼氏とも、チュニジア人でアラブ音楽をやっている人で、音楽を通じてで知り合ったの。弾いている姿を見て尊敬したのがきっかけかな。
子どもの頃から親しんでいることだから、ダンスも音楽も、継続が難しくなっても熱量は冷めないね。
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━━なるほど、子どもの頃のお囃子が、ダンスやマスコットキャラクターに通じる千尋さんの感性の源なのかもしれませんね。
では最後の質問です。で、YouはHuberで何するの?
私は、自分が好きなことを普段からどんどん発言したり、身につけたりしているよね。
同じように、皆の好きをどんどん出して言って欲しいと思うのよね。
何事も知っている人に聞くのが、新しいことを知るには早いじゃない。
それを誰に聞くと良いのかわかるように、普段から出して欲しいなって。
そして、皆の推しを皆で推していきたい。
自分だけ自分の推しの話してるもの、他の人つまらないだろうし。
そういう部分でもお互い時間を持てると良いなと思う。
皆、言われなくても仕事はしているじゃん。
他の部分で、雑談とかで、仲間と話をして楽しくしていきたいな。
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【編集後記】
今回はZoomを使って、オンラインで千尋さんにインタビューをしました。
インタビューの時も、シフトに入っていないけれど観光案内所でお仕事をされていた千尋さん。
お話の中にあった通り、仲間とコミュニケーションを円滑に行うために常日頃から同じ景色を見に行っているんですね。
自分も現場を離れてしまって他のメンバーと話が合わなくなったり、現場に顔を出さない人の意見をどこか他人事のように受け取った経験があるので、常に現場に居ようとする千尋さんの姿勢を尊敬しています。
こういう所にも、子どもの頃から芸術を続けてきた千尋さんの感性が顕れているような気がしました。
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