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あいさつを待つマメルリハインコ

1月18日の19時過ぎ。
仕事から帰宅したところ、我が家のマメルリハ・シャルがちょうど就寝するところだった。普段は18時前後に寝るのに珍しく遅くまで起きていたようだ。

シャルが寝てしまう前にシャルの顔を見ておくよう母が私に促した。私は促されるまま就寝直前のシャルの鳥籠の前に行った。

これまでの経験上、シャルと多少コミュニケーションを取っておいた方が、何かと面倒にならないと心得ているためである。

ちょうどカバー類を鳥籠にかけようとしていたところを、母がそのまま手を止めて待っていた。シャルは私の方をまっすぐ見て何かを待っている。

何となく朝のあいさつ(鳥籠の隙間から指を入れ、シャルがその私の指先をまったく痛くないように軽く噛むこと。上記の過去記事参照。)のようにすれば良いかと思い、私はシャルの前に指を出そうとした。

すると、私が指を出す前にシャルが嘴を開けた。人差し指を出すと、くわえる程度にシャルの嘴が指に当たった。あいさつの指待ちをされたのだった。

ただ、何となくシャルの待ち方というか一連の動作が偉そう・・・中国やトルコの宮廷ドラマでよくあるシーンで、皇帝が謁見の際に、臣下から最初にあいさつされるのをを待つような感じだった。鳥嫌いの私の被害妄想かと思ったが、私の隣で鳥籠にカバーをかけようと待っていた母も同様の印象を受けたとのことで笑っていた。

やっぱりそうか、なんか腹立つ💢

シャルだけは満足気に体制を変えて鳥籠にカバーをかけられ、就寝した。挨拶後の「うん、よろしい☕」みたいな態度にも何だかイラっとした。

あれから3週間ほど経過したが、身体が小さいのに態度がでかいマメルリハインコへの苛立ちをまだ覚えており、書かずにはいられなかった。

ちなみにこれまでの私のシャルに対する態度からお察しいただいているだろうが、私はシャルに対して心が狭い。そして実は長身な方なので、第三者(母)から見ると、私の人としての矮小さが際立ち、非常に滑稽に映るようだ。悲しいことに。

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稲生瀬鴉(いのうせあ)
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