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WeChat Pay・Alipayを使ってみる

(あくまで私的な体験の範囲での感想です。念の為)

大連旅行その2。
「大連ではアプリがないとタクシーに乗れません」という事前情報は体験した限り、おおむね事実の模様。流しのタクシーのように見える空車も、実はアプリで呼ばれて配車中だったりして、手を上げて止めている人をほとんど見かけない。頼みのホテルフロントも、基本は皆自分でアプリで呼んでいる。

タクシーの支払いは基本、QR決済。コードを印刷した紙を運転手が見せて、こちらが読み取る。「支払いは?」という声すらしない(私には聞き取れない)。なので、現金やカード支払いができるかどうかも不明。

Alipay、WeChat Payの両方ともセットアップは日本でやらないと、特に後者はパスポートの登録が必要なので面倒。一方で、セットアップが完了したか国内で試しに使う、ことができない。これは情報が分かれているのだけど、私は国内のコンビニではどちらも使えなかった。あまりしつこくやってロックでもされてはたまらないので、やむなくぶっつけ本番。国内でも、空港とか大使館、せめてビザセンターの支払いぐらいは使える環境を用意してもらえないものか。。

仕方がないので、到着した大連空港の地下鉄駅の券売機で試してみる。時間によるのだろうけど、私が到着した昼の時間帯はガラガラで、後ろに迷惑をかけていないか心配せずに試行錯誤できる。

最初に引っかかったのが、支払い時に6桁のPIN(暗証番号)が必要なこと。毎回必要になるとも限らず、少額だとPINなしでも通ったりする。ただ、そもそもPINを覚えていない上に店員を待たせている、と思うとなかなかスムーズに入力できなかったり。いずれにせよ、PINを忘れてしまうと完全に詰むので注意が必要。

現金決済は国内だけど、両替して所持してさえいれば誰でも使える。クレジットカードは国際ブランドであれば建前としてはグローバル、たまに国外使用に認証が必要なものがあるが、事前手続きでけりがつく。それに比べて新興(でもないが)の決済手段はわずかな例外を除けば基本ドメスティック、PayPayが中国で使える、といったことはない。なので、インバウンドに部分的にでも開放したAlipayやWeChat Payの方が歩み寄ってきているのか、進んでいるというべきか。。

日本の場合、クレジットカードのタッチ決済にインバウンド利用は基本的に統一されていくように見え、国内決済をインバウンドに利用してもらう方向は見えない。「おカネの障壁」体感旅行ということで。

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