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マメルリハインコを飼ってはいけない

鳥嫌いなのにマメルリハインコと同居すること6年になった。「それだけ一緒にいたら愛着もわくのでは?」と思われることもあるが、決してそんなことはない。今でも別居希望中だが、我が家のマメルリハ・シャルが真の飼い主・弟と世話係・母の寵愛を受けており、弟が飼えない状態かつ母と私が同居せざるを得ないのでしかたない。母と弟の手前いっしょにいるしかないのだ。

私にもう少し悪意があればシャルを野に放つだろうが、人間としてまともな部類にいるという自負がじゃまして、それもできない(最低の発言をしていることは承知している)。そんな私からあえてマメルリハを飼ってはいけないとお伝えしたい。「可愛いマメルリハをお迎えしたいな」という方の参考になれば幸いである。


賢さゆえに

マメルリハの賢さと面白さについて伝えていきたい、などと言って始めた投稿なのだが、賢くてやっかいだ。

賢いことは何も悪くない。だが、それ故に自分で考える力があり、思いの外感情も豊かだ。退屈させたり孤独にさせたりすると良くない。幼い人間の子をおもちゃもテレビもお友達もなしで部屋に閉じ込めておくと可哀想なように、マメルリハも鳥籠に入れっぱなしだったとしても退屈と孤独を回避させないといけない。

退屈や孤独のストレスが強いと、人間だっておかしくなるようにマメルリハにも良くない症状が起きてしまう場合もある。だから母が入院した時、私は仕事で在宅していないので、めちゃくちゃ気を遣った!鳥嫌いの私がシャルに!

マメルリハの放鳥時間やどう構うかは、飼い主それぞれの事情にもよるが、少なくともマメルリハにきちんと向き合って暮らさないといけないので、むやみに飼うと苦労するのだ。まして私みたいにやむを得ず同居するなんてもってのほか。余計な苦労をするだけだ。

個性が強い

賢いことと同様、個性があることはまったく悪いことではない。ただマメルリハを飼育・養育するにあたり、何が正解がわかりにくい。本にはこうある、ネットではこう説明があった、となっても自分の家のマメルリハにそれが共通であてはまるとは限らない。

稲生家では、シャルに麻の実をあげていい量の正解がいまだわからない。幼いころのシャルの手っ取り早い体重維持に麻の実は必要だったが、現在は当時より運動量が増えて、制限するとやっぱりすぐ瘦せてしまって悩ましい。

しかも無駄に賢さを発揮して、「食べないで体重減らして麻の実もらおう」などと発想する不届きなマメルリハなので、好き嫌いを治すにも駆け引きが生じて面倒だ。

子育てに正解がないように(絶対にやってはいけない共通事項はあるものの)、マメルリハの個体ごとにやはり正解を飼い主が考えて見つけなくてはならないのだ。もし、そのマメルリハの正解が違っていて、ストレスをためるような事態になると、やっぱり良くない影響がある。そこにも飼い主の責任が生じて面倒だ。

賃貸物件が借りられない

詳しくは以前上記で書いたが、引越しが多い方はほんとに気を付けた方がいい。

物件がない!とにかく見つからなかった!
ペット可だからと言って甘く見ないほうがいい。

犬や猫が良くてもインコはダメということが結構あった。うるさくてご近所トラブルになりやすいからだそうだ。引越しを依頼した業者の営業さんも言っていたが、インコの鳴き声が問題になって引越すことになったお客さまが最近実際にいたと教えてくれた。大変だ・・・・

また、全国転勤がある長距離の引越しも難しい。今回シャルは新幹線で移動することができるが、本来は飛行機が適切な移動手段である。初代マメルリハが飛行機で相当怖い思いをしてしまったことがあり、しばらく様子がおかしかったので飛行機はおすすめしない。

以上の苦労を鳥嫌いでなかったとしても私はあえてしたいとは思わないだろう。マメルリハの主な魅力はきれいな色で小さくてもふもふ、そして活発な可愛らしさ?なのだろうが、上記3点を考慮に入れてもやっぱりマメルリハをお迎えしたい方を止めはしない。

自力で開けられるのに面倒がった上
同居人の私に麻の実を要求するがもらえなくて
文句を言っている生意気なマメルリハ・シャル

マメルリハを飼うという勇気と覚悟を称えたい。
そして弟よ、そろそろシャルが老後を迎える前に自分で面倒みる計画を立ててくれませんかー!

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